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Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」連載中


「ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本」( 講談社)発売中!
「中国経済・隠された危機」( PHP研究所)発売中!
「高校生でもわかる日本経済のすごさ」 (彩図社)発売中!

「マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~」  絶賛発売中!



「三橋貴明の<ウラ読み>経済レポート  
ご登録者数が早くも(出版社様の)目標数値を突破! ありがとうございます。
なお、本メルマガではセミナー、勉強会のご案内など、メルマガならではの情報発信をしていきます!


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先週、生出演したSPA!生 第20回の動画がアーカイブに載りました。http://ch.nicovideo.jp/channel/ch380  

本日21:30-22:00の『渡部昇一の「大道無門」 』
http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=380  に出演します。


 12月1日に発売される予定の経済ニュースの裏を読め!(TAC出版)」 が、早くもamazonに載っていました。早っ!
 本書は、経済などに関する56の質問に対し、三橋貴明がグラフなどを用いて分かりやすく解説する形式になっています。そういう意味で、珍しく時事ネタ物ではなく、長期間に渡り楽しんで頂ける経済本になります。と言いますか、経済本で時事ネタでないのは、もしかしたら初めてかも知れません。
 これまでに出版した本の中で、時事ネタでなかったのは、「新世紀のビッグブラザーへ」「マスゴミ崩壊 ~さらばレガシーメディア~」だけです。と言いますか、この二冊ともに、最近はますます時事ネタ化してきていることを考えますと、「経済ニュースの裏を読め!」が実質的に唯一の非時事ネタ物となるかも知れません。
 本書では、経済のキーワードについて定義をしているケースが多いです。例えば、マスメディア及びそこに巣くう似非評論家たちは、
日本経済は破綻する!
 と喚きたてることが好きです。でも、よくよく考えてみると、「経済破綻」って何でしょう? 「数値ベース」で何がどうなれば、その国が経済破綻したと言えるのでしょうか。
 いくつか例を上げると、
政府が対外負債(外貨建て)の債務不履行に陥ったロシア
インフレ率が2億3000万パーセントに陥ったジンバブエ
民間金融機関が対外負債をデフォルトし、IMFの緊急融資を受けたアイスランド
 この辺りの国々は、確かに経済破綻したと言って良いと思います。しかし、三つのパターンだけを見ても、要因的にはバラバラですよね。
 例えばアイスランド一つを例にとっても、何とアイスランド政府は破綻前年である2007年に、政府の純資産がプラス化していました。すなわち、国家のバランスシートで言えば、政府の資産額が政府の負債額を上回ってたのです。

参考 【日本国家のバランスシート 2009年6月末日版】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_23.html#BS0906

 日本の場合は政府の負債が979兆円に対し、資産が474.9兆円です。純資産は「資産-負債」になりますので、▲504.1兆円になります。(=504.1兆円の純負債)
 別に日本に限らず、政府が債務超過(=純負債)に陥っている国は珍しくありません。と言いますか、純負債に陥っていない国を探す方が、大変なのです。
 アイスランドにしても、2006年までは、政府は純負債を続けてきました。それが07年にいきなり純資産化したわけで、その裏にある歪みが発生していたわけです。
 本ブログやら廣宮氏のブログでは散々言われていますが、「誰かの資産は誰かの負債」です。政府が純資産化(資産を増やし、負債を減らす)した以上、その裏で誰かが純負債を膨らませていなければいけないわけです。
 ご存知の通り、アイスランド国内で純負債を拡大していたのは、同国の金融機関でした。最終的に、アイスランドの三銀行は自行では手に負えない水準にまで負債金額を積み上げ、デフォルトしました。(同時に国有化されました)
 アイスランドのように金融システムが崩壊した場合であっても、当然ながら「経済破綻」なのです。先に、ロシア型(政府のデフォルト)、ジンバブエ型(ハイパーインフレーション)、アイスランド型(民間のデフォルト)の三つの「経済破綻」のパターンをご紹介いたしました。
日本経済は破綻する!
 というフレーズは、単にセンセーショナルなだけで、全く意味がないのです。何しろ、破綻の種類について、ちょっと考えただけでも、三つもパターンが思い浮かぶのです。もちろん、この三つ以外にも「破綻のパターン」は複数あると思います。
 12月1日発売の「経済ニュースの裏を読め!」では、様々な質問に対し、まずはそれが「数値的」に何を意味するかを定義し、解説するとういスタイルを貫いています。そういう意味で、理屈っぽい本ではあるのですが、わたくしの書くことは基本的には理屈っぽいですよね~。

Q「日本は貿易立国ですか?
A「貿易立国とは、数値的に何を意味しているのですか?

 本書発売に合わせ、出版社様が12月中旬にサイン会などのイベントを企画されています。そちらの方も、スケジュール、場所等について確定次第、お知らせいたしますので、お楽しみに!


 最近、コメント欄(主にAmeba側)で評価の高い「衆議院TV http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php  」ですが、これ、凄いですね。ある意味、マスメディア(特にNHK)の既得権益を露骨に奪いにいっています。マスメディア側が「情報を正しく提供する」という役割を放棄している以上、仕方がないのでしょうが。

 昨日の白眉は、やはり稲田朋美さんでしょう(情報提供:モジャ公様、多謝!) http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.php?deli_id=39986&media_type=wb
 いきなり「総理は、日本列島は日本人だけのものではない、と仰いましたが」から入るとはw

稲「外国人参政権についてお伺いいたします。総理は平成13年当時、民主党の代表であられたわけですが、民団(注:韓国民団)の新年会で、様々な歴史の重みの中で永住され、幸せを願っている皆様方に、地方参政権を差し上げるのは当然だと挨拶をされたようです。一体、いつから総理は地方参政権を、差し上げるのは当然だと思っておられるのでしょうか。 それは民団からの要請を受けられて、そう思われたのか。それとも自発的にそう思われているのか。ちなみに朝鮮総連は、参政権付与に反対しているようでありますが、一体誰のために地方参政権を差し上げようと思われたのか、総理の外国人参政権付与。これは友愛政治の帰結なのでしょうか。簡潔にお応え下さい」

鳩「宇宙ができて、137億年。そして地球ができて46億年たっているわけです。その中で、わたくしは地球はまさに生きとし生けるものを、人間のみならず、全ての生命体、ある意味では生命がないものに対しても存在しているものだ。そのように思っております。その中で、地球ができ、そしてその中で日本列島ができているわけです。言うまでもありません、主権は日本国民にあります。それを譲れなどと申し上げているつもりも、毛頭ありません。主権者としての国民の権利とは、しっかり守らなければなりません。しかし日本列島、あるいはどの国でもそうですけれども、その国にいる人のみならず、外からも来られる人もいる。外から外国人が来られて、生活をされている。その人たちの権利というものも、当然、守らなければならない。それは日本列島の中で、主権を持っている日本の国民としての、ある意味で義務であり権利であると、そのように思います。わたくしはそんな思いの下で、この外国人の地方参政権の問題も、前向きに考えていきたい。そのように考えてはおります。しかし、政権をとって、今、この辺を見回しても(オドオドと周囲を見回す)ですね、まだ、民主党の中にも、これは大変大きなテーマであることは間違いありません。それだけに多くの様々な意見があることも事実であります。今、わたくしとして、そのことを強引に押し通すと思っているわけではありません。国民の皆さんの意思というものも大事にしながら、また、政党間を越えて大いに議論をして、そしてその方向で(慌てて)その方向と言うか、皆さんがたの議論を煮詰めて、解決をされていくべきものだと、そのように考えております

稲「総理、あの~、わたくしの質問に簡潔に答えて頂きたいと思いますのは、沢山の質問を用意しておりますし、総理のお考えを聞きたいと思っております。さてわたくしは、外国人参政権を、たとえ地方参政権であったとしても与えるのは、憲法十五条の公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利であるという、この憲法十五条の規定に違反していると思っておりますが、先ほど、総理のですね、外国人の権利を守らなければいけない、その通りだと思います。だからといって、参政権を与えるかどうか、これは別問題でありまして、この憲法十五条との関係について、総理はどのようにお考えでしょうか」

鳩「お尋ねの、確かに、法改正が必要な部分も、あるいは、失礼、憲法。憲法十五条。(オドオドと頷く)憲法の、問題、憲法でしたよね。(稲田「はい」)憲法十五条というものに対して、わたくしは、従いまして、様々な難しい問題があるということは、認めておりますが、必ずしも憲法に抵触をしないでも、地方参政権を与えることは可能ではないかと、そのように思っておりますが、しかし、いずれにしても、難しいテーマで、根幹に関わる問題でありますだけに、大いに議論を、こういった議論をして頂きたい、そのように考えております」
(以下略。稲田さんのドイツ、フランスが外国人に地方参政権を与えるために、憲法改正をしたという話、虚偽献金、外国人の献金の話に続きます。)
  
 なぜ稲田さんの質問と鳩山の答弁を書き起こしたかといいますと、実は、↓この場で三橋が始めて街頭演説にチャレンジするからです(要は勉強しているわけです)。

11.14 日本解体阻止!!第2弾 守るぞ日本!国民大行動 http://www.ch-sakura.jp/topix/1290.html  』

 来週の土曜日、お時間がある方は、是非ご参加ください。

「宇宙発祥」から話を始める鳩山の頭の中が、改めて心配になった人は、

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