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 撃論ムック「迷走日本の行方」に、緊急特別座談会「STOP!日本解体計画 城内実/小林よしのり/三橋貴明/西村幸祐」が掲載されています。また、同じ撃論ムックに「『新世紀のビッグブラザーへ』の世界へ進む日本」を寄稿いたしました。
 http://www.amazon.co.jp/dp/4775514334/

 本日の「Daily故人献金ニュース!」
  
首相の元公設第1秘書、東京地検が任意聴取 経理を担当 2009年10月17日 朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/1016/TKY200910160497.html
 鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」をめぐる偽装献金問題で、東京地検特捜部が16日までに、同懇話会で経理を担当していた元公設第1秘書から任意で事情聴取していたことがわかった。元秘書は政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で都内の団体から告発を受けている一人。すでに特捜部は、同懇話会や鳩山家の資産管理会社から関係書類の提出も受けており、偽装献金の実態解明を進めている。 (中略)また、04~08年分では、5万円以下の「匿名献金」が計約1億7千万円で個人献金の6割を占める。特捜部は、匿名献金のなかにも偽装がないか調べるとみられる。 』

 本件は他に読売やNHKも報道していますが、なぜか朝日新聞が最も切り込みが深いので、採用いたしました。何でしょうね、朝日新聞。保守革新抜きに、「反体制」というコンセプトが最も濃いのが、実は朝日新聞だったりするのでしょうか。
 検察が、お得意の「折込」目的のリークを始めましたので、近々、大きな動きがありそうですね。
 
 さて、タイトルの一周年が何かと言えば、「新世紀のビッグブラザーへ blog」の連続更新でございます。最後に「更新しなかった」のが、2008年10月16日なので、昨日でついに一年間毎日更新を達成したことになります。
 この「毎日ブログ更新」ですが、もちろん意識してやっています。と言うよりも、昨日のアレではないですが、打算的にやっているわけでございます。(基本的に、わたくしは打算的な人間でございます、はい。)
 実は、08年11月に「三橋貴明診断士事務所」として独立した際に、二つ、大きく目標を立てました。

1.2009年に「一年間で最もビジネス書を出版した作家」になる。但し、内容は切り口やテーマを変更し、毎回、読者に新鮮さを与えるように努力する。(同じような本を出版し続けるH氏やS氏のようにはならない。)
2.ブログを毎日更新する。

 この二つ。本気でやろうとすると、基本的に休めませんし、情報アンテナは張り続け、かつ読者からのフィードバックを受け続けなければなりません個人レベルの「一つの脳」だけでやろうとしても、絶対に不可能です。
 日々、様々な方々から、様々な刺激を受け続けなければなりませんので、結構疲れます。しかし、外部からのインプットがなければ、まともなアウトプットはできません。ブログのコメントを「削除しない、ガイドラインも作らない」のは、これも理由の一つなのです。
 ブログを毎日更新するだけでも、ネタ探し(基本的に、一番これが大変)や情報分析を続けなければならず、はっきり言って何度も止めたくなりました。とは言え、コメント欄に様々な情報を書き込み、刺激を与えてくれる皆様のおかげで、何とか一年目の連続更新は達成できました。
 予め明確に「一日も休まず、更新する」という目標を設定しなければ、ここまで必死に情報収集や分析に精を出すことはなかったでしょう。(故に、打算的というわけでございます。)
 
 さて、昨日、ネットワーク機器最大手のシスコシステムズにさえ、「アンチ・シスコ」が存在すると書きました。しかも、わざわざその「アンチ・シスコ」を自社の標的市場に定め、成功している企業も存在するわけです。
 また、こちらは名前を出すとまずいのですが、某超大手IT企業のソフトウェアの競合の中には、某超大手IT企業のソフトを使っていないところ「だけ」を標的市場に定め、成功しているところがあります。すなわち、類似製品を販売していながら、決して某超大手IT企業とは競争しようとしないのです。何しろ、競合として某超大手IT企業が登場したときは、さっさと撤退してしまうそうですから、徹底しています。
 この種の自社の標的市場を明確に定め、徹底的なマーケティングを行うところは、実に感心させられます。ちなみに、昨日から話題に上がっている会社は、全てアメリカのIT企業です。
 
 人間にせよ、企業にせよ、何かをはじめ、名前が知られてくれば、必然的にアンチは発生するわけです。ちょうどいい事例に、「マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~ 」のamazon書評があります。 http://www.amazon.co.jp/dp/4594060439/
 どうです! このカスタマーレビューの星数の極端な偏りは!
 ☆☆☆☆☆:12、 ☆☆☆☆:5、☆☆☆:0、☆☆:0、☆:3。
 素晴らしい! これこそ三橋貴明が理想としているカスタマーレビューです。逆に☆☆☆前後に星数が集中していたりしたら、やる気が薄れてしまうでしょう。
 レビューを丹念に見ると分かりますが、☆☆☆☆以上の方々は、批判をするにしても、きちんと本書の内容から引用し、自分なりの解釈や意見を述べています。要するに、理路整然としているわけです。
 それに対し、☆の批判の内容の無いことといったら、もう少し頑張れよと、元気づけてやりたくなるほどです。ほとんどの人たちは、まともに「マスゴミ崩壊」を読んでおらず、単なる「三橋貴明のアンチ」か、もしくは「マスゴミ崩壊」という文字に条件反射し、書評を書き込んだことが一発で分かります。
 シスコでさえ市場の三割程度がアンチなのですから、何かをやろうとすれば「アンチ」が産まれるのは仕方がない話です。アンチはとは要するに「こいつが嫌い」ということですから、彼らは「こいつが嫌いな理由」を探し出すことに、血道
を上げるわけです。シスコのアンチには、シスコの機能的な優位性やら、価格競争力やらを示しても、全く意味がありません。誰もがまずは結論を決めて、それを理由づけるロジックを必死に探しているわけです。
 アメリカ人の、この種の現実をきちんと直視し、それすらも「市場」として捉え、マーケティングに利用しようとする姿勢は、見習う必要があると思っています。(要は、現実主義であり、実践主義なわけです。)
 
 ビジネスをやろうとすれば、その瞬間に「アンチ」が産まれる。すなわち「嫌われる」ことを覚悟しなければなりません。
 ましてや政治家であれば、当然でしょう。何かを成し遂げようとする限り、誰かの利害関係を侵食し、嫌われ、批判されるのは覚悟しなければなりません。
 それが嫌ならば、毛沢東やスターリンやヒットラーになるしかないのです。

 というわけで、明日は「誰かに嫌われること」「誰かに批判されること」を極端に恐れている、あるいは恐れている風に見える現職の総理大臣鳩山由紀夫について考察してみたいと思います。

今回のテーマについて「う~む・・・」と、色々と考えさせられた方は、
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