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マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~  発売開始!


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 一昨日、チャンネル桜の桜プロジェクトに出演しました。
三橋貴明】マスゴミ崩壊-捏造報道の原因はマスメディアの産業構造[桜H21/9/24]
http://www.youtube.com/watch?v=nVY7PfAkTik&feature=youtube_gdata  
ニコ動版 【チャンネル桜 三橋貴明 捏造報道の原因はマスメディアの産業構造
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8331191

 代表戸締役様、テレビ初出演、おめでとうございます! 10月2日 SOTVで視聴させて頂きます!

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 昨晩「ああ言えば、こうゆう」にお越し頂いた皆さま、ありがとうございました。(珍しく普通の挨拶)

 昨日は色々とありました・・・・(足も痺れました)。
 思えば、郵政選挙(05年9月)から半年ほど経った頃、日本のマスメディアの異常さに次第に気がつき始め、Yahoo!掲示板、2chと情報を求めてさ迷い歩き(歩いてないけど)、「最も典型的なケーススタディ」としてマスメディアの韓国経済礼賛(当時)に目をつけ、彩図社から「本当はヤバイ!韓国経済」を出版しました。
 その後、2作目としてPHP研究所から「トンデモ韓国経済入門」(07年10月)を出版する機会を頂きました。
 「本当はヤバイ!韓国経済」執筆中から、散々書いていたように、日本の問題(「全て」の問題)は「日本人の情報リテラシーが低い」ということに行き着きます。これは別に日本人自身の問題ではなく、情報を提供することをビジネスにしている人々(要はマスメディアや自称「知識人」の皆さま)の「極端な」レベルの低さに原因があります。
 処女作では、さすがにメディア批判はあまり盛り込めなかったのですが、二作目の方では「はじめに」に、そのものずばり書くことができました。とは言え、まだまだ手探り状態だったので、微妙に遠慮しているのが分かりますね↓。

「(前略)さて、中でも新聞、テレビなどの大手メディアが販売している商品、すなわち「報道」については、情報の非対称性が最も大きい分野であったと言える。一般消費者は、新聞やテレビで流される報道について、基本的に疑う事なく代金を支払い、疑問を感じたところで、情報の信憑性を確認することは困難だった。
 例えば、北朝鮮は、かつて日本の大手メディアに「地上の天国」と礼賛されていたが、それを疑ったところで、一般人が真実を確かめに北朝鮮に渡ることなど不可能だった。さらに、日本の大手新聞社が、中国の文化大革命を絶賛していた時期、実際には数千万の中国の民衆が虐待され、殺害されていたことなど、一般の日本人は知る由も無かったのである。
 大手メディアは報道を独占的に扱い、一般消費者を囲い込むことで多大な収益を上げてきた。報道が虚偽であったとしても、メディアが代金を返金したことは無いし、そもそも一般消費者が囲いの外にある真実を知る術は限られていた。インターネットが普及するまでは。(「トンデモ韓国経済入門」PHP研究所 ~はじめに~より)」

 もちろん、以前から大勢の人々がメディア問題を取り上げ、出版などのチャネルで批判を続けてきました。しかし、何しろ相手のチャネル(新聞、電波)のでかさが半端ないので、影響が爆発的に広まる状況ではありませんでした。
 ところがインターネットが普及し、チャネルの太さだけで言えば充分にマス媒体と競合できる環境が産まれました。また、世界同時不況による企業広告費の激減、そして総選挙に伴う(その前からだけど)偏向報道、政権交代後の極端な鳩山礼賛報道など、「正しい情報を求めるニーズ」が爆発的に広まる環境が整ってきました。

広告収入の減少止まらず、テレビ局は負の連鎖状態…民放キー局幹部「まるで垂直落下」「全く先が見えない」 新聞や電通も苦境(週刊東洋経済2009年9月26日号)
 底なしの広告不況に光明なきマスメディア企業業績の悪化などで止まらない広告収入の減少。マスメディアに苦境脱却の光は見えない。
「まるでフリーフォール(垂直落下)。広告収入の落ち込みがいつ止まるのか、まったく先が見えない(民放キー局幹部) 」
 マスメディアや広告業界は、過去にない深刻な業績不振に陥っている。2008年度は朝日新聞社や毎日新聞社、テレビ朝日、テレビ東京、電通、博報堂DYホールディングスなど各業界の大手が最終赤字に転落した。
-求められる費用対効果 新収益源もまだ力不足 -
 直接的な引き金を引いたのは、米国のサブプライム問題を端に発した不況。もともと広告費は景気との連動性が高い。企業業績の悪化で、自動車、電機など大手広告主が経費節減のため広告予算を大きく絞った。
 加えて、広告主の意識の変化もある。特に重視されるようになっているのが「費用対効果」だ。テレビや新聞のようなマス広告は、商品の購入にどれだけ結び付いたのかはっきりしない。その点、インターネット広告は掲載した広告のクリック数や、購買への効果などのデータが把握できる。さらに費用もマス広告より安価なため、不況下でも成長は続いているのだ。 (後略)』

 今回の東洋経済は「特集」ではなく、メディア問題に2ページが割かれているだけですが、まるで「マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~」のエッセンスを詰め込んだ感じになっている良記事です。(新聞の購読者激減、インターネット広告の興隆などもきちんと入っています。)
 先ほど「正しい情報を求めるニーズ」と書きました。まさに現代の日本には、膨大な「正しい情報を求めるニーズ」が存在していることを確信しています。何しろ、わたくし自身が06年春頃から「メディア報道」と「事実」とのあまりの乖離に混乱し、インターネットでソースを追い求めた経験があるからです。
 混乱と言うよりも「不安」と書いた方がいいかも知れません。人間はイデオロギーのためには動きにくいですが(特に、日本人は)、不安解消のためには動きます。

 昨日、撃論ムックの座談会で小林よしのり氏、城内みのる氏、西村幸祐氏とお話いたしました。(ちなみに、よしりんはネットに対する考え方が、若干変わったようです。詳しくは撃論ムックにて) その後、西村幸祐氏の「ああ言えば、こうゆう」に出演しました(冒頭の「足も痺れました」は、これ)。
 色々な活動を経て、「ニーズ(需要)」と「コンテンツ(供給)」が存在していることに、日々、確信を強めています。
 すなわちあと一つ、「マーケティング」が必要なだけなのです。そろそろ始めます。

 オマケ:昨日、秋葉原のヨドバシカメラ(の本屋)を覗いたら、「三橋貴明&廣宮孝信コーナー」ができていました V(^ ▽^)V

 オマケ2:明日(30日)、SPA!生に生出演します。(http://ch.nicovideo.jp/channel/ch380


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