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Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」連載中

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上記連載Klugに関連した
「対談セミナー第二弾!経済評論家「三橋貴明」×FXCMジャパン・チーフエコノミスト「村田雅志」 日本人はどこまでだまされるのか」 
 三橋貴明の始めての「対談形式」の講演会になります。単独の講演はすでに結構数を重ねているのですが、対談形式は初めてです。


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 おお!昨日は土曜日にも関わらず、AmebaのPC UU数が16,000超えです。総選挙を経て、4000以上もUU数が底上げされた感じでございます。
 ご存知、わたくしのブログの訪問者数が最も増える時間帯は、ずばり昼の12:00-13:00です(まさに圧倒的にUU数が増えます。)。会社員の方々が、お昼休みに見ていらっしゃるわけですね (^ ^; そして、昼休みのない土日は、UU数が減ってしまうわけです。

 さて、IMFと言えば「緊縮財政!」「財政再建路線!」の本家本元のような存在です。そのため、下記の記事を読んだときは、吃驚してしまったのですが、発言者を見て納得。ストロスカーン専務理事だったのね。(この人は結構、まともだと思います)

IMF専務理事:「現実的な危険」-景気対策の性急な打ち切りに警告
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=at.5FiC1mDX4
 国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は、政策当局者による景気対策打ち切りが早過ぎ、景気回復を危うくする「現実的な危険」があるとの認識を示した。見解はベルリンでの4日の講演内容に盛り込まれていた。
 ストロスカーン理事はこの中で、「回復の脆弱(ぜいじゃく)さを考えると失速のリスクがある」とし、「緩和的な金融・財政政策からの早過ぎる撤収が主たる懸念だ」と論じている。 (後略)』

 アメリカのことか~っっっ!!!(・・・いや、もしかして日本のことか?)
 まさしくストロスカーン専務理事の言葉どおり、金融緩和&財政政策からの早すぎる撤収こそが、世界が抱える現実的な危機です。もっとも、先日のG20で、景気回復が確実視されるまで景気刺激策や量的緩和を継続することで合意しましたので、世界の首脳が、誰も彼もが、
「出口戦略、出口戦略」
 と、言っているわけではないのですが。
 ちなみに、個人的に一番心配しているのは、もちろんアメリカです。

【撃論ムック 民主党の正体――矛盾と欺瞞と疑惑に満ちた、日本人への恐怖の罠】
http://www.amazon.co.jp/dp/4775514229/
 
 撃論ムック最新刊に、わたくしも参加させて頂いた緊急座談会「民主党に未来はあるのか?! 戦後日本の欺瞞の落とし子、民主党 あらゆる角度から語りつくそう」が掲載されています。わたくし以外の参加者は、藤井厳喜氏、遠藤浩一氏、そして西村幸祐氏です。
 座談会の最後(から二番目)に、遠藤氏が語った言葉が大変印象深かったので、ご紹介いたします。

「旧来の自民党支持団体の人が『自民党支持だけど、今回は自民党にお灸をすえるために民主党に入れる』などと言っていました。でも、お灸をすえられるのは結局有権者自身なのですよ」

 また、同ムックでは、三橋はP148にも「マスコミこそ、民主党の最大の支持母体だ」という、そのまんまの記事を寄稿しております。
 
 さて、三橋はご承知の通り、現在、若者向け経済本の執筆に勤しんでいます。
 本書を執筆することで、バブル崩壊以降の日本経済について、改めて振り返ることができました。その結果、つくづく思い知ったのは、「情報」の重要性です。
 例えば、小泉政権は2001年に「国債30兆円枠」を謳い、翌年の経済成長率をマイナスに叩き落としました。しかし、小泉政権のやったことは、1997年に橋本政権が実施したことそのままなのです。なぜ、当時(小泉政権初期)の「知識人」の皆さんは、過去の事例から「国債30兆円枠」の愚を説かなかったのでしょうか。(もしかして、説いていたけど、わたくしが知らないだけ?)
 あるいは、プライマリーバランス黒字化を打ち出した竹中氏は、
「国債を発行しすぎると、長期金利が上昇し、民間の経済活動に支障が出る。だから、国債発行はダメ!(いわゆるクラウディング・アウト)」
 と説いていましたが、現実の日本は国債発行残高が積み上がっていく割に、長期金利はピクリともしなかったわけです。現実の数字を見れば、クラウディング・アウトが成立していないのは明らかだったのに、誰もそれを指摘せずに、ウンウン頷いていただけなのでしょうか。
 さらに言えば、
「日本は公的債務がGDPの二倍近くにまで達している。こんな国は前代未聞だ!絶対破綻する!」
 などと言っている人が未だにいますが、1980年代のイタリアなど、GDPの五倍も政府の借金を増やしておきながら、破綻もせずにピンピンしているわけです。現実にGDPの数倍に公的債務を増やしながら、破綻していない事例があるにも関わらず、これまで(廣宮氏出現まで)誰もその事実を指摘しなかったわけです。
 なぜなのでしょうか。心底から謎です。
 増田悦佐氏ではないですが、日本の「知識人階級」の皆様の知的水準を疑いたくなってしまうわけです。

 とりあえず、今月中旬から執筆を開始する予定の次々作で、「日本財政破綻論」については、最終的に決着をつけたいと思っています。(しかし、否定しても否定しても、次から次へと「日本破綻原理主義者」は現れるんですよね。。。実際、困ったものです。)

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