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Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」連載中

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「中国経済・隠された危機」( PHP研究所)間もなく発売!
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上記連載Klugに関連した
「対談セミナー第二弾!経済評論家「三橋貴明」×FXCMジャパン・チーフエコノミスト「村田雅志」 日本人はどこまでだまされるのか」 
 三橋貴明の始めての「対談形式」の講演会になります。単独の講演はすでに結構数を重ねているのですが、対談形式は初めてです。


マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~  予約開始!


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 昨日、Anmeba版の方のブログランキング(政治部門)が、150,000ポイントを突破したようですね(多分、初)。ありがとうございます!
 しかし、一年前ならこのポイントで充分に政治部門の一位を取れたのですが・・・。まあ、各ブログが切磋琢磨してポイントが全体的に底上げされるのは、いいことだと思います。(今後ともAmeba版、Yahoo!版共に、何卒、クリックの方をよろしくお願い致します。 m(_ _)m )
 ちなみに、9月に入って以降もAmebaのPCのUU(ユニークユーザ数)は、20,000人超を保っています。わたくしの場合は、ここにYahoo!版のUU(大体10,000人)とAmebaの携帯ユーザが加わるわけです
 ちなみに、AmebaのPV(ページビュー)の方は、あまりいい話を聞きませんので、全く見ていません。わたしがメトリクスにしているのは、あくまでUU数のみです。

メディアのダブルスタンダード 経済編(08年12月22日 改訂)
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_12.html#DSE0808

 かの↑メディアのダブルスタンダード(経済編)を、動画に仕立て上げ、Youtubeとニコ動にUPして下さった方がいらっしゃいますので、ご紹介。う~む・・・ラヴェルの似合っていること、似合ってこること。

とにかく日本はおしまいです。 by マスゴミ (Japan is over is over is over !!)
YouTube版
http://www.youtube.com/watch?v=KXk65_ScsMY
ニコニコ動画版
http://www.nicovideo.jp/watch/nm8117786

 さて、本日は昨年12月の「ドル・キャリーの時代
 http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/21758811.html  」の続きでございます。
 三橋は現在、新規開拓第二弾(注:第一弾は「高校生でも~」)として、大学生から20代の若者をターゲットとした経済本を書き進めています。出版社様は↓こんな感じの本をイメージされているようです。

http://www.amazon.co.jp/dp/4797670010/

 本書では、総計60を超えるQ(質問)に対し、三橋が解答していくという形式をとっているのですが、何しろわたくしの本なので、グラフが死ぬほど多いです。その中で、個人的に一番ドキリとしたグラフが、以下になります。

日米金利差とドル円為替レート
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_23.html#Kinrisa

日米金利差⇒日本の政策金利(厳密には無担保コール翌日物レート)と、アメリカの政策金利の差
ドル円為替レート

 この二つを一つのグラフにまとめたわけです。
 う~む。。。。凄い。。。。 2003年までは、日米金利差が開くと、一年ほど遅れて「円安」に、逆に日米金利差が縮まると、一年ほど送れて「円高」になっているのですが、04年以降は「日米金利差」と「ドル円為替レート」が、ほぼ同じ動きをしています。(波長が合った原因は、日銀の為替介入ですかね・・・やっぱり・・・。)
 要するに、日本とアメリカの政策金利の差が開くと、日本円からドルへの両替が増え、円安に。日本とアメリカの金利差が接近すると、逆にドルから日本円への両替が増え、円高になっているわけです。(まあ、キャリー取引なわけですが)
 すなわち、今後FRBが利上げに転じない限り、ドル円が円安に(長期的に)振れる可能性は極めて低いということになります。また、FRBが利上げをはじめ、日米金利差が開き始めても、03年までのように円安に振れる時期が遅れるかもしれません。
 現在のところ、FRBが利上げに転じる兆候は全くありません。
 何しろ、失業率が↓この状況ですから、今後しばらくFRBはゼロ金利(0-0.25%)を継続せざるを得ないでしょう。

8月の米失業率9.7%に悪化 26年ぶり高水準、予測上回る
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090905AT2M0403C04092009.html
 米労働省が4日発表した8月の雇用統計(季節調整済み)によると、失業率(軍人を除く)は9.7%となり、前月より0.3ポイント上昇した。市場予測平均(9.5%)を超え、1983年6月以来、最悪の水準となった。非農業部門の雇用者数は前月から21万6000人減り、7月(27万6000人減、改定値)から減少幅が縮小した。失業者増加の勢いは弱まってきたものの雇用情勢の厳しさが改めて確認された。(後略)』

 また、銀行間金利(いわゆるLIBOR)に至っては、日米金利差が十六年ぶりに逆転するような状況に至っています。

銀行間金利、日米16年ぶり逆転 円高要因の見方も
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090825AT2C2401F24082009.html
 日米の銀行間金利が24日、約16年ぶりに逆転した。国際的な指標であるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の3カ月物は円の金利がドルより約0.002%高くなった。米大手銀の業績改善で、米国の金融不安が後退してドル金利が急速に低下したためだ。円の投資妙味が相対的に向上して、外国為替市場では円高・ドル安の要因になるとの見方も出ている。(後略)』

 すなわち、少なくとも銀行間ではドルで借りるよりも、円で借りた方が「金利が高い」とう、一年前には想像もしていなかった環境になっているのです。
 まさしく「ドル・キャリーの時代」到来というわけです。

 日本政府の方は色々とアレなので、現時点でコメントは差し控えさせて頂きますが、少なくとも企業の方は、今後しばらく円高傾向が続くという前提で、戦略を構築する必要があると考えます。 

日米金利差とドル円為替レートの波長のあまりの重なり具合に驚いた方は、
↓このリンクをクリックを。

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