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Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」連載中

Voice+で中国経済に関して連載中
「完全にヤバイ!韓国経済」発売中!
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「ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本」( 講談社)発売中!
「中国経済・隠された危機」( PHP研究所)間もなく発売!

三橋貴明脚本「景気回復断固阻止!民主党」の↓動画はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=cduQh6vpF0U&hd=1
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7909565

「高校生でもわかる日本経済のすごさ」 (彩図社)
先行販売店一覧は↓こちらのエントリーの下のほうになります。
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/30415065.html
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10326010308.html

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 ご登録者数が早くも(出版社様の)目標数値を突破! ありがとうございます。

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上記連載Klugに関連した
「対談セミナー第二弾!経済評論家「三橋貴明」×FXCMジャパン・チーフエコノミスト「村田雅志」 日本人はどこまでだまされるのか」 
 三橋貴明の始めての「対談形式」の講演会になります。単独の講演はすでに結構数を重ねているのですが、対談形式は初めてです。

8月26日(水)「SPA!生」生放送 再出演! 

 19:30~20:30 無料放送
 21:30~22:30 有料放送(<前回はこちらだけ)
 ツボにはまるコメントお待ちしています!

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 上の告知コーナーにありますが、SPA!生再出演の日時が明日に迫ってきております。今度は前半部が「無料放送」だそうなので、沢山のアクセス、コメントをお待ちしております。

 さて、相も変わらず「飛ばし」「切り貼り」報道が乱れ飛んでいますが(と言うか、公職選挙法違反にならないのだろうか?)、
「麻生総理は人気がなく、自民党候補者から選挙応援に呼ばれない!m9(^Д^)プギャー」
 なんて報道が繰り返された挙句、練馬(これは自身で撮影)、川口、大阪の総理の演説動画を視聴し、さらに以下のの写真を見た結果、もはやマスメディアの選挙関連情報は「一切」信じないことに致しました。

街頭演説に集まった聴衆=選挙サンデー
http://www.jiji.com/jc/p_archives?rel=j7&id=20090823195709-8377395
選挙サンデーとなった23日、衆院選での支持を訴える党首らの街頭演説を聞こうと、多くの聴衆が詰め掛けた(千葉県柏市のJR柏駅前)』

 グレイのコンサートかっ!(と、マジで一瞬、思った)
 23日に柏で演説した「党首」は麻生太郎首相(17:30~)とミズポ(14:35~)の二名だけです。

《党首を見に行こう》23日の遊説予定
http://www.asahi.com/politics/update/0822/TKY200908220161.html

 ミズポの演説でコレだけ人が集まるならば、社民党は50人くらい当選するでしょうな、ハッハッハw
 と言うか、鳩山とかち合わない日程組んでいて良かったですね、自民党は。鳩山と同日に麻生首相が同じ場所で演説した場合、絶対に大聴衆の写真を悪用されることになったでしょう。
 
 本日のエントリーのタイトルは「続 バランスシート不況の世界」となっていますが、実際には一昨日の「バランスシート不況の世界」⇒昨日の「【集合知プロジェクト】日本が大好き!(Vol.9)」⇒本日の「続 バランスシート不況の世界」と三日連続のシリーズになっています。

【自民党と民主党の経済政策の違いを説明してみる】
http://www.youtube.com/watch?v=unabxUGIR64

(ニコ動版⇒)http://www.nicovideo.jp/watch/sm8018620

 廣宮さんとかわたくしの本をベースに、民主党の「フロー(GDP)⇒フロー(GDP)」問題を分かりやすい動画で説明されている方がいます。このような互いに何ら組織的な関係がない人たちの間で「知」が共有されていくのは、大変素敵なことですね。
 この動画のように、GDPとは「政府」「家計」「企業」それぞれの「支出」の集合として捉えると、分かりやすいです。すなわち、誰も支出をしない状況になると、GDPはゼロになるのです。(現実にはあり得ませんが)
 支出面で捉えるとGDPが分かりやすくなるからこそ、最近の内閣府は国内総「生産」であるにも関わらず、「支出側」のGDPを中心に公表するようになったのではないかと思います。
 ところで、動画の「タンク」で表されているのが、ストック(国家のバランスシート)になります。GDP同様、ストックについても、「政府」「家計」「企業」の三つ(のタンク)が実際に存在しています。(日銀は「企業」を更に三分割し、「金融機関」「非金融法人企業」「民間非営利団体」に分けて統計を取っていますが。)

【日本国家のバランスシート 2009年3月末日版】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_22.html#BS2009Q1

 ちなみに、勘違いしている人(特に似非経済評論家ども)が多いですが、三つのタンクの全体量は増えることはあっても、基本的には「減りません」。
 たとえば、家計が貯蓄を取り崩して消費に使った場合、確かに家計のタンクの水の量は減りますが、その分、企業のタンクの水が増えるだけです。家計の消費分は「企業の所得」となり、支払われたお金はバランスシート上で「家計の資産」から「非金融法人企業の資産」に移ることになります。
 こんな当たり前のことすら理解していない「似非経済評論家」が、
「国民が貯蓄を取り崩すと、金融資産が減って、日本国債の消化が困難になる!」
 などと、意味不明な事を言っているわけです。別に家計が貯蓄を取り崩したところで、日本国家全体のストック(タンク=資産)は変動しません。家計の口座から、企業の口座にお金が移るだけです。そして、企業の口座から従業員の給与が支払われ、貯蓄性向分が再び家計の資産に戻ってくることになります。

 さて、何度か書きましたが、資本主義経済における主役は「企業」の支出です。すなわち「民間の投資」です。

【日本の名目GDP百分比 2008年版】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_17.html#JPGDP2008  

 確かに日本のGDPに占める民間最終消費支出(個人消費)は大きいですが、基本的に(特に日本人は)家計はあまりリスクを取りません。リスクを取るというのは、要は「ストック」から借り入れをするということですが、日本人がアメリカ人のように家計がリスク取りまくり(要は借金しまくり)で消費をするようになるには、数百年くらいの年月が必要でしょう。しかもアメリカ人にしても、「不動産バブルで住宅価格が値上がりしている」という前提があったからこそ、リスクをとって(=借金して)消費をしていたわけです。
 家計がリスクを(相対的に)取り難い存在である以上(日本にしても、アメリカにしても、結局のところ同様です)、民間の企業がリスクを取り、投資を拡大することで経済を成長させることこそが最も「正しい姿」なのです。(注:資本主義の場合)
 ところが! バランスシート不況下の世界では、昨日、一昨日と散々説明してきた通り、企業がリスクを取らなくなります。(証拠は下記)

【日本政府と日本の民間企業の負債残高推移(単位:兆円)】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_22.html#Dept

 この状況では、企業や家計に代わってリスクをとることが可能な政府が借り入れと支出を拡大するしかないわけです。それを怠ると、橋本政権や小泉政権(初期)のような状況に陥ってしまいます。(GDP成長率が露骨に急降下する)
 動画で言えば、誰も蛇口から水を流さなくなる状況ですね。
 それを「あえて、やる!」と断言しているのが、民主党と鳩山なのです。

やはり、どう考えても鳩山に日本経済は任せられんわ・・・・と思った方は、
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