新世紀のビッグブラザーへ blog
三橋貴明診断士事務所  を開設しました。お仕事のご依頼はこちらから 
Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」連載中

Voice+で中国経済に関して連載中
「完全にヤバイ!韓国経済」発売中!
「新世紀のビッグブラザーへ」発売中!



【「ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本」をお買い上げ頂いた皆様へのお願い】 「ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本」のご感想は、以下のamazonのカスタマーレビューにお書き頂きたくお願い申し上げます。http://www.amazon.co.jp/dp/4062156156/
 ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。(三橋)

総選挙関連の書き込みは【集合知プロジェクト】日本が大好き!Vol.8 の方にお願いいたします。
Yahoo!版 http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/30217797.html
Ameba版 http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10316522808.html

----------------

【重要】筆者も制作に協力した「民主離れ促進プロジェクト」の動画が完成いたしました(先日、皆様からキャッチを募集させて頂いたものです)。
御視聴、コメント支援、マイリス支援のほど何卒よろしくお願いいたします。
http://www.youtube.com/watch?v=cduQh6vpF0U&hd=1
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7909565

 おかげさまで上記動画「景気回復断固阻止!民主党」再生回数25,000を達成致しました。
 また、上記動画への誘導用QRコードが完成致しました( http://ui10.jp  )ので、チラシ職人の皆様におかれましては、是非ともご活用頂きたくお願い致します。掲載中のチラシに追加して再送して頂いても構いませんので、何卒よろしくお願い致します。

----------------

 誰かお盆休みにエンドレスエイトを「まとめ見」している人はいませんか!(挨拶)

 お台場にガンダム見に行ってきました。ヤバ・・・震えが来るほど格好いい。
 十年後には、是非歩いて欲しいと思います。あと、赤ザクも作って欲しいです。


 お盆休みに入り、当ブログのご訪問者の方々が一割程度減っています。来週月曜日には戻るのでしょうが、何しろ当ブログのご訪問者を時間帯別に見ると、昼の12:00-13:00が圧倒的に多いのです(他の時間帯とは、桁が違います。)。会社員の方々が、お昼休みに見ているわけですね (^ ^ ;;

中国株(午前):上海総合指数、下落-週間では2月以来の大幅安
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aMBPv91VEGP0
 14日午前の中国株式市場で、上海総合指数は下落。このままいけば週間では2月以来で最大の下げとなりそうだ。企業収益の回復見通しと比べて今年の株価上昇は行き過ぎだとの懸念が影響した。 (中略)
 上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数は現地時間午前11時半(日本時間午後零時半)現在、前日比74.47ポイント(2.4%)安の3066.09。今週は6%安と、週間ベースでは2月27日最終週以来で最悪のパフォーマンスとなっている。上海、深セン両証取のA株に連動しているCSI300指数は同2.2%安の3365.64。 (後略) 』

日米英中 株式指数推移(五日間) その2
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_22.html#Stock2

 一つだけ確かなのは、中国人民銀行が(と言うか中国共産党が)金融引締めに転じたとして、わざわざ、
「金融引締めに転じましたよ~んっ!」
 とアナウンスすることはあり得ないということです。(冗談抜きで株価大暴落を引き起こします。)
 アメリカ政府がネガティブな要因を少しずつ報道機関にリークし、金融市場に織り込ませるのと同様に、人民銀行も銀行の総量規制を始めつつ、
「金融緩和の政策は、全く揺らいでいない」
 とか何とか発言を続けるでしょう。

 いまさらですが、今回の中国の株価上昇と不動産価格上昇は、必ずしもファンダメンタルに基づいているものではありません。端的にいえば、景気回復が緩やかな中、政府命令で銀行が融資拡大に走った結果、投機系商品が値上がりしているだけなのです。
 中国の現在の経済成長の八割は「官需」(※世界銀行推定)によるもので、政府支出が伸び悩めば、それで終わりです。この辺の話は↓ここに詳しく書きましたので、ご興味がおありの方はご覧下さい。
http://voiceplus-php.jp/web_serialization/china_economy/index.html

中国経済、回復緩やか 7月統計、消費など力強さ欠く
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090812AT2M1102J11082009.html
 中国国家統計局が11日発表した7月の経済統計から、中国経済の回復が緩やかなペースにとどまっている実態が浮き彫りになった。大規模な公共投資で外需の大幅な落ち込みを穴埋めし、景気に回復傾向が出ているが、個人消費など民間需要に火は付いていない。中国経済が官需頼みを脱して自律的な回復軌道に乗れるかはなお不透明だ。
 11日に一括発表となった経済指標はいずれも市場の事前予想を下回った。注目を集めたのは都市部の固定資産投資(設備投資と建設投資の合計)の鈍化だ。1~7月の伸び率は前年同期比32.9%増。1~6月の33.6%に届かなかった。統計局は単月の伸び率を公表していないが、7月単月では26%程度まで低下したとみられる。』

 紙面版の日経新聞には、続きがあります。(この種の記事を北京から送ってくる日経記者、高橋哲史氏は比較的まともだと思います。)
 以下、抜粋です。

公共事業の伸びに鈍化の兆し:中国政府は09年前半に公共事業を集中的に実施したため、年後半に事業実施ペースが鈍るのは分かっていた。7月の固定資産投資の数字は、その兆しが表れつつあることを示している。

個人消費は伸び悩み:7月の社会消費品小売総額(小売売上高)は前月比15.2%増と、20%を軽々と上回っていた08年の勢いはない。

外需は落ち込みが続く:7月の輸出額は前年同月比▲23.0%と、6月の同▲21.4%から減少ペースは小幅に悪化。

デフレ懸念くすぶる:7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.8%下落し、6ヶ月連続のマイナス。
「生産能力の過剰で経済全体の供給が需要を上回っており、物価の下落に繋がっている。(国家信息センター)

 中国の病が重いと感じるのは、今回の銀行融資拡大の一部が設備投資に流れ、供給過剰を益々悪化させてしまったという点です。
 要するに、民間の需要が縮小中に、幾ら金を銀行経由で流し込んでも、
(1) 株式や不動産などの投機系商品に投じられ、バブルを醸成する
(2) 不要な設備投資に投じられ、国内の供給過剰を益々悪化させる
 このどちらかにしかならないということですね。
 もちろん、中国政府は政府支出で需要を作り出そうとしており(要は公共事業)、それはある程度は成功しています。と言うか、政府支出による需要があるからこそ、中国経済は何とかこの程度の状況で済んでいるわけです。(もしも政府支出がなければ、経済成長率は1%を割り、0%に限りなく近づくでしょう。)
 中国の不幸は、自国民の需要(個人消費)が成長する前に、外需崩壊を迎えてしまったことです。もっとも、中国が個人消費を本格的に成長させたいならば、人民元高を受け入れ、人件費を大幅にアップする必要がありますので、「国家としての競争力」が壊滅的な状態に陥ります。
 また、社会保障関係は共産党の利権化しているため、「中国人民が幸せになる」ような改革はまず不可能でしょう。そして社会保障に不安がある以上、中国の家計貯蓄率は高止まりを続けることになります。

 いよいよ本格的に出口のない状況になってきました。「世界的な需要不足」という決定的なネガティブ要因に、果たして中国共産党はどのように対処するつもりでしょうか。

(久しぶりに)中国経済、冗談抜きで(0゚・∀・) ワクワクテカテカ な方は、

↓このリンクをクリックを。

新世紀のビッグブラザーへ blog

人気ブログランキングへ


 新世紀のビッグブラザーへ ホームページ はこちらです。
 
新世紀のビッグブラザーへ blog一覧 はこちらです。
 
関連blogへのリンク一覧 はこちらです。

 兄弟ブログYahoo!版へ  
 




新世紀のビッグブラザーへ blog

新世紀のビッグブラザーへ blog