新世紀のビッグブラザーへ blog
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【「ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本」をお買い上げ頂いた皆様へのお願い】 「ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本」のご感想は、以下のamazonのカスタマーレビューにお書き頂きたくお願い申し上げます。http://www.amazon.co.jp/dp/4062156156/
 ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。(三橋)

総選挙関連の書き込みは【集合知プロジェクト】日本が大好き!Vol.8 の方にお願いいたします。
Yahoo!版 http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/30217797.html
Ameba版 http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10316522808.html

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【重要】筆者も制作に協力した「民主離れ促進プロジェクト」の動画が完成いたしました(先日、皆様からキャッチを募集させて頂いたものです)。
御視聴、コメント支援、マイリス支援のほど何卒よろしくお願いいたします。
http://www.youtube.com/watch?v=cduQh6vpF0U&hd=1
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7909565

 おかげさまで上記動画「景気回復断固阻止!民主党」再生回数25,000を達成致しました。
 また、上記動画への誘導用QRコードが完成致しました( http://ui10.jp  )ので、チラシ職人の皆様におかれましては、是非ともご活用頂きたくお願い致します。掲載中のチラシに追加して再送して頂いても構いませんので、何卒よろしくお願い致します。

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レゾンデートル:存在理由

『しかしすごいよな。
 何がすごいって、遂にネットとテレビのレゾンデートルが逆転してしまったって事が。これはちょっと歴史的な瞬間だと思うわ。だって、ネットでしかノーカットやってないわけだから、コレが一次ソースになるんだよ。テレビ新聞は全て二次ソースに転落。少なくともテレビが自ら一次ソースを放棄した。ネットは信用ならないって言い分が、この一つの事象で引っくり返ってしまった。
 だって、信用あるノーカットがネットでしか流れてないんだもの
「え?テレビはそんなこと流さなかったけど?」に対して、明確に
「ネットでしかノーカットないよ?テレビが正確なわけないじゃん」と反証できる事例が出来てしまった。これはマスコミにとって自爆以外の何ものでもない (2009/08/13(木) 00:25:56 ID:6Qs5aAJb 2ちゃんねる)』(情報提供:cer**jo696*様)

 今回の総選挙と言うか、特に毎日変態新聞WaiWai事件以降、日本のインターネットではすっかり「マスコミ不信」が定着してしまいました。個人的には、毎日変態新聞のWaiWai事件について、他の大手新聞社が一紙たりとも報じなかった時点で、国内のマスメディアに対する信用はゼロになりました。
 インターネットという「真の競合」出現に対し、旧態依然としたビジネスモデルを引きずる国内の大手マスメディアはなす術がなく、そのレゾンデートルを日々失い続けてきました。
 そして8月12日。
 「政権選択選挙」における二大政党の党首討論という、決定的に重要なイベントのノーカット放映を全テレビ局が拒否し、逆にネット・メディアが放映した結果、日本のテレビの存在価値は大いに失われました。最も重要な一次ソース提供という役割を放棄した結果、テレビがネットにソースを頼る時代が明確に始まったわけです。
 本来、マスメディアという存在は政治と密接に結びついていました。
 ナチスドイツの例を出すまでもなく、アメリカのルーズベルト大統領は毎週「ラジオ」演説「炉辺談話」を行い、ジョン・F・ケネディは「テレビ」の党首討論で好印象を与え、ニクソンに勝利しました。「ラジオ」⇒「テレビ」とチャネルの主役は変遷して来たわけですが、ついに日本でも「テレビ」⇒「ネット」というパワーシフトが始まったわけです。(ご存知、アメリカや韓国などではとっくに始まっていました。)
 偶然の成せる技なのか、政治という最も重要なファクターでパワーシフトが起きている最中に、リーマン・ショックという強烈なインパクトがマスメディアを直撃しています。

TBSが初の連結赤字転落へ、テレビの広告収入が予想以上に落ち込む
http://news.livedoor.com/article/detail/4285413/
 TBSグループの持ち株会社、東京放送ホールディングスは5日、10年3月期の通期業績予想で、純損益を従来予想の22億円の黒字から49億円の赤字に下方修正した。連結純損益での赤字転落ははじめて。前期は16億円の黒字だった。テレビ広告収入が予想以上に落ち込み、収益力が低下しているため。(後略)』

 TBSの四半期報告書を読むと、以下のように書かれています。(上記新聞記事は一部間違いがあります。)

『当第1四半期のテレビ営業収入はタイムセールス(番組制作含む)とスポットセールスの合計で454億7百万円、前年同期比83.0%となりました。ラジオの営業収入もプロ野球のナイターセールスの不振や大型クライアントの広告出稿の削減が響いて29億8千8百万円で前年同期比85.5%となりました。』

 以前も説明したかも知れませんが、タイムとは「番組提供企業」のCMを、スポットとは番組間(主に)に流されるCMを意味しています。テレビ局にとって、タイムやスポットのCMによる営業収入こそが「売上」を意味しています。テレビ営業収入▲17%とは、一般企業で言えば売上▲17%になったということですね。
 要するに企業からのCM出稿が激減しているわけですが、その理由の一つに、リーマン・ショック以降にマスメディアが国内の景気悪化を煽りまくったことがあるわけですから、まさに自業自得です。マスメディアがいい気になって、
日本は世界最悪の不況www 日本経済はもうホロン部wwww
 などとやった結果、自らの「売上」を17%も減らしたわけです。まさしく
m9(^Д^)プギャー
 以外の感想が浮かんできません。

 また、広告収入ではなく、受信料に経営の基盤を置いており、民放に比べて磐石と言われていたNHKの方は、別の問題で追い詰められつつあります。

パイワン人も提訴、原告1万人突破 NHK台湾特集訴訟
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/090812/med0908121417000-n1.htm
 NHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」に出演した台湾人などから番組内容に歪曲(わいきょく)があったと批判が相次いでいる問題で、出演した台湾少数民族のパイワン人らが番組で、民族の誇りを傷付けられたとして、NHKを相手取った集団訴訟に原告として加わることが11日、分かった。原告数は提訴後も増え続け、1万人を突破した。
 訴訟に参加するのは、台湾南部のクスクス村のパイワン人出演者ら4人。(中略)
 訴訟に加わるパイワン人4人のうち、2人は番組に出演。インタビューの際、「人間動物園」に関する十分な説明を受けておらず、単に写真を見て懐かしいと涙ながらに語ったシーンが歪曲されて伝えられたとしている。残る2人のうち1人は親戚(しんせき)が日英博覧会に実際に参加して、それが今でも自分たちの誇りであるにもかかわらずNHKに「人間動物園」とおとしめられ、名誉を傷付けられたとしている。もう1人はパイワン人の地元名士となる元郷長で、番組でパイワン人の名誉と誇りを傷付けられた-としている。』

 NHKは、
台湾の出演者から抗議を受けた事実はない!
 などと強弁していましたが、その出演者までもが集団訴訟に加わってしまったわけです。
 この「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」問題にしても、インターネットがなければここまで騒ぎが拡大することはありませんでした。(チャンネル桜のみでは、集団訴訟の原告を集めるのにも限界があったでしょう。)
 テレビなどのレガシーメディアからインターネットへのパワーシフトは、世界的な潮流です。たとえガチガチの参入障壁で守られていた日本のレガシーメディアにしても、この流れを押し留めることはできません。
 そして、レガシーメディアがパワーシフトに抗えば抗うほど、彼ら自身を深々と傷つけていくことになるのです。

実際「マスゴミm9(^Д^)プギャーwww」以外の感想が浮かんでこないよ・・・、と思われた方は、↓
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