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三橋貴明診断士事務所
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Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」連載中
Voice+で中国経済に関して連載中
「完全にヤバイ!韓国経済」の発売中!
【「新世紀のビッグブラザーへ」をお買い上げ頂いた皆様へのお願い】
「新世紀のビッグブラザーへ」は、内容に政治色が極めて強いため、これまで以上にアンチな方々が沸いてくることが予想されます。
つきましては、今回はあえて掲示板を設けず、感想は以下のamazonのカスタマーレビューにお書き頂きたくお願い申し上げます。
http://www.amazon.co.jp/dp/4569771416/
ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。(三橋)
締め切りを控え、益々余力がなくなってきている三橋貴明ですが、複数の救い主の方々が現れて下さって、本当に助かっています。
とは言え、この無茶苦茶なスケジュールも明後日までとなっています。来週月曜日以降も多忙になっていたら、そりゃあ別の意味でヤバイです、はい。
『総務省、税控除申請者名を公表 鳩山代表献金問題
http://www.asahi.com/national/update/0710/TKY200907090442.html
民主党の鳩山由紀夫代表の虚偽献金問題で、鳩山氏側に献金をしたとして、所得税の控除を受けるための書類交付手続きが行われていた69人の実名が9日、明らかになった。この中には、鳩山氏が「献金の事実はなかった」として献金記録を削除した53人が含まれる。献金実態がないのに税の控除を受けていた場合は不正還付の疑いがある。 (後略)』
これ、もしかしたら普通に献金し、所得税控除を受けた人までもが「脱税では?」と疑われる可能性があるわけですよね。
何というか、鳩山由紀夫の管理能力及び対処能力は、小学生未満ですな。
---本日は二回目のご登場となる元、中の人、cer**jo696*様のエントリーをお楽しみください。(※頂いた原稿では、cer**jo696*様がご担当された企業などが実名になっているのですが、念のため頭文字のアルファベットに変えさせて頂きました。) ---
私は新聞社名古屋地域での広告営業としていくつかの企業を担当した。K塾も担当先だったし、T銀行も担当先だった。同時に両方を担当した事はないが。
企業の格として見てみた場合、
T銀行>>>>>>超えられないベルリンの壁>>>>>>K塾
だった。実際、地方博などの大きなイベントがある時には、中部電力、東邦ガス(東京ガスや大阪ガスに相当する名古屋地域のガス会社)とT銀行他の担当者が集まり、どの程度の広報予算を割り振るかの大枠を決めていた。T銀行の地元経済界での存在感は圧倒的であった。
トヨタはどうかというと、これは別格の存在だった。
T銀行の広報は、本社の上層フロアにあったために、内部を何度か観察する機会があったが、まず、すんなり入れない。社員証を見せ、警備員が広報に**さんがこられてますと電話し、広報が確認しOKを出してやっと裏口から中に入れた。
何故ならば、私は預金者ではなく、逆に広告をもらうための訪問者であり、先方にしてみれば通常業務外取引先だったからだ。
1階は通常の銀行のフロアと大きな違いは無かったが、エレベーターで上層フロアに上がると、かなり異質な空間があった。
まず全くの無音だった。さらにコンクリート壁に異様な重圧感があった。どうも、通常の建物とはコンクリートの厚さ、あるいは建物の構造自体が大きく違うようだった。
そして、各フロアにまた警備員が配置されており、そうした厳重な警戒をくぐり抜けないと広報までたどり着くことすらできないのだ。
ただ、広報の方は普通の人だった。
主にNさんという女性が窓口だったが、この人は冗談のセンスが私に似たところがあり、
「銀行員だと住宅ローンの金利が安くていいですね」
などと、軽い皮肉を言うと、
「いえいえ、新聞社さんの福利厚生には負けます」
などとかわされ、
「住宅ローンの担当者を呼びましょうか?」
などと、すぐ商売の話になった。
だが、住宅ローンの斡旋をしてもらうためにT銀行広報に行ったわけではないので、私は即座に断った。MカードというT銀行の系列カードはつき合い上作らざるをえなかったが(現在はUカードになっている)。
対して、K塾は気楽な場所で、ほとんど出入り自由だった。
ここの担当者とは、何回も飲みにいった。K塾の方針なのか担当者の方針なのかは知らないが、K塾番のメディア担当者を集めた、K塾主催の非公式懇親会のようなものも、よく開催された。もちろん全て割り勘だったが。
私は広告営業を辞めて名古屋を去る時に、
「K塾は10年後残っているかどうかわからないが、T銀行はずっと残っているだろう」
という感想を持っていた。
地域での圧倒的な店舗網、営業力を考えると、潰れると考える理由がなかったからだ。
だが、現実はどうかというと、T銀行は消えてしまったが、K塾は今も健在で、ますます業界での影響力を伸ばしている。正確にはT銀行は消えた訳ではなく、MUグループの一部となったのだが、実質的には消えたと言っていいだろう。
ちなみに、私が通ったT銀行本社は現在、MU銀行名古屋中央支店となっている。
かつての圧倒的な地域での存在感。銀行内部での都市銀行にふさわしい重圧感。
そこで働く多くの人々を思い出す時、今、T銀行が存在しないというのは、頭では受け入れられても実感が湧かない。そこに、バブル崩壊以降の日本の金融行政が、大きく影響しているのは確かだとしても。
結局のところ、私の判断は完璧に間違っていたのだ。それは別に、K塾とT銀行に限らなかった。
速見日銀の頃、ゼロ金利そして量的緩和策が採用された。その頃、私は、
「ここまでドラスチックな金融政策が必要なのだろうか?」
と、日銀の能力を疑ったものだ。
だが、今現在、アメリカFRB、欧州ECBなどの他地域の中央銀行あるいは中央銀行にあたる組織が、かつての日銀を手本にし模倣しているのを見る時、実はあの頃、日銀は前人未踏の領域を切り開いていたのだと実感する。
オマエに先を読む能力が無かっただけと言われれば、その通りと答えざるをえない。そうした事もあり今では、自分の主張や行動が間違っているかもしれない事を、常に意識するようになった。
そして私は、TVコメンテーターや新聞論説員のように、自分たちは常に正しいという前提の下に、
「愚民どもを啓蒙してやる」
という姿勢の人たちを軽蔑し、唾棄するようになった。
ここ20数年にわたる日本の大きな変化を体験し、なお自分の主張に誤りはない、オマエ達も信じろと主張できる人たちは、いったい何だろうか?
神なのか、偽善者なのか?
答えは自明であるために書かない。
---cer**jo696*様 ありがとうございました m(_ _)m---
ところで、日本のマスメディアの皆様は、やたらと、
「日本や日本企業は世界から立ち遅れている! グローバル世界において、国際競争力を身につけなければダメだ!」
とか何とか主張するのがお好きですので、さぞや国内マスメディア各社も「国際競争力」とやらをお持ちなのでしょう。
業界最大手のフジテレビと読売新聞の規模を、世界のメディアを支配するコングロマリットと比較すると、日本のマスメディアの国際競争力の凄さとやらを心底から思い知ることができました。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_20.html#Media
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