新世紀のビッグブラザーへ blog-日本の田植え祭

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Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」連載中

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「新世紀のビッグブラザーへ」をお買い上げ頂いた皆様へのお願い
 「新世紀のビッグブラザーへ」は、内容に政治色が極めて強いため、これまで以上にアンチな方々が沸いてくることが予想されます。
 つきましては、今回はあえて掲示板を設けず、感想は以下のamazonのカスタマーレビューにお書き頂きたくお願い申し上げます。
http://www.amazon.co.jp/dp/4569771416/  
 ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。(三橋)


 「インターネット・メディア(仮)」執筆が佳境に入りつつありますので、本日から分量が少し減ります(7月10日位まで)。

 何人の方からご紹介頂いたYahoo!みんなの政治「あなたは麻生内閣を支持しますか、しませんか?」
http://seiji.yahoo.co.jp/vote/result/200906250501/
 が、大変興味深いことになっています。
 結果も面白いのですが、それよりもコメントです。とにかく、物凄いマスコミ不信の嵐で、いかに日本の新聞やテレビがユーザーから乖離してしまったかがよく分かります。
 何度も繰り返していますが、日本の問題とはマスコミ(及びその周囲にいる自称知識人たち)だけです。
 個人的には、民主党がああいう「日本列島は日本人だけのものではないのですから」と暴論を吐くアホが代表をしていても、韓国民団などの外国人に支援された政党であっても、日教組や部落解放同盟が熱烈に支援していても、全然構わないのです。それがきちんと報じられ、国民の間で共有さえされていれば。
 ↑これらの事実が国民の間で共有されている状況で、それでも民主党が政権を取ったならば、それは確かに「民意」なのでしょう。
 しかし、民主党の「国家の概念」という基本中の基本が、どう考えても日本のマジョリティには唾棄されるレベルのものであるからといって、それらをひた隠しにして民主政権を誕生させようとする新聞やテレビのやり方は、もはや「クーデター」や「テロリズム」と呼んでも構わないほどの悪辣さだと思います。

 Yahoo!のアンケートの結果について少し触れると、「あなたは麻生内閣を支持しますか、しませんか?」けの結果推移を見ると、大変興味深い事実が分かります。

【「あなたは麻生内閣を支持しますか、しませんか?」アンケート結果推移】
■2009年1月26日~28日 
 総投票数:959票
 支持率:7%
 不支持率:92%
■2009年2月26日~28日
 総投票数:913票
 支持率:10%
 不支持率:89%
■2009年5月26日~28日
 総投票数:1510票
 支持率:10%
 不支持率:90%
■2009年6月26日~
 総投票数:5021票
 支持率:67%
 不支持率:33%

 単純に、総投票数が少なければ不支持率が圧倒し、総投票数が増えれば支持率が圧倒するわけです。日本のマジョリティが何を考えているか、そして彼らが普段、いかに「サイレント」であるかがよく分かります。

 さて、その問題の新聞・テレビなどのマスメディアですが、相変わらず政局を巡って迷走し続けています。

自民役員刷新、党内に慎重論相次ぐ 瀬戸際の首相  2009年6月28日
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090628AT3S2700B27062009.html
 麻生太郎首相が自民党役員人事の検討に着手したことに、党内の風圧が強まっている。間近に迫った衆院解散・総選挙を戦うため、注目を集める人材を起用しようという思惑だが、唐突さは否めず、蚊帳の外に置かれた党内からは慎重論が相次いでいる。人事を断行できなければ求心力がさらに低下して「麻生降ろし」の動きに火をつけるのは確実で、首相は剣が峰に立たされている。
 首相は27日、都内のホテルで自民党の細田博之幹事長と会談した。「人事は首相にお任せする」と伝えた細田氏への首相の答えは「やると言ったことはない。記録もない」だった。 』

 自民党人事に関するマスメディアの迷走記事は各社から出ていますが、これが一番典型的だったので。
 結びを「やると言ったことはない。記録もない」と首相の言葉で締めておきながら、見出しが「自民役員刷新、党内に慎重論相次ぐ 瀬戸際の首相 」ですから、もう滅茶苦茶です。そもそも、日経は前日に、自ら↓この記事も配信しているのです。

『首相、人事など「やると言ったことない」 細田幹事長と会談  2009年6月27日
http://www.nikkei.co.jp/sp1/nt215/20090627NSE2INK0227062009.html
 麻生太郎首相は27日、自民党の細田博之幹事長と都内のホテルで約2時間会談した。細田氏は党役員人事や閣僚補充などについて「首相の考えのままやってほしい。お任せする」と伝えた。首相は「やると言ったことはない。外野が勝手に作り上げているだけだ。自分から具体的に漏らしたことはない。記録もない」と述べるにとどめ、言質を与えなかったという。 』

 要するに、誰ぞのリークか誰ぞの推測をベースに、「麻生首相が自民党役員人事に手をつける!」との憶測記事が乱れ飛んでいるようです。しかし、幾らなんでも前日に「やると言ったことはない。外野が勝手に作り上げているだけだ」とうい首相の台詞を報じながら、翌日の見出しが「自民役員刷新、党内に慎重論相次ぐ 瀬戸際の首相」は酷すぎます。マスメディアがいかに自社の言論に責任を持たないか、と言うより持つ気が無いのかがよく分かる二つの記事です。
 自民党役員人事に加え、衆院解散の時期の憶測も乱れ飛んでいます。一番アホっぽかった、毎日の記事をご紹介します。

衆院解散:都議選前ほぼなくなる 首相と幹事長が会談
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090628k0000m010095000c.html
 麻生太郎首相は27日夜、自民党の細田博之幹事長と東京都内のホテルで会談した。首相は「政府として役割は果たした、やるべきことはやったと言ってみたい」と述べ、臓器移植法改正案や北朝鮮に出入りする船舶の検査に関する特別措置法案、水俣病未認定患者救済法案などの重要法案の今国会成立を目指すよう指示した。これにより、7月12日に投開票される東京都議選前の衆院解散の可能性はほぼなくなった。(中略)
 ただ、解散を都議選後に先送りしても、直後の解散であれば、最短で8月2日の投開票は可能。この衆院選日程は首相の念頭になおあるとみられる。(中略)
 自民党幹部は27日夜、党役員などの人事について「白紙かどうかは分からない。首相は頭の中では考えているだろう」と語った』

「この衆院選日程は首相の念頭になおあるとみられる」<<<変態記者の憶測
「白紙かどうかは分からない。首相は頭の中では考えているだろう」<<<自民党幹部って、誰だよ

 この種の明らかなミスリードを無責任に撒き散らし、その通りにならなければ「逃げた!」「ぶれた!」と叩くのが、マスメディアの常套手段になりつつあります。Yahoo!のアンケートのコメントを見る限り、ユーザー側はそんなことは百も承知、といった状況になりつつあるようです。


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