新世紀のビッグブラザーへ blog-日本の田植え祭

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共同提案者 渡邉哲也氏ブログ
放送倫理・番組向上機構に意見を送るス


「新世紀のビッグブラザーへ」の世界 最終回となっていますが、これは「新世紀のビッグブラザーへ」の世界という特集の最終回を意味し、ブログが終わるわけではありませんので、念のため。

【NHK集団訴訟】委任状7000人突破!&情報工作【捏造台湾特番】
http://www.youtube.com/watch?v=F6TGaIWL0-8
※後半、チャンネル桜に関する謀略工作に関する話もあるので、是非ご視聴下さい。全部で5分もない動画です。

 自民党の一部が、また分けの分からない事を始めました。

総裁選前倒し、国会議員の賛同108人に 自民・山本拓氏が発表
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090622AT3S2200F22062009.html
 自民党町村派の山本拓衆院議員は22日昼、9月に予定する自民党総裁選の前倒しに賛同した党所属国会議員が108人に達したと発表した。個別議員名は明らかにしていないが、同議員の事務所では「前倒しに必要な216人の半数に達した」として、働きかけを強める考えだ。
 自民党則では党所属国会議員と各都道府県連代表の総数(431人)の過半数の要求があれば、党総裁選を実施すると定めている。
 同事務所が発表した文書は「今国会の会期終了後の8月上旬に党総裁選を実施すべきだ」という意見が最も多かったと指摘。次期衆院選後の首相指名選挙までは麻生太郎首相が続投し、1カ月間程度は首相と党総裁を分離する「総理・総裁分離」で衆院選に臨むべきだとしている。』

 国民の意見表明のFAX送付先はこちら(以下、コメントに追加して頂ければ本文にも追加していきます)
■元凶 山本拓 国会事務所 FAX:03-3507-8727
■背後にいそうな人
  中川秀直 国会事務所 FAX:03-3508-3505
  武部勤 国会事務所 FAX:03-3502-5190
■関係者っぽい人
  森喜朗 国会事務所 Fax:03-3580-8904
  町村信孝 国会事務所 FAX:(03)3502-5061
  高市早苗(山本拓の奥さん) 国会事務所 FAX 03-3508-7199
■その他
  自由民主党本部 FAX:03-5511-8855
  麻生太郎総理大臣 国会事務所 FAX:03-3501-7528
  首相官邸 FAX:03-3581-3883



 さて、わたくしは本ブログで、時折、意識してマーケティング用語をタイトルにしています。(ブルー・オーシャン、トライ・アンド・エラー、プレゼンテーション、等) あれは別に気取ってカタカナ用語を使っているわけではなく、日本の保守の皆様(と言うか、わたしの場合はただの「アンチ反日」)に最も必要なのは、マーケティングだと確信しているからです。
 日本人の中には、よく、
技術的に優れ、高品質な立派な製品を製造すれば、売れるはずだ
 なんてことを仰る方がいますが(ちなみに、別にアメリカ人でもこの手の人はいます)、実際にはそんなことはありません。なぜならば市場で受け入れられるにはマーケティングが必須であり、「技術的に優れ、高品質な立派な製品」というのは、あくまでマーケティングの一要素に過ぎないからです。
 競合他社より圧倒的に優れた製品でも、売れないときは売れません。特にわたしは製品の陳腐化が異様に激しいIT業界を渡り歩いてきましたので、よく分かります。たとえ「世界最高の製品」であっても、マーケティング無しでは売れないのです。

 じゃあ、マーケティングとは何じゃ、という話になりますので、本日は基本中の基本、マーケティング・ミックスの4Pについてご紹介いたしましょう。マーケティング・ミックスの4Pとは、マーケティングを構成する四要素で、各要素は掛け算になっていると考えられています。(足し算ではないのです。)掛け算である以上、四つの要素の内、一つでも欠けていたら(ゼロだったら)、計算結果は必ずゼロになります。
 以下、マーケティング・ミックスの4Pになります。

製品(Product)
価格(Price)
流通チャネル(Place)
プロモーション(Promotion)

 世間では「マーケティング=プロモーション」と思っている人が多いですが、実際にはプロモーションはマーケティング・ミックスの一要素に過ぎません。価格設定を間違えた1億円の現代車が、プロモーションに金を使いまくったところで売れますか、という話ですな。
 あるいは、素晴らしい製品を開発し、価格も抑え、プロモーションも展開したにも関わらず、流通チャネルに流せなければ、誰も買ってくれません。と言うか、消費者が買うことができません。
 最近はネット販売が可能なので、Placeの敷居は随分と低くなりましたが、少し前に大規模小売店が異様に力を持っていた時期がありました。その頃は、メーカーが小売店の機嫌を損ねると、製品を店頭に並べてもらえなくなり、どうあがいても売れないという事態に陥りかねませんでした。
 マーケティング・ミックスの4Pは、掛け算なのです。

 さて、これを現代日本の「アンチ反日」の展開に応用すると、どうなるでしょうか。アンチ反日とは、単純化すると「正しい情報を知りましょう」ということなので、製品は「情報」になります。

情報(Product)
ビジネスの成立(Price)
コミュニケーション・チャネル(Place)
プロモーション(Promotion)

 Productとしての「情報」の質については、はっきり言って申し分ないでしょう。そもそも相手が「嘘」を振りまいている以上、「正しい情報」というだけで高品質のProductになりうるわけです。
 次の「Price」ですが、
正しい情報を発信すれば、きっと日本社会に受け入れてもらえるはずだ
 などと主張する甘ちゃんは、さすがに当ブログご訪問者の中にはいらっしゃらないでしょう。現実は、そんなユートピアでも何でもありません。
 次のPlaceとも絡みますが、「正しい情報」の流通チャネルとなってくれる企業や媒体があったとしたら、それは単純にビジネスとして成立するからです。我々が現在、無料のような感覚で使っている、このインターネットにせよ、同じことが言えます。Yahoo!にせよAmebaにせよ、ビジネスとして成り立たなくなれば、単純に閉鎖されるだけでしょう。
 そして、問題のコミュニケーション・チャネル。最も主要なチャネルとは、ご存知マスメディアなわけですが、これが低品質極まりない状況になっているので、様々な問題を引き起こしているわけです。
 わたしはヤバ韓書いていた頃から、「日本人の情報リテラシーを高め、、、」とか何とか言い続けていますが、日本人の情報リテラシーが低くなっているとしたら、それは間違いなくマスメディアが制度疲労を起こしているからです。マスメディア自体と言うか、ビジネスモデルが制度疲労を起こしているわけなのですが。
 この問題は日を追うごとにクローズアップされ始めており、次第に日本社会全体として、何とかしようという動きが拡大していくでしょう。冒頭のNHK集団訴訟の件など、まさに典型です。もちろん、わたしもコミュニケーション・チャネルの制度疲労という問題解消に、全力で取り組んでいくつもりです。
 
 さて、最後のプロモーションですが、とにかく既存の保守陣営の方々のプロモーションは、「固い」です。と言うより、真面目というべきなのでしょうが、
正しい事を、王道をもって訴える
 という気持ちは理解できるんですが、もう少し洒落たやり方も必要かな、と。
 一昨日、スターリン全盛期に「1984年」を執筆し、世の中に全体主義の危険性を警告したオーウェルのやり方を「格好いい」と表現しましたが、本当に格好いいです。
 「1984年」の世界観は、度肝を抜かれるほどおぞましいものですが、あれが実際に当時のソ連や中共の社会、そのものだったわけです。直接的にソ連や中共を叩くのではなく、あのおぞましい社会を「物語」で表現するというのは、素晴らしいプロモーションだったと思います。
 「1984年」は「物語」として人々の間に広まり、自然と全体主義に対する嫌悪感を呼び起こしていきました。何しろ「物語」なので、世界中で翻訳され、世界中の人々の間で読まれ、後には二回も映画化されました。
 この「物語」として「情報を販売」し、様々なメディアに展開していくというプロモーションは、現在の日本でも充分に有効だと思います。とは言え、「有効だと思います」と言っているだけでは、単なる評論家になってしまいますので、自分でもトライしてみることにしたわけです。
 本日発売される「新世紀のビッグブラザーへ」は、新・全体主義に支配される日本を描いた「物語」です。物語である以上、様々なメディアに展開可能なわけで、とりあえず書いちゃうと「漫画化」の計画もすでに進行中です。
 何と、ある漫画家さんが、ご自分から手を上げて頂き、出版社の方にも話を通してあるので、本決まりになれば話は早いと思います。

 「新世紀のビッグブラザーへ」は、いよいよ本日(6月23日)発売開始です。
 (すでにamazonでは予約開始しています。⇒http://www.amazon.co.jp/dp/4569771416/  )

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