新世紀のビッグブラザーへ blog-日本の田植え祭

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三橋貴明診断士事務所  を開設しました。お仕事のご依頼はこちらから 
Klugにて「三橋貴明の『経済記事にはもうだまされない』」連載中

Voice+で中国経済に関して連載中
共同キャンペーン 日本の田植え祭  
共同提案者 渡邉哲也氏ブログ
放送倫理・番組向上機構に意見を送るス

「NHK集団訴訟祭」開催中!
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10277069511.html

 何となく書きたくなったので、三橋貴明の仕事のスタイルをご紹介します。
 最も重要なツールは実はPC(NEC製デスクトップ)ではなく、モニター(SHARPの液晶テレビ「AQUOS LC0-26P1)の方になります。仕事柄、資料(グラフなど)を見ながら文章を書くことが多いので、横長の画面を非常に重宝しています。
 スケジュール管理やアクションリスト、それにメールや名刺管理はMSのOutlook一本です。何と今時Outlook2000(笑)を使い続けています。今やいつ買ったのかも思い出せないほど古いソフトですが、PCは代替わりしてもソフトウェアだけはOutlook2000のままです。
 PDAはシャープのZaurus SL-C3200です。なぜZaurusなのかと言えば、単純に十年以上もZaurusシリーズを使い続けているからです。(すでに五代目かな)
 特に名刺管理データがZaurusフォーマットで集積されているため、今から他のメーカーに乗り換えるのは非常に難しいのです。いわゆる「囲い込み」戦略に、見事にはまっているわけですな。

 現在、↓↓↓「NHK集団訴訟祭」開催中!↓↓↓ですが、
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10277069511.html
 費用関連の問い合わせに、チャンネル桜さんからご回答頂きましたので、ご報告いたします。

敗訴した場合を含めて、金銭的負担は一切ない。
■今回の一切の費用はチャンネル桜をはじめとする訴訟代表者の負担となり、委任者は委任状の郵送料のみ。
■別途、訴訟団として支援を呼びかけることはある。
■委任状送付後は、裁判所からの連絡や通達等はない。全て代理人の弁護士が対応する。(現在、高池勝彦弁護士を中心に弁護団を準備中)
■今回の訴訟は民事訴訟。
刑事訴訟は現在検討中。内容が決まり次第、追って番組内及び弊社HPなどで案内する予定。

 何気に、日経平均が上昇していっています。
 こういう時期は、大手マスメディアは絶対に他国との比較をしないので、代わりにしちゃいま~す。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_19.html#Stock090610
 ここ三ヶ月間を見ると、日米英中四カ国の中では、日本の株価が最も急激に上昇しているわけです。明らかに人為的なバブルが引き起こされている中国よりも上昇しているというのは、結構凄いです。
 日本の株価が好調なのは、先進国の中で最も早く景気拡大路線に(今期から)戻るという期待感も、確かにあるのでしょうが、世界のマネーが短期化しているという理由の方が大きいでしょう。(この辺、戸締役様のブログを読んでいると、よく理解できます。)
 世界最大の経済大国アメリカがプリンティングマネーを進めていく中、資金が長期に固定されずらくなっているようです。(結果、米国債の金利が上昇していっています。)短期を目指すマネーは、前回同様にコモディティにも流れ込み、原油や商品価格を押し上げています。
 前回というのは、2007年秋以降のことです。(サブプライム危機勃発は2007年夏)
 サブプライム危機勃発によりCDOなどの叩き売りが続く中、行き場を失ったマネーは株式とコモディティを目指しました。ニューヨークダウが最高値に達したのは、実は2007年11月、危機勃発から数ヶ月も後のことだったのです。コモディティのバブルの方はもう少し続き、2008年夏にピークアウトしました。
 株価上昇はともかく、コモディティのバブルは庶民の生活を直撃します。そろそろ何らかの規制等を考える時期のような気が、切に致します。

 ところで、皆さんは昨年12月の「危機を叫ぶ、トヨタとホンダ」というエントリーで、ホンダの福井社長の朝日新聞におけるインタビューを掲載したのを覚えておいででしょうか。 http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/21983127.html
 朝日新聞のソースの方はリンク切れになってしまっていますので、再掲します。

「円高進めば正規雇用まで危うくなる」ホンダ・福井社長
http://www.asahi.com/car/news/TKY200812200020.html
 ホンダの福井威夫社長(64)は19日、朝日新聞社などのインタビューに応じ、円高ドル安の影響について「(円高が進めば)国内工場のリストラに追い込まれる可能性がある。正規雇用まで危うくなる。日本の輸出産業は全滅するだろう」と為替の先行きに強い危機感を示した。
 福井社長は1ドル=90円前後で推移している現状の水準について「100円までは手を打ってきたが、90円、80円は想定していない」とした上で、円高が加速すれば、埼玉製作所(埼玉県狭山市)を、計画中の新工場に集約するなど生産拠点の大幅な見直しに迫られる可能性を示唆した。(後略) 』

「円高が進めば、日本の輸出産業は全滅するだろう」
 などとラディカルな発言をしておきながら、ホンダは2008年度通期決算(08年4月-09年3月期)できちんと黒字を確保し、わたしたちの度肝を抜きました。

『【決算】ホンダは80%の減益も黒字を確保,2009年度も大幅な減収・減益を見込む
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090428/169563/

 このホンダですが、先日のエントリー「米自動車市場 新フェーズ」において、アメリカ自動車市場で「収益確保」に方向転換したことはご紹介いたしました。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-10275131527.html
 さらに、ホンダは自社系列の部品会社に対し、「1ドル=90円の為替レート」になっても黒字を確保できる体質作りを求めているのです。(情報提供NO様)

「ホンダ系部品各社、国内生産体制の最適化へ」 2009年6月4日 日刊自動車新聞
 ホンダ系部品メーカー各社は、ホンダから国内生産体制の適正化を要請されたことを受けて、工場の統廃合を始めとした見直しに着手した。景気回復にめどをつけ難い中、国内の新車需要が長期間、低迷した場合にも利益を確保可能な体質づくりを実現することがねらいだ。(中略)
 ホンダが要請したのは「ホンダの国内四輪生産90万台」「スモールカー比率70%」「1㌦=90円の為替」という状況になっても黒字を確保できる体質づくりだ。(中略)
 各社の国内体制の見直しは「ほぼめどがついた」(ケーヒン・小田垣社長)、「まだやることがある」(ショーワ・飯山和人社長)と進展にばらつきがみられる。しかし、多くは今年度中に方針が固まる見通しで、これによりホンダ系の体力回復が一段落するかが注目される。』

 社長が「円高で、日本の輸出産業は全滅する!」などと発言し、円高の進行を牽制しつつ、他社が軒並み赤字決算の中、唯一黒字を確保する。アメリカ自動車市場でトヨタやフォードがシェアを争おうとしているときに、一人収益重視に転換する。さらに、自社グループは円高の中でも生き残っていける算段をつける。
 う~む・・・。人騒がせ(福井社長の発言)なのは確かですが、何万人もの従業員とその家族の生活を背負った経営陣の凄みを感じます。
 現在のような混迷とした時代、いっそ福井社長のようなリアリストにこそ、政界で活躍してもらうのが日本のためのように思えてきましたが、いかがでしょうか。

ホンダという企業の凄みを感じた方は、

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