新世紀のビッグブラザーへ blog-日本の田植え祭

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共同提案者 渡邉哲也氏ブログ
放送倫理・番組向上機構に意見を送るス


軍事作戦を開始するずっと前の平和な時代から、敵は、あらゆる手段を使ってわれわれの抵抗力を弱める努力をするであろう。
 敵の使う手段としては、陰険巧妙な宣伝でわれわれの心の中に疑惑を植えつける、われわれの分裂をはかる、彼らのイデオロギーでわれわれの心をとらえようとする、などがある。新聞、テレビ、ラジオは、われわれの強固な志操を崩すことができる。
 こうして、最も巧妙な宣伝が行われる。これに騙されてはならない。戦争の場合、われわれの生き残ることを保証するあらゆる措置をとろう。生き残るためのあらゆる手段をとろう。素朴な人道主義に身をまかせることは、あまりにも容易なことである。偽ものの寛容に身をまかせることは、あまりにも容易である。偽ものの寛容に身をあやまると、悲劇的な結末を招くであろう。敵の真の意図を見抜かねばならない。』

『敗北主義-それは猫なで声で最も崇高な感情に訴える。-諸民族の間の協力、世界平和への献身、愛のある秩序の確立、相互扶助-戦争、破壊、殺戮の恐怖・・・。
 そしてその結論は、時代遅れの軍事防衛は放棄しよう、ということになる。
 新聞は、崇高な人道的感情によって勇気づけられた記事を書きたてる。
 学校は、諸民族との間の友情の重んずべきことを教える。
 教会は、福音書の自愛を説く。
 この宣伝は、最も尊ぶべき心の動きを利用して、最も陰険な意図のために役立たせる』

『ある国家元首の「政治的告白」と題する著書から:
 われわれは、勝利に到達するまでわが道を倦むことなく歩み続ける。われわれは敵を憎む。彼らを容赦なく滅ぼそう。武器による戦いに比べ費用のかからぬやり方で、敵を滅ぼすことができるのだ。「魅力」でひきつける宣伝は、われわれの手の中にある効果的な武器だ。われわれは、われわれの意図するところを、美しい装飾で包み隠さなくてはならない。文化は立派な隠れ蓑に利用できる。
 音楽、芸術、旅行などの口実で、仲間をつくろう。展覧会とスポーツの祭典を組織し、利用しよう。わが国に旅行者を引き寄せ、彼らにわれわれの優越性を納得させよう。これらの「文化交流」は、事実は一方通行としなければならない。(中略)
 革命が困難と思われる国においては、われわれが差し出す有利な条件を受け入れようとする、その国の労働者階級の絶望と空腹な状態を、充分に活用しよう。
 最も経済効率の高い方法、つまり、最も安上がりのやり方は、常に、あらゆる方法で、その国を経済的沈滞-不景気に陥れることである。腹の減った者は、パンを約束する者の言うことを聞くのだから。』 

 これらの文章は、別に日本の現状を言い表しているわけではなく、スイスの「民間防衛 http://www.amazon.co.jp/dp/4562036672/  」から印象的な部分だけを引用させて頂いたものです。スイスの凄いのは、これらの「防衛」に関するノウハウがまとめられた「民間防衛」を、政府が全家庭に配布しているという点です。
 現在、日本の新聞、テレビ、ラジオは、まさにこのまま、
「政治家(与党のみ)を叩き」
「官僚を叩き」
「国民を叩き」
「ゆとり教育を受けた若者を叩き」
「企業を叩き」
「自衛隊を叩き」
「警察など社会のインフラストラクチャーを叩き」
「年金や医療制度などの社会保障のシステムを叩き」
「教育を叩き」
「経済を叩き」
「国家の歴史を叩き」
 日本国民の「日本国家」への信頼感をなくさせ、社会を分裂させようと懸命になっています。(少なくともそのように見えます。) 同時に、憲法九条教団の護憲戦士たちが、「諸民族の友情」「友愛」「世界平和への貢献」など、人間が元々持つ最も尊ぶべき感情を利用し、「時代遅れの軍事防衛」を放棄させようと頑張っているわけです。
 また、NHKまで含めたマスメディアが、特定の国々について一方的に讃え、賞賛し、日本は経済的に彼らの「慈愛」なしでは、この先生きていけないと誘導するのに必死です。その国との経済的な関係が切れると、あなたたちは「飢えますよ」という脅しですね。
 「民間防衛」では、この「武器の無い戦争」から「武器を用いた戦争」へのステップ、占領下での戦い方まで、恐ろしくリアルにマニュアル化されています。わたしは正直、あまり他国を凄いと思ったことはないのですが(アメリカのシンクタンクの連中とかは除く)、スイス政府のこのやり方は凄いの一言です。
 民間防衛では「社会進歩党」という外国勢力の影響下にある政党が登場し、マスメディアと歩調を合わせて政府の信頼失墜、社会の分裂促進、軍備の縮小、外国との(上記独裁者が述べているように、実際には一方通行の)友愛関係樹立を推し進めていきます。
 申しわけないですが、わたしにはこの社会進歩党が、日本の民主党と重なって見えてなりません。

麻生首相、政権交代を訴える民主党を批判
http://www.ntv.co.jp/news/135766.html
 今年度補正予算案は20日、参議院予算委員会での実質審議が始まった。麻生首相は政権交代を訴える民主党について、「政権交代だけでは何が目的かわからない」と批判した。
 麻生首相「政権交代は手段であって目的ではありませんから、政権交代されたら何をされるかはっきりしていただかないといけないという感じがいたします。政権交代だけでは、何の目的かわからないんだと思っています」(後略)』

 麻生首相。現在の民主党の目的は、そもそも「政府の信頼失墜、社会の分裂促進、軍備の縮小、外国との友愛関係樹立」なんですから、政権交代後の目的など初めからありませんよ。まあ、充分に分かっていらっしゃるのだとは思いますが。
 ちなみに、この記事を読んで「いや!民主党に政権交代して、官僚支配を終わらせる!」とか何とか思った人は、見事なまでに「社会の分裂促進」に嵌まっています。「魔女狩り」は、社会の分裂を煽り立てるだけで、建設的な動きには決してなりません。

 とは言え、スイスが「民間防衛」を配布した頃とは、決定的に違うことが一つあります。
 それは、一般の国民が「マス」で情報交換が可能なインターネットというツールが広まってしまったことです。「新世紀のビッグブラザーへ」は、そのインターネットさえも封じられた以降の日本を描いていますが、今の状況を見ている限り、あそこに至る前に何とかなるでしょう。
 何しろ、マスメディアは軒並み赤字に苦しみ、捏造・偏向報道やミスリード、報道しないテロなどが次々に暴かれ、日を追うごとに社会の信頼を失っています。そして、日本人はツールを新たに産み出すことは苦手ですが、それを活用することについては世界最高の「知恵」を持ち合わせているのです。

スイス「民間防衛」があまりにもリアルに感じられ、びびった人は
↓このリンクをクリックを。

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