新世紀のビッグブラザーへ blog-日本の田植え祭

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※nat*kus**natuki様の書き込みで気がついたのですが、今朝からなぜかYahoo!版も携帯からのアクセスでもハイパーリンクが設定されるようになっていました。特に何を変えたわけでもありませんので、Yahoo!側の変更でしょうか。ついでに色ツケ用のパレットを用意してくれると助かるのですが・・・。

 あんまり同じ話題ばかり続けるのは好きではないのですが・・・。さすがにこれは・・・・。

『【ポスト小沢】民主代表選は一騎打ちの様相 小沢氏、露骨に“圧力”
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090513/stt0905130105001-n1.htm
 民主党は12日夕の衆参両院議員総会で、16日に都内のホテルで両院議員総会を開催し、辞任表明した小沢一郎代表の後任を選出することを正式決定した。投票は現職国会議員だけで行う。これまでに鳩山由紀夫幹事長(62)が代表選出馬の意向を固めたほか、中堅・若手を中心に期待が高い岡田克也副代表(55)も14日に記者会見し、正式に出馬表明する。一方、小沢氏は鳩山氏を推しているとみられ、鳩山グループのほか小沢氏に近いグループなどからも支持の声が強い鳩山氏が有利な情勢だ。
 ■「4人組」に反論
 12日午前の党役員会。代表選の投票権者の範囲について、執行部案の国会議員だけではなく、次期衆院選の公認候補や党員、サポーターにまで広げるべきだと主張した政調会長代理、長妻昭らに対し、小沢は語気を強めて反論した。
 「反対は4人だな! 長妻君、君の言っていることは違う。選挙の前に有権者を広げるなんてことは民主主義としてはいけない」(後略)』

 オマ・・・・、オザワ・・・・、自分の党の「設定」を忘れているぞ・・・・。

【民主党ホームページから】
http://www.dpj.or.jp/sub_link/volunteer/index.html
『サポーターとは?
(中略)
サポーターは、代表選挙で投票することができます。

 有権者を広げるも何も、最初から「サポーターは有権者」という設定になっているでしょうが、民主党は・・・。代表選挙に投票できるという理由で会費徴収し、サポーターを募集しておきながら、サポーターの投票に反対するとは、呆れて言葉が出ません。率直に言って、詐欺行為です、これは。
 小沢一郎。あなたは「総裁選挙」や「代表選挙」の投票権が、どれだけ貴重なものか分かっていません。議員でない一般国民は、自分の意思を政治に少しでも反映させたいがために、自らの意思を持って投票権を得るために党員になったり、サポーターになったりするのです。なぜ分かるかといえば、わたし自身が総裁選挙で「麻生太郎」に投票したいという、ただそれだけの理由で自民党員になったからです。
自分たちの国の首相の地位に就く人物に、何とか自分の一票を投じたい・・・
 という気持ちで党員になったりサポーターになったりする一般の日本国民の気持ちを、完全に踏みにじる行為です。
 何が「国民主導、生活第一」ですか。完全に「政局主導、自分が第一」になっていますよ、小沢一郎。

 ところで、先日来の動きを見ていますと、どうやらGMのチャプター11は避けられない情勢のようです。(情報提供NO様 いつもすみません m(_ _)m)

GM、11条申請の公算 日刊自動車新聞 2009年5月9日』 
 世界の自動車産業への影響が極めて大きい米ビッグスリーの再建問題がいよいよ最大の山場に差し掛かった。(中略)
「余剰資産ならともかく、オペルまで切り売りしようとしている。すでに”擬似チャプター11”の状態にある」-3月半ば、ある日本車メーカー幹部はGMが追い詰められている状況をこう表現した。(中略)
 2月17日に再提出した再建計画が米国市場の見通しを始め甘いと判断されたGMとクライスラーは、3月末の時点で60日、30日の猶予期間を与えられて抜本的な再建計画をまとめるよう求められた。(後略)』

 クライスラーの方は、どうやら「有担保」債権者たちが米国政府の圧力に屈し、再建計画に賛成させられそうな状況です。

米クライスラーの有担保債権者団、資産売却への抵抗を断念
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003015&sid=aavl11MXRPgY

 そろそろわたしたちも頭を切り替えた方が良さそうですが、最近のアメリカは資本主義国と言うより、どちらかと言えば社会主義国に近づいています担保が設定してある債権者までもが、政府から無理やり資産売却への同意を求められるのですから、これはかなりハイペースのシフト(社会主義国への)が進んでいると見るべきです。
 以前も書きましたが、アメリカの凄みは戦略的にコロッと国家の色を変えてしまうところです。一年後の春に、アメリカの要人の誰かが、
「資本主義? プ、今更www」
 などと発言したとしても、ち~っとも驚きません。○×主義とやらに身を捧げた結果、国を衰退させるよりは、現状に合わせてさっさと戦略を変更する。要するにプラグマティストということですが、どちらかと言えばわたしはこの手の考え方にシンパシーを抱きます。未だに、
「新自由主義!」
 などと言っている日本人がいますが、今や世界的にクラウディングアウトが通用しない時代になりつつあるのです。要は、政府がどれだけ国債を発行しても、金利がちっとも上昇しないという(新自由主義者から見ると)異様な世界です。
 ちなみに、日本はすでにこのステージを経験しており、実際に日本の長期金利は1999年以降、一度も2%を上回ったことがありません。マスメディアの言うように、本当に日本政府の財政が破綻するならば、もう少し金利が上がっても良さそうなものです。

【主要国長期金利推移 1998年-2008年】
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_17.html#Kinri

 日本の長期金利が上がらない理由は、別に日本政府に信用があるとかそういう話ではなく、単純に金融市場に「国債を買いたいマネー」が溢れているからです。政府が国債発行を絞り込むと、一番困るのは邦銀などの金融機関でしょう。マネーの運用先を失うことになりますので。
 今後、景気が回復し、民間の資金需要が高まり、若干インフレ傾向になると、さすがに今までのような低金利で国債を発行することは難しくなります。しかし、そうなると、今度は企業業績の回復により法人税が増え、景気対策自体も縮小することができるので、公的債務の増加ペースは緩やかになっていきます。(もしかしたら、債務残高が減るかもしれません。)また、インフレにより公的債務の対GDP比率は減っていくので、後は放っておくだけで、政府債務を問題視していたマスメディアは沈黙していくでしょう。(そうなると、今度は別のネタを持ち出して、政府を叩くのですが。)
 さらに景気が加速し、民間の資金需要が膨らんだときは、そのときこそ新自由主義にでも何でも、再登板して頂ければ良いのです。
 要するに、常に正しい普遍的なポリシーなど、こと経済の領域においては存在しないということです。時と場合により、あれが正しかったり、これが正しかったりするわけです。
 日本の頑迷な新自由主義の皆さんが滑稽なのは、本家本元のアメリカに梯子を外され、かつ現在の経済状況に全く即していないにも関わらず、
「いや、日本には新自由主義しかないんだ!」
 と、言い張っているところです。そういう意味で、未だに全共闘時代の共産主義ユートピアを信じ込んでいるマスメディア上層部と、全く変わらないわけですね。
 そして、アメリカが凄いと思うのは、状況に応じて気軽に「主義主張」を変えてしまうところです。
 アメリカに文句を言いたいことは確かに山ほどありますが、この臨機応変に国益を追求するプラグマティズムだけは、素直に見習ってもいいのではないかと思います。

 明日に続きます。


小沢・・・自分の党の設定くらい覚えておけよ・・・。とあきれ返った人は、
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