新世紀のビッグブラザーへ blog-日本の田植え祭

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崩壊する世界 繁栄する日本 「国家モデル論から解き明かす」 発売中!

中国経済がダメになる理由  発売中!
共同キャンペーン 日本の田植え祭  
共同提案者 渡邉哲也氏ブログ
放送倫理・番組向上機構に意見を送るス

『本当はヤバくない日本経済  破綻を望む面妖な人々』いよいよ明日、発売開始です! http://www.amazon.co.jp/dp/4344016661/  


 おかげさまで「崩壊する世界 繁栄する日本 -「国家モデル論」から解き明かす」の再増刷が決まりました! ありがとうございます!
 昨日の「中国経済がダメになる理由」増刷のご報告に続き、二日連続です。二日連続で出版社から「増刷します」の連絡を受けることは、さすがにわたしの今後の一生で二度とはないでしょう。
 ところで、「中国経済がダメになる理由」のamazon在庫が復活していましたので、ヘッダを戻します。(どうもPHPの在庫状況は、よく分かりません)
 引き続き、両作品ともamazon書評や御感想の方を、何卒よろしくお願いいたします m(_ _)m

 本日のタイトルは「フォローアップ」ですが、文字通り過去エントリーで取り上げた件のフォローアップです。結構、投げっぱなしになっていたのがあったので、あまり良くないと考えていたのです。
 まずはこちら↓で取り上げた「IT製品、ソースコード開示せよ」…中国が外国企業に要求へ」の続報から。
「続 世界の株価暴落 双璧の二カ国 
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/17264319.html   」

 この中国政府による、
外国企業は、IT製品のソースコードを開示せよ。セキュリティが理由だ!
 は、かなりインパクトがある報道でしたので、覚えていらっしゃる方も多いでしょう。こちらの方は、現在以下の通りとなっています。

中国、IT製品情報の強制開示を延期 09年3月17日 日本経済新聞 朝刊
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090317AT2M1602816032009.html
 中国政府は16日、IT(情報技術)セキュリティー製品を対象とした強制認証制度導入を当初予定の5月から延期することを明らかにした。同制度のを巡っては設計情報の強制開示につながり、知的財産権を侵害されるおそれがあると、日米欧などの政府や企業が反発。中国政府は見直しを余儀なくされた格好だ。(後略)』
 
 ださっ! 中共政府w
 ちなみに、日経の紙面版には延期理由なども書いてありまして、中国の国家認証認可監督管理委員会は、日経に対し、
国内外の意見を聞いて規制の詳細を改善するため
 と説明したとのことです。う~む、意味が分かりません。このまま自然消滅しそうな予感が、びしびしとしますね。
 引き続き、こちら↓で取り上げた「20億ドルの支援要請めぐりIMFと正式協議開始で合意=アイスランド首相」の続報、と言うか現況を。
「国家のモデル 
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/19159851.html  」

アイスランド、経済再建遠く 「非常事態」から半年 09年4月11日 日本経済新聞 朝刊
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20090409D2M0700D09.html
-失業率が急上昇-
 アイスランドが金融危機に陥り、国家の「非常事態」を宣言してから約半年。国際通貨基金(IMF)による支援などを経て大混乱は収まりつつあるが、失業率の急上昇などで景気は厳しさを増しており、経済立て直しは容易ではない。
 アイスランドの2月の新車販売台数は前年同月に比べ91%の大幅な減少となった。失業率も金融危機が深刻化する前の昨年9月は1.3%だったが今年2月は8.2%と急上昇している。』

 紙面版の方には続きがあります。

『アイスランドは金融危機で海外からの投資マネーが一気に流出。昨年十月六日に当時のホルデ首相が非常事態を宣言。翌七日から九日にかけ、大手三行を相次ぎ政府管理に移した。(中略)IMFは今年の経済成長率はマイナス9.6%まで落ち込むと予想している。』

 マイナス9.6%の経済成長率というのはISK(アイスランドクローナ)建でしょうから、ドル建てだとどのくらいになるのでしょう。マイナス二割前後かな。 「崩壊する世界 繁栄する日本」で散々書いたので最後にしますが、
日本は金融立国アイスランドを見習え!
 とか言っていた人は、反省文をインターネットに公開してほしいです、マジで。

 ところで、アメリカ自動車市場ウォッチャーとしては、本日、この記事を外すわけにはいきません。(情報提供NO様 多謝!)

米財務省がクライスラーと協議開始、清算の可能性も=報道
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-37603820090421
 ウォールストリート・ジャーナル紙は、米財務省が20日、クライスラーや伊フィアット、全米自動車労組(UAW)との協議を開始したが、クライスラーが清算に追い込まれる可能性が高まっていると報じた。
 関係筋によると、オバマ政権の一部の当局者は、クライスラーの製品開発力が弱く、海外事業も規模が小さいため、救済する価値がないとの結論に達したという。
 クライスラーは今月30日までに、労組・金融機関とコスト削減で合意し、フィアットとの提携を詰める必要があるが、合意が成立しない場合、政府はクライスラーに対し、来週にも連邦破産法11条を活用した経営再建か、連邦破産法7条の申請による清算を求める可能性があるという。』

 清算。チャプター7。連邦破産法第7条。ついに、事態はここまで至ってしまったか、という感じです。
 御存じない方のために説明しますと、一口に「倒産」とは言っても、実は二種類あります。すなわち「再建型」と「清算型」です。
 再建型(アメリカのチャプター11、日本の民事再生など)とは、債権者への弁済を実施しつつも、事業は継続し、再建を図る「倒産」です。日本の民事再生の場合は、それまでの経営者が残って再建活動に従事することが可能です。(条件はあるのですが)
 もしも倒産した企業を再建しようとした場合、その企業について熟知している経営者自らがあたったほうが、再建の確率が高まるという発想ですな。
 しかし、再建型の「倒産」を選択したとしても、会社消滅の事態に陥るケースはもちろんあります。例えば、昨年9月15日に倒産したリーマン・ブラザーズです。(この名前、恐らく歴史の教科書に載るでしょうね)
 リーマンはチャプター11を申請し、倒産したのですが、瞬く間に分解され、消滅してしまいました。
 再建型の倒産に対し、清算型の倒産とは、いわゆる「破産」です。裁判所が選任した破産管財人が乗り込んできて、破産者の財産を換金し、債権者に分配するわけです。
 クライスラーは少し前までは、フィアットへ身売りか、チャプター11(再建型倒産)と考えられていたのですが、いまや清算型倒産が視野に入ってしまったわけです。日刊自動車新聞は、GMに先行してクライスラーが破産する公算が大きいと、4月20日の社説で書いています。
 同社説の中で、日刊自動車新聞は、もしもGMが清算型倒産を免れ、チャプター11で再建を目指したとしても、ブランドはシボレーなど一部に絞られると書いています。そうなると、新生GMの企業規模は販売台数にして年間400万~450万台規模に縮小し、ルノー・日産連合を下回り、一気に現代自動車並に転落することになってしまうそうです。
 現代自動車並と書くと、本ブログの御訪問者の方々には、事態の深刻さが実感できるでしょう。

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