新世紀のビッグブラザーへ blog-日本の田植え祭


三橋貴明診断士事務所  を開設しました。お仕事のご依頼はこちらから 
崩壊する世界 繁栄する日本 「国家モデル論から解き明かす」 発売中!
Yen.SPA! 4月23日号に、インタビュー記事『「日本経済悲観論」の嘘』が掲載されています。

共同キャンペーン 日本の田植え祭  
共同提案者 渡邉哲也氏ブログ
田植え祭まとめ@Wiki  
放送倫理・番組向上機構に意見を送るス


 四月に入って以降、Ameba側の毎日のUU(PCのみ)が12,000人を超えるようになりました。Yahoo!の方は相も変わらず、増えも減りもせず8,000アクセス程度です。AmebaのPC、モバイル(PVだと5,000位)、そしてYahoo!を合計すると、もしかするとネットのアクセス数が20,000人に届いているかも知れません。 
 人気ブログランキング政治部門三位、ニュース部門首位に加え、Amebaのジャンルランキング(政治・経済)の方も三位にランクイン致しました。これも全ては当ブログを御訪問して頂き、応援して下さる皆様のおかげです。心から感謝申し上げます。
 しかも、この状況(ユーザーが分散されている)状況でも、Yahoo!週間ブログランキングの方では3位をキープできています。こちらの方も嬉しい驚きでございます。


 さて、補正予算が通ったことで本格的に内需拡大の政府支出が始まろうとしています。例により国内マスメディアがほとんど報道しないため、本日は特集でお届けいたします。(情報提供TM様)
 
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_17.html#Keikitaisaku
【総額75兆円の景気対策】
暮らしに届く
 ・定額給付金実施に2兆円
 ・住宅ローン減税の控除可能額が最大600万円
 ・環境にやさしい自動車の重量税・取得税が減免
 ・妊婦検診14回まで無料
 ・出産育児の一時金を42万円
 ・高齢者の医療費負担軽減
 ・学校など公共施設の耐震化・防災対策
雇用を守る
 ・3年間で2兆円の緊急雇用対策
 ・失業手当の給付を60日分延長
 ・雇用保険料の料率を0.4%引き下げ
 ・地域の雇用を作るために4,000億円規模の基金
 ・非正規社員の雇用保険加入要件を緩和
 ・失業者に雇用促進住宅を提供
中小企業を支える
 ・緊急保証・セーフティネット貸付枠を30兆円に拡大
 ・中小企業の軽減税率22%を18%に引き下げ
 ・中小企業への雇用調整助成金制度を拡充
 ・年長フリーターの正規採用など、雇用維持・拡大に努める中小企業に、1人あたり100万円の奨励金
融・経済を強くする
 ・銀行への公的資金注入枠を2兆円から12兆円に増額
 ・政策金融の「危機対応業務」(3兆円規模)の発動・拡充
 ・1兆円の「経済緊急対応予備費」を新設
 ・銀行等保有株式取得機構の買取業務(最大20兆円)を再開
地方を元気にする
 ・土日祝日の乗用車の高速道路料金を1,000円以下に、平日は全ての車で3割程度引き下げ(大都市圏は除く)
 ・地方交付税を1兆円増額
 ・6,000億円規模の「地域活力基盤創造交付金」。
 ・緊急防災や災害復旧のために4,400億円。


 こうして列挙すると、日本国内の中小企業、及び一般の日本国民に手厚い財政出動であることが一発で分かります。
 以下、TM様から頂戴した政府の景気対策関連のリンク集です。


首相官邸ホームページに「現下の経済情勢への緊急対応」が掲載されています。
http://www.kantei.go.jp/jp/keizai/index.html
平成21年度予算(平成21年3月27日成立)を含めた「麻生内閣の経済対策」はこちら
http://www.kantei.go.jp/jp/keizai/keizaitaisaku090327.pdf
3段ロケットの景気対策が分かり易くまとまっています。
自民党ホームページ よくわかる世界最大級の景気対策
http://www.jimin.jp/jimin/info/teigaku_k/pc/index.html
麻生太郎総裁メッセージ
http://www.jimin.jp/jimin/info/teigaku_k/pc/message.html
教えて景気ハカセ!(Flashムービー)
http://www.jimin.jp/jimin/info/teigaku_k/pc/flash.html
もっと教えて景気ハカセ「世界最大級の景気対策2/75」
http://www.jimin.jp/jimin/info/teigaku_k/pc/motto.html
さらに詳しく知りたい(PDF)
http://www.jimin.jp/jimin/info/teigaku_k/pdf/keikitaisaku.pdf
財務省 平成21年度税制改正の要綱の概要
http://www.mof.go.jp/seifuan21/zei002.htm


 続けて、いつも自動車市場関連の情報を頂いているNO様から上の「暮らしに届く 環境にやさしい自動車の重量税・取得税が減免」他、自動車市場向け対策の詳細を頂きました。

 以下、折角なのでそのまま引用させて頂きます。


---以下、NO様のメールから引用
 さて、いつもの通り車の話題です。本日お送りした「新車購入補助制度」が実現すれば自動車業界のみならず、日本経済に相当なインパクトがあると思われます。なにしろ、「財源規模は7千億~8千億円で調整し、来年度の新車販売を約100万台押し上げる」とのことですので自動車業界だけで数兆円の売り上げ増が見込めます。⇒日刊自動車新聞の記事(日刊自動車新聞「新車購入補助導入へ、政府方針  追加経済対策に盛る)を参照願います。

「新車購入補助制度」は2つの補助金から成る政策です。
古い車からの代替を促す〔スクラップ・インセンティブ(廃車・代替奨励金)〕
新車購入補助金
-----
「〔スクラップ・インセンティブ〕は、登録から13年超の古い乗用車を廃車し、2010年度燃費基準達成車に買い替える場合、登録車で台当たり30万円、軽自動車で同15万円を補助する方向で調整する。新車購入補助は、廃車などの条件を付けず、排ガスで4ツ星(平成17年度基準比75%軽減)、燃費で2010年度基準を達成車した新車の購入について、1台当たり10万円前後の補助金を支給する方向。政府・与党間で最終調整を急ぎ夏前にも実施したい考え。実施期間は来年度末まで」
-----
 これとは別に4月からエコカー減税が実施されます。ハイブリッド車だけでなく、日産の「セレナ」など一般のガソリン車でも一定の環境基準を満たせば〔75%減税〕などが適用され、10万円以上税金が安くなります。
『4月からエコカー減税、ハイブリッド車で10万円強』産経新聞2009年3月20日
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090320/biz0903202228013-n1.htm

「新車購入補助制度」とエコカー減税はいずれも”環境にやさしいクルマ”を購入する際に適用されるものですが、ダブルで効かせようとしているようですね。
◇「新車購入補助制度」:購入補助金------------------政府支出
◇ エコカー減税   :自動車取得税と自動車重量税の減税-------政府税収減


「スクラップ・インセンティブ」はドイツで大きな効果を上げており、GMに見放されたオペルを瀕死の淵からよみがえらせようとしています。
『独政府、自動車購入支援を延長 補助金支給に利用者殺到』日本経済新聞2009年3月26日
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090326AT2M2600226032009.html
『1―3月新車販売、過去10年で最高 独オペル、補助金が後押し』日本経済新聞2009年3月28日
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20090328D2M2800328.html


米国でもやるようですね。
『オバマ米大統領、新車購入インセンティブを発表』ロイター通信2009年3月31日
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-37243820090331

単純な地域(メーカー)限定補助金もそれなりに効果はあります。やり過ぎると”保護貿易”と言われかねないですが・・・
『総社市の三菱車購入助成制度、予定台数200台を早期に完売』日刊自動車新聞2009年3月31日
http://www.njd.jp/area/20090331-004.html

「新規需要」が湧き出すわけではないので、やはり買い替え促進策の「スクラップ・インセンティブ」が効果大です。
”ドイツで実証済み”の政策であり、燃費の良い車に替えて、遠出しようという誘引効果=「ETCで高速道路1000円」との相乗効果も見込めます。
---引用終わり


日刊自動車新聞「新車購入補助導入へ、政府方針  追加経済対策に盛る」 2009年3月30日
 政府・与党は、新車購入補助制度を追加経済対策に盛り込む方向で検討に入った。古い車からの代替を促す「スクラップ・インセンティブ(廃車・代替奨励金)」と新車購入補助金を組み合わせる。
 財源規模は7千億~8千億円で調整し、来年度の新車販売を約100万台押し上げる効果を見込む。国内新車市場は雇用や先行きへの不安から2ケタ減の深刻な状況が続き、この事態を放置すれば雇用情勢がさらに悪化しかねない。4月からのエコカー減税と合わせて新車市場を反転させ、景気の底割れを防ぐ。
 スクラップ・インセンティブは、登録から13年超の古い乗用車を廃車し、2010年度燃費基準達成車に買い替える場合、登録車で台当たり30万円、軽自動車で同15万円を補助する方向で調整する。新車購入補助は、廃車などの条件を付けず、排ガスで4ツ星(平成17年度基準比75%軽減)、燃費で2010年度基準を達成車した新車の購入について、1台当たり10万円前後の補助金を支給する方向。政府・与党間で最終調整を急ぎ夏前にも実施したい考え。実施期間は来年度末まで。
 現在、登録13年超の乗用車は登録車約650万台、軽自動車400万台の合わせて1000万台強あり保有全体の14%になる。こうした車両の代替を促し、環境対策と経済活性化の一石二鳥を狙う。
 日本自動車工業会は、来年度の四輪車総需要を429万8000台と見積もっている。昨秋から2ケタ減が続いており「昨年末の暦年見通しと比べ、さらに弱含みの傾向が出てきた」(青木哲会長)という。このため、メーカーからも4月のエコカー減税に加え「それ以上の政策もぜひ、お願いしたい」(トヨタ自動車の渡辺捷昭社長)との声が出ていた。自動車産業は雇用への波及効果も大きく、政府筋では新対策で約12万人の雇用効果が得られると試算している。
 スクラップ・インセンティブは独、伊、仏など数カ国が導入し、独で新車販売が増加に転じるなど一定の効果を上げている。
 米国や韓国も補助金や減税などを検討している。』


 日本人には「政府は金を持っていくだけだ・・・」とブツブツと愚痴を言うだけの人が多いですが、文句があるならば政府の金を使えばいいのです。折角これほど充実した予算を用意してくれたのですから、自ら動いてお金を使うべきです。
 以前、麻生総理がダボス会議でフランスの哲学者アラン・コーナーの名文を引用していましたが、あれは実は不完全なものでした。(と言うか、前半部のみの引用でした。) コーナーは自著の幸福論で、以下のように述べています。


悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである。およそ成り行きに任せる人間は気分が滅入りがちなものだ
 
 成り行きに任せて現状を嘆いている暇があれば、自分から動けば良いのです。文句を言う資格がある人は、自らもきちんと行動することができる人だけでしょう。

日本こそが世界で最も早く不況を脱する、と思った方は

↓このリンクをクリックを。

新世紀のビッグブラザーへ blog


 新世紀のビッグブラザーへ ホームページ はこちらです。
 
新世紀のビッグブラザーへ blog一覧 はこちらです。
 
関連blogへのリンク一覧 はこちらです。

 兄弟ブログYahoo!版へ