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韓国ウォンが続落し、再び1ドル1050ウォンのラインに近接しています。(08年08月19日終値で1049.1)しかも、ここ五日間続落です。三度目の正直ということで、ついに終値で1050ウォン突破の金字塔を打ち立てるのでしょうか。(添付画像参照)

 さて、本日の話題も韓国のメディアについてです。
 韓国メディアに感謝したいこと「その2」は、自国批判が目的とはいえ、日本が良い数値になっている国際調査を取り上げてくれることです。何しろ日本のメディアは、日本が悪い数値になっていない限り、この手の調査を取り上げてはくれませんから。
 そう言えば、外務省の五月のASEAN各国への調査も、
日本への信頼は→93%が「信頼できる」 日本との関係は→96%が「友好関係にある」
 この辺を無視して、
「重要な国」、日本より中国=ASEAN対象に調査-外務省
 こんな記事に仕立てあげられていましたねぇ。

http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/7730426.html

 また、この辺↓の記事も、朝日とか毎日変態とかは決して取り上げません。実際、腐れ果てています。

日本「世界に良い影響」、独と並びトップ…BBC・読売調査
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/archive/2008/4/4
英誌エコノミスト調査部門EIU発表「世界平和度指数」2008年
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/9284638.html

 さて、最近、韓国メディアが報道してくれた、日本の結果が良い調査結果といえば、昨今の2ch東亜+板を騒がせている以下の報道になります。この朝鮮日報により、わたしはアンホルトGMIの国家ブランドインデックスなるものを初めて知りました。(日本の数値が悪くないので、日本のメディアは報道しません。)

【社説】国家的課題に浮上した「韓国嫌い」解消
http://www.chosunonline.com/article/20080816000012
 李明博(イ・ミョンバク)大統領が光復節(日本の植民地支配からの解放記念日)の祝辞で「韓国人が世界で尊重されるようにするためには、われわれのイメージ、われわれの評判を画期的に高めなければならない。任期内に韓国の国家ブランド価値を先進国レベルに引き上げる」と述べた。その上で、大統領直属の国家ブランド委員会を設置することを明らかにした。
 1948年に政府が樹立された当時の大韓民国は、コンゴ、ガボン、ガーナなど大部分のアフリカ国家にもかなわないほど最貧国だった。しかし、現在の大韓民国は世界13位の経済大国だ。過去60年間で経済規模は750倍、一人当たりの所得は300倍に膨らんだ。世界銀行をはじめとする国際機関は「経済的奇跡を成し遂げた代表例」として韓国を挙げる。
 しかし、大韓民国の世界における地位とイメージ、評判はそんな経済力の足元にも及ばない。国家ブランド評価機関のアンホルトGMIは昨年、韓国の国家ブランド価値を3510億ドル(約38兆7890億円)と試算した。対国内総生産(GDP)比で37%に相当する数字だ。これに対し、日本は224%、米国は143%、オランダは145%と国家ブランド価値が経済規模をはるかに上回っている。韓国は国家ブランド価値の順位も2005年は25位、06年は27位、07年には32位と後退が続いている。
 なぜなのか。まず外国人は韓国といえばまず過激な暴力デモ、労使紛争を思い浮かべる。外国人労働者の人権問題などで韓国人は外国人に対し排他的だというイメージも固まっている。国民一人当たりの政府開発援助(ODA)が経済協力開発機構(OECD)加盟国で最下位圏にとどまっており、国際社会に対する寄与に欠け、ケチだという指摘も受けている。結局は政治、社会、文化、国民意識の発展が経済成長に追い付いていない結果だ。
 国家ブランドは国家競争力を高める上で最も重要なソフトパワーだ。観光、輸出、外国人投資の誘致など経済的効果だけでなく、国家の外交力強化という側面でもなくてはならない要素と言える。大韓民国が先進国を目指そうとすれば、まず国家ブランドをアップグレードさせなければならない。だが、政府だけがそれを目指しても成し遂げられるものではない。企業と民間団体、国民全てが関心を持ち、力と知恵を結集させる必要がある。』

 まあ、国家ブランドが果たして「さあ、先進国レベルに高めよう!」とかやって、本当に高められるかどうかはさておき、朝鮮日報が自国のレベルや問題点を正確に認識しているのには驚かされます。「外国人は韓国といえばまず過激な暴力デモ、労使紛争を思い浮かべる。」別に間違ってはいませんよね。
 もっとも、わたしが韓国と聞いて真っ先に思い浮かぶのは売春婦ですが。

 ちなみに、2007年のアンホルトGMIによる国家ブランドインデックス(NBI)のランキング一覧は以下になります。

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_10.html#NBI2007

 上位が欧州諸国ばかりで、経済大国である日本やアメリカがあまり宜しくない(ぎりぎりベスト10入り)という結果になっています。日本の順位が上位に(ベスト10でも充分立派なのですが)にいかないのは、観光と投資、それに移民の点数が低く、アメリカはずばり輸出の点が低いんだと思います。(加点項目は後述)
 韓国は点数以前に、順位がかなり低いですね、確かに。
 しかし最も影響力のある新聞(朝鮮日報)が「コンゴ、ガボン、ガーナなど大部分のアフリカ国家にもかなわないほど最貧国だった」などと、恐ろしく想像力に欠けた、アフリカ諸国を貶めるような論調で記事を書いてしまう以上、アンホルトGNIのNBIが上昇するのは難しいと思いますよ。何しろアンホルトGNIの加点基準には、「民度」があるのですから。

 アンホルトGMIによるNBIの加点項目(Anholt GMIのサイトより)
1. その国の人々:民度、教育水準、友好度など
2. ガバナンス:民主主義の浸透など
3. 輸出:輸出製品のイメージなど
4. 観光:その国を訪問する人への関心度、観光名所など(注:日本は恐らくこれが低いと思われ)
5. 文化遺産:その国の文化、遺産への世界的な認知度。映画、音楽、芸術など含む。
6. 投資と移民:その国への投資や移民を惹きつける魅力など(注:日本はこれも低い)

 但し、確かに韓国は民度は低いですが、メディアがこの手の国際調査やランキングを元に客観的に問題点を指摘しようという姿勢は、日本のメディアは本気で見習って欲しいです。正直、最近は日本のメディアが改善するより先に、各報道機関がことごとく倒産、廃業してしまう可能性の方が高いとは思っていますが。

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