新世紀のビッグブラザーへ blog


 ついに、ついに、人気ブログランキングの「ニュース部門」(1622件)において「新世紀のビッグブラザーへ blog」が栄光の第1位を獲得いたしました。(注:本ブログはブログランキングの「ニュース部門>社会・経済部門」に属しており、社会・経済部門では以前から不動の1位を頂戴しております。)

http://blog.with2.net/rank1700-0.html

 これも全ては、皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました。
 何しろ「毎日新聞を潰す三日間」の祭り期間中でさえ、ニュース部門の第1位にはなれませんでしたので、これはかなり画期的な事です。と言うか、ニュース部門の上位を独占していた似非「芸能ブログ」のエロサイトが、ことごとく管理人に追放喰らった、というのが真実のようですが、まあ、1位は1位です。
 人気ブログランキングに登録したときの目標「社会・経済部門はもちろん、ニュース部門での1位を獲得する」が実現したので、次の目標は「博士の独り言」を抜くことです!(無理・・・

 さて、アメリカのファニフレ公的管理の報道を受け、為替がまるでジェットコースターのような動きを繰り返しております。特に、ポン円!
 ポン円相場は、先週金曜日の午前中は1ポンド186.5円まで下落していたのが、本日の早朝は195.5円まで上昇し今は191.3円です。もしもわたしが、こんな通貨でハイレバのFXやっていたら、精神的に崩壊してしまうと思います。
 ファニフレ公的管理報道のおかげで、株価の方は総じて好影響を受けたようです。アジア株が日経平均((3.38%上昇)を含め、軒並み今年最大クラスの高騰を見せました。
 が、この上げ相場の中で、まるで世界から孤立するかのように大きく株価を下げた国が、一つだけあります。そう、我らが中国株です。

8日=続落、上海総合指数が06年12月以来の安値
http://www.recordchina.co.jp/group/g23716.html
 2008年9月8日、8日の中国大陸株式市場で上海相場は続落。上海総合指数の終値は前営業日終値比2.680%安の2143.421ポイントだった。上海総合指数が終値ベースで2200ポイントを割り込むのは06年12月13日以来となる。深セン相場を合わせた売買代金は412億元で、前営業日の425億元を下回った。
 地合いに改善がみられず、売り優勢で推移した。この日は米政府による米住宅公社2社の救済策発表や、これに伴うこの日の香港株の大幅反発、中国株式市場改革の進展など好材料が浮上したものの、株価への影響は薄く、値上がりが限定的なものだったことで、相場全体の投資家心理が冷え込んだ。 (中略)
 外貨建てのB株相場も大幅続落。4.039%安の141.170ポイント、深センB株指数が同3.047%安の352.384ポイントで引けた。』

 添付がブルームバーグから引っ張ってきた、ここ一年の上海総合株価指数の推移です。凄い・・・まるでパラシュート背負った三浦雄一郎氏にトライしてもらいたいほどの、見事な急斜面ですね。
 何度も書きましたが、上海株式のピークは2007年10月16日の6124ポイントで、本日の終値が2143ポイント。ピークからの下落幅が、ついに65%を突破してしまいました。株価がピークの35%になってしまったわけです。
 中国経済の夢の終わりは、何も株式だけではありません。

上海、7月の住宅価格が24%の大幅下落
http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200809060029a.nwc
 中国紙、上海証券報(電子版)は5日、民間研究機関の調査データとして上海の住宅価格が7月に前月比24%減となり、2005年7月以来の大幅安を記録したと伝えた。7月は住宅供給も減少。さらに新築住宅販売戸数は7、8月とも、前年同月比で70%近く減少したという。広東省広州や深センなどですでに表面化している住宅価格の大幅下落が、上海にも及んできた格好で、懸念される中国全土の“不動産バブル崩壊”に現実味が出てきた。国家発展改革委員会は先月、主要70都市で住宅価格が7月に1年2カ月ぶりの低い伸びにとどまり、前年同月比7%上昇だったと発表している。』

 もしも上海の住宅価格が本当に前月比で24%も下落してしまえば、百万人規模の暴動が起きていると思いますw 前月比24%減は、前年比24%減の間違いでしょう。
 もっとも、前年比24%減にしても、途轍もない数値には間違いありません。住宅価格の下落幅で言うと、ちょうどアメリカ以上、イギリス未満、といったところでしょうか。
 北京や深センの不動産価格はすでに下落に転じていますが(今年上旬から)、上海の住宅価格もついに下落に、しかも大幅な下落に転じたわけですね。
 日本のバブル崩壊は、株式が1990年、不動産が1992年と、若干のタイムラグがありました。が、中国のバブル崩壊は不動産と株式がほぼ同時期に崩壊を開始したわけですね。さすがにグレーターチャイナ、想像を絶するほどにダイナミックです。
 なんて事を書いていたら、先日、中国自動車市場ネタを投稿してくださったNO様より、思わず仰け反るような衝撃のネタをご紹介頂きました。

『Concern grows over slowdown in China car market 中国の自動車市場成長鈍化の不安
http://www.ft.com/cms/s/0/da816174-7cf4-11dd-8d59-000077b07658.html?nclick_check=1
Growth in the Chinese motor market has slowed more rapidly than expected in recent months – and August car sales may have fallen by as much as 10 per cent year-on-year, according to preliminary data.
中国の自動車市場は最近の月、予測よりもスピードが鈍化しました。そして速報値によると、八月の自動車販売は前年比で最大10%の減少したかも知れません。(後略) 』

 ・・・これは、本当に、掛け値なしで大変なことになりそうです。
 株式バブルが崩壊し、不動産バブルが崩壊し、ご承知の通りアメリカを中心とする外需が縮小し、そして国内市場が早くも頭打ちになったのです。特に中国の国内消費は、「中国は13億人の市場!」のスローガンにより、世界各国の投資をひきつける最後の拠り所でした。
 来週の確定値を待ちたいとは思いますが、特に中国市場を最後の支柱としていたGMは・・・・略

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