新世紀のビッグブラザーへ blog



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「ドル崩壊! 今、世界に何が起こっているのか?」重版発売中!
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 9月22日(月)発売のSPAに、インタビュー記事が出ます。
 9月19日(金)発売の撃論ムック「猟奇的な韓国」に「崩壊進行中の韓国経済の病理」を寄稿しました。
http://www.oakla.com/gekironweb/gekironcontents.html
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 22日に予定されている自民党総裁選挙では、麻生太郎幹事長が圧倒的な票を獲得しそうな勢いです。日本や日本人、そしてあえて言わせてもらえれば欧米や"ユーラシア周辺"の「自由と繁栄の弧」の国々にとって、大変幸運なことだと思います。
 福田首相。わたしは正直、あなたを殆ど評価していませんでしたが、今は御礼を言いたい気持ちで一杯です。よくぞまあ、あの絶妙なタイミングで辞意を表明してくれました。
 さて、世界経済にパラダイムシフトが起き、日本が大きく変わらなければならない時期に、日本人が最も適切な人物を首相に抱く事に我慢できない連中が存在します。その代表的な方々に登場していただきましょう。

もの申す!:自民党総裁選/1 野中広務・元自民党幹事長
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080917ddm005010009000c.html
◇麻生氏、資質に疑問あり(中略)
 ◇野中さんは現役時代から麻生さんに厳しかった。
 ◆人権を踏まえた視点がありますか。華麗な家柄だけど、人を平等に考えない。国家のトップに立つ人として資質に疑問がある。
 安倍晋三前首相と福田康夫首相が辞める時、2度とも事前に打ち明けられたのに、善後策も講じないで一番先に自分が手を挙げた。幹事長の職責が分かっていない人だ。
 ◇政策はどうです。
 ◆構造改革路線だった人が、景気回復を具体的にどうやるのか。経済対策をやりますと言うだけでは駄目だ。補正予算を成立させて、年末年始の地方議会に間に合わせないと国民に浸透しない。臨時国会冒頭解散なんてやったら、すぐはげて、深い傷を負う。
 ◇総裁選効果で衆院選は自民党が有利になりますか。
 ◆補正予算を通すなど、やることやれば、過半数は取れるでしょう。でも、ここはいったん民主党に政権を渡すのも一つの方法だと思う。できれば衆院選後、政界再編が起きてほしい。衆参のねじれと自民党の状況を見てたら、政界再編やらなきゃ課題解決はできないじゃない。(後略)』

 外国人参政権に賛成し、元朝鮮日報日本支社長である帰化韓国人白真勲や、ソウルで慰安婦デモに参加する岡崎トミ子などが国会議員として所属し、人権擁護法案を推進し、沖縄一国二制度を掲げ、韓国人女性を秘書に持つ小沢一郎を党首に頂く民主党に政権を渡せと。率直に言って、日本人離れした感覚の持ち主ですね、野中広務。
 そして、この野中のインタビューを「もの申す!:自民党総裁選」のトップバッターに持ってくる毎日変態新聞。そういえば、ページ数を少なくするだけでは収まらず、またまた字のサイズを大きくするそうですね。なぜですか? 「毎日変態新聞」のレッテルがすっかり定着してしまい、広告が少なくなり、ページを埋められなくなったからですか(笑
 そして、毎日変態新聞盟友たる夕刊ゲンダイ。こちらの方は、もう少し露骨に麻生非難のキャンペーンを展開中です。

麻生舌禍は病気なのか
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/20gendainet02038392/
マゾ気質でこびを売る
 自民党の麻生太郎幹事長が、また舌禍だ。こうなると、クセというより病気ではないか。(中略)
 今回の総裁選は麻生の勝ちが決まっている。そのため、麻生とその周辺は、票数よりも失言を気にしてきた。麻生本人も慎重に、注意深く発言してきたはずだ。それでも、このザマである。痴漢で何度も逮捕される男と変わらないのではないか。
 臨床心理士の矢幡洋氏が言う。
「麻生さんはべらんめえ調で豪快なイメージがありますが、よくよく観察すると卑屈なところが目立ちます。“事故死した弟の方が優秀だった”とか“学習院ではビリから5番以内”とか劣等感を隠さないし、街頭演説では『永田町で嫌われている麻生太郎です』『みんなに心配されている麻生太郎です』などと自虐的に話す。その上で、相手にこびを売り、過剰に褒めようとするのです。今回の暴言も、名古屋を日本の大事な拠点と持ち上げようとして失敗した。自らを下に置こうとするマゾ気質が招いたと分析できます」
 こんな人物にリーダーが務まるのか。オタクにこび、官僚にこび、米国にこび……では、日本の将来は真っ暗だ。

 つまり麻生幹事長が様々な階層の人々に人気が高いのは、彼が「媚びている」からだと。それでは、人気商売の人々はみんながみんな「マゾ気質」ですね。会社で礼儀正しく人気のあの人も、優しくて家族に愛されているお父さんも、みんな「マゾ気質」と。
 日本人離れしたゲンダイ関係者は、謙譲の美徳というものをご存じないようですね。バカですか? 

 さて、本日後半は珍しく日米欧中韓以外の話を。一国目は、BRICsの中で最も内需の割合が大きく、経済が健全を維持していると言われているブラジルです。
 本日の日経夕刊に、ブラジルレアルが安値圏で推移しているという記事が載っていました。9月18日の取引時間中に、ブラジルレアルは1ドル1.961レアルにまで下落しまいました。実に、一年ぶりの安値とのことです。(上の図がチャートです)
 チャートを見ると、確かに凄い下落振りです。八月初旬は1ドル1.57レアルだったため、一ヵ月半で約20%も下落してしまったことになります。
 日経新聞は、アメリカの金融危機の影響でインターバンク(銀行間取引)市場でのドル不足や、外国人投資家のブラジルからの資金引上げ加速が原因と分析しています。・・・韓国とあまり変わらないような。
 この記事が気になったので、ブラジルの株価の方も見てみました。(下の図がチャートです)すると今年の五月に72000ポイントのピークをつけたBVSPが、先週木曜日には48400ポイントにまで下落していることが分かりました。(翌日には、世界的な株価高騰を受けて53000ポイントにまで戻しました。一日で9.57%も高騰したわけです ^ ^;;) 
 ピークからの下落率は、32%。双璧二カ国には敵いませんが、きちんと暴落していたんですねw 株式が32%下落、通貨が20%下落となると、正直「ブラジル経済は健全」にも疑問符が立ちます。

 二カ国目は、最近の為替相場が韓国の上を行くジェットコースター状態のオーストラリアです。
 オーストラリアは資源国のくせに、なぜか貿易赤字国です。2006年のデータですが、GDPが8217億ドルに対し、貿易赤字が96億ドル赤字、経常収支が465億ドルの赤字となっています。
 更に驚かされるのはオーストラリアの対外債務残高です。同じく2006年のデータで、5153億ドルもの巨額に達しているのです。しかもこの数値はネット(純債務)です。グロスの数値が見当たらないのですが、恐らくGDPを超えているのではないでしょうか。
 
 「健全な経済」とは、一概に定義できないと思います。しかし「対外債務の巨額化」「株価暴落」「通貨暴落」「貿易赤字巨額化」「経常収支赤字巨額化」などの要素が「複数」あることは、決して経済が健全な状態とは言えないと思います。
 以前のアメリカは「対外債務」や「貿易収支」「経常収支」の赤字は巨額化していましたが、株価や通貨が上昇する、つまり投機資金が海外から流入することでバランスをとっていました。他の貿易赤字国も、ほぼ同様です。
 結局のところ、現在の世界で拡大中の危機は、サブプライムローン問題を切っ掛けにこのバランスが崩壊してしまったことに真因があると思うのです。

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