「ドル崩壊! 今、世界に何が起こっているのか?」再々重版決定!m(_ _)m 感謝! amazonの在庫も復活!
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9月19日(金)発売の撃論ムック「猟奇的な韓国」に「崩壊進行中の韓国経済の病理」を寄稿しました。
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 一体どうしたのでしょう。二日ほど前から「ドル高超円高」の流れが止まらなくなっています。特に欧州通貨の暴落ぶりは、まるで先日までの豪州ドルや韓国ウォンのようです。

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_13.html#EURO

 22日19:30現在の為替相場は、ドル円98.7円、ユロ円126.8円、スイスフラン円84.8円、そしてポン円が161.5円です。いつの間にか、ユーロが130円を切ってしまい、昨年までのドルの価格にまで落ち込んできました。
 と言うか、ユロ円は数ヶ月前まで169円とかだったんですよ!

ユーロ売り/日本株売りの新たな連鎖、輸出企業に打撃
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPJAPAN-34458620081022
 22日の東京市場は午後に入り、株安/円高に拍車がかかった。特に、景気悪化や金融機関の損失拡大観測が強まりやすいユーロが売り込まれ、ユーロ/円が急落。つれてドル/円も99円台に値を下げた。
 米株先物やアジア株も軒並み下げているが、円高による輸出企業の業績悪化懸念が根強い日本株はより売られやすい展開になっている。ユーロ売りを起点とした日本株売りに警戒感が広がっている。
 <ユーロ売りがテーマ
 為替市場ではユーロ売りがテーマ。欧州景気の悪化に伴う利下げ観測、出尽くし感がなかなか広がらない金融機関の損失問題など、ユーロ売りの材料は目白押しだ。
 ユーロ/ドルは1.2740ドルと2年ぶり安値を更新。きょうの高値からの下げ幅は300ポイントを超えた。心理的節目の1.3ドルを割り込んだ後、一段のユーロ売りを誘発するストップロスを巻き込み下げに拍車がかかった。
 ユーロは対円でも下げがきつく、127.00円まで下落し4年4カ月ぶり安値を更新した。
 三井住友銀行、市場営業部直物為替グループ長の高木晴久氏は「欧州周辺国の景気減速がユーロ圏景気にインパクトを与える可能性や財政問題などを考えると、欧州中央銀行(ECB)が金融政策の舵を利下げに切る可能性も出てくる。ファンダメンタルズに市場の目が向いてくれば、ユーロはまだ売り通貨だ」と話す。
 みずほ証券、チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏もユーロ弱気派だ。同氏は「ECBが今後、複数回の追加利下げに動くと見込まれ、一段のユーロ下落は避けられない」とし、ドル/円が100円前後ならば、ユーロ/円は120円程度までの下げ余地がある、とみている。
 こうしたユーロ売りの動きは英ポンドなどのクロス円の下落につながり、英ポンド/円は162円ちょうどと2000年以来8年ぶり安値圏で取引されている。さらにクロス円の売りがドル/円に波及、99.54円まで下げた。「100円付近に下落すると個人投資家による買いの動きがみられる」(ある外銀筋)とはいうものの、商品投資顧問業者(CTA)など短期筋が積極的にドル売りを進めた、という。(後略)』

 欧州の景気悪化、ECBの利下げ見込み、それに英国シンクタンクであるアーンスト・アンド・ヤングが英経済がすでにリセッション入りしており、2009年のGDPがマイナス1%成長になるとの見通しを示したことなど、様々な悪要素が重なった結果を受けてのもののようですね。
 英国の第3四半期の経済成長率は24日に発表されますが、恐らくこの時点からマイナス成長の可能性が高いといわれています。第2四半期はゼロ成長だったため、事実上、イギリスは今年の第2四半期からリセッション入りしたと言ってもいいのではないかと思います。
 実は、金融機関のダメージは、投資銀行が分離されていてたアメリカよりも、投資銀行を自行に抱え込んでいた欧州の方がきついと言われています。以前のエントリーで書いたように、不動産バブルの投機性についても、欧州はアメリカを上回っています。欧州通貨がどこまで下落するのか、全く読めなくなってきました。
 冗談抜きで、ユーロ円が100円を切るなんて光景が見られるかもしれません。
 さて、欧州の派手な崩壊に隠れて目立ちませんが、韓国経済はいよいよメルトダウン状態になってきました。

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_13.html#EURO

 通貨と株価(KOSPI)が同時に堕ちていく。明確なキャピタルフライトが、韓国経済を奈落の底に落とそうとしています。と言うか、普通の感覚であれば、現時点ですでに奈落の底です。
 本日のソウル株式市場は、大幅続落し、3年ぶりの安値を更新して引けました。一時は8%以上も下落したので、これでもよく盛り返した言えると思います。総合株価指数(KOSPI)の終値は、前日比61.51ポイント(5.14%)安の1134.59で、05年9月上旬以来の安値となりました。同時に為替相場も下落し、1ドル=1363.00ウォン(前日比42.9ウォン安・終値) 、100円=1365.23ウォンとなりました。
 今の趨勢が変わらない場合、韓国ウォンは明日にも再び1400ウォンを上回るでしょう。KOSPIの方は、、、ちょっと底が読めませんね。
 この状況を受け、韓国国内からは悲鳴と恐怖の報道が増えてきました。

韓国ウォン、再度急落の可能性も=サムスン研
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/081022/23429.html

韓国経済:97年のアジア金融危機よりも困難な状況に直面-企画財政相
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=armueTyp4jM0

韓国の経済状況はアジア金融危機時より深刻─大統領
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK829052720081021

 李明博大統領が改めて表明するまでもなく、韓国の経済状況はアジア通貨危機時よりも間違いなく深刻です。何しろ、今回は世界中で需要収縮が起きているため、ウォン安で割安になった韓国製品を輸入してくれる国は、事実上無いのです。
 厳密には、韓国の隣に購買力がかつてないほどに高まりつつある内需依存国が一つありますが、この国は・・・。

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