「Voice 12月号 特集 金融危機を突破する法」に「特集Ⅱ 東アジアの危険な火種 韓国経済は崩壊寸前だ ウォン暴落、純債務国化-悪循環は連鎖する」(長いタイトル・・・)を寄稿しました。
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 世界で最もイノベーティブな国はどこでしょう。英語で書くと「World's Most Innovative Nations」はどこでしょう、となりますが、そのまんまの論文と報道が今月5日にリリースされました。

World's Most Innovative Nations: Where New Technologies And Products Take Off
http://www.sciencedaily.com/releases/2008/10/081031141524.htm
 A new study reveals the world's most innovative countries, with Japan and the Nordic countries earning top spots and the United States finishing in sixth.』

 日本の新聞社が記事にするとは思いませんが、恐らくこの手の順位が大好きな朝鮮日報などが記事にしてくれることでしょう。(日本の順位は省かれるかも知れませんが)
 南カルフォルニアのマーシャルビジネススクールなどが、16の製品カテゴリーについて50年ものタイムスパンで調査を行ったところ、世界で最も迅速に革新的な製品が普及している国、すなわち世界で最もイノベーティブな国のトップは日本である、という調査結果が明らかにされました。日本の後には北欧諸国が続き、アメリカは六位に終わりました。

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_14.html#Inovation

 大元の論文は↓こちらになりますので、英語が得意な方は是非お読みください。(長いです。さすがに全部読む気にはなれませんでした。)
http://www-rcf.usc.edu/~tellis/globaltakeoff.pdf

 世界のイノベーティブな国ランキングは以下の通り
1位 日本
2位 ノルウェイ
3位 スウェーデン
4位 オランダ
5位 デンマーク
6位 アメリカ
7位 スイス
8位 オーストリア
9位 ベルギー
10位 カナダ
11位 フィンランド
12位 ドイツ
13位 韓国
14位 ベネズエラ
15位 イギリス
16位 フランス
(中略)
31位 中国

 論文の共著者であるリーハイ大学のChandrasekaran助教授のコメントを読むと、
「グローバル市場のダイナミックな変化は、イノベーティブ(革新性)の概念を再定義している。迅速に、より多くの製品が市場に紹介され、それらの変化を受け止める国家の能力こそが、どれほど革新的になったかを示す真の指標である」
 とのことでございます。
 調査結果によると、日本では新製品が(平均)5.4年で立ち上がり、他のあらゆる国々よりも早く、ノルウェイ及び他の北欧諸国が日本に近接しているとの事です。アメリカはこれらの諸国に遅れを取っている、と。
 更に共著者の一人であるTellisディレクターは、
「我々が学んでいる事は、その国が迅速に新しい製品や技術を受け入れる際に、文化が意義深い役割を果たすということだ。(但し、それは唯一の指標ではない)」とコメントしています。
 要は、文化的に新しもの好きで、変化に柔軟に適応していく能力を持つ国ほど革新的である、ということでしょうか。
 日本は確かにある程度当てはまる気がしますが、北欧人もそうなのですか。わたしは北欧の人々についてよく知らないので、是非、北欧在住日本人のコメントが欲しいところです。
 あ、あと超どうでもいいことですが、韓国(とベネズエラ)は地中海諸国に比べると、イノベーティブだそうです。良かったですね>朝鮮日報。
 そして、中国。
 言われてみると、中国発の最近の製品や技術って、一つも思いつきませんね。

 さて、本日はこの企業に関する記事だけは掲載しないわけにはいかないと思っていました。

GM「09年前半にも資金不足」 米次期政権の支援促す
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081108AT1D0800O08112008.html
 米ゼネラル・モーターズ(GM)と米クライスラーの合併協議が中断に追い込まれた。米金融危機が起きた9月以降、合併構想を起死回生策と位置付けてきたが、金融機関や特定企業への支援を嫌うブッシュ政権の支持を固めきれなかった。ただ、GMは来年前半にも「資金不足に陥る」恐れを表明するなど政府支援の必要性を強く訴えている。今後は14、15日に米ワシントンで開く緊急首脳会合(金融サミット)の行方やオバマ次期政権の動向が各社の生き残りのカギを握る。(後略) 』

GMとフォードを格下げ 米S&Pなど
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20081108AT2M0800X08112008.html
 米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は7日、米ゼネラル・モーターズ(GM)の格付けを投機的等級内で「Bマイナス」から「CCCプラス」に引き下げた。一方、米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは同日、米フォード・モーターの格付けを「B3」から「Caa1」に下げた。
 GM、フォードとも7日発表の7―9月期決算で現金流出が激しくなっていることが明らかになり、資金繰り懸念が高まっているため。』

 アメリカ政府が資金を突っ込み、GMとクライスラーを合併させることで収拾を図ると予想していたビッグスリー問題解決のシナリオが、大きく狂いました。GMが破綻すると、冗談抜きで「世界」が変わってしまいます。何とかソフトランディングに成功してもらいたいものです。 

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