国家のモデルIII（前編）からの続きです。
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/20138997.html
要するに何が言いたいかと言えば、グローバリズム全盛の時代と言えど、日本語というローカルなツールを駆使することで、実は逆に日本の付加価値が高くなっている可能性が高いということです。もしも日本が英語文化圏だったとしたら、いわゆる日本の文化的、中産階級的な仕事は、インドなどにオフショアされるでしょう。結果、アメリカのように金融・法律分野の高給取りと、低賃金なサービス業に従事する人々とに、社会が二分された可能性が極めて高いのです。日本の「平均的に優れている」人々が集まり、情報を交換することで価値の高い製品・サービスを産み出すという、付加価値向上の黄金モデルも失われたことでしょう。
一昨日のエントリー「円高で強くなる！」において、最後の賢人としてご登場された富山和彦氏の「世界がフラット化するほど、「日本らしさ」が逆に問われる。日本とは何者なのか、今まで以上に問われている。」のままなのですが。また、三國氏の「ニーズはその国の文化。そしてニーズを増やすには、国内の消費を増やせばいい。円高で内需を活発化し、それにより国際競争力を持つ製品を生み出せ。」にも繋がると思います。
ちょっと整理します。
■グローバリズムの時代、言語的な参入障壁が無ければ、知的労働さえもオフショアされ、国民所得の低い国に仕事が流れる可能性が高い（アメリカでは、実際に流れている）
■むしろローカルな環境で、ローカルな文化、ローカルな言語を背景に活性化した製品・サービスこそが、グローバリズムの世界で差別化する要因となる
円高が進行するサブプライム危機以降の日本の国家のモデルは、いかにあるべきか。また、各日本企業、各日本人は何を目指すべきなのか。GDP構成、国際収支構成、対外債務・債権、そして為替相場を分析し、マクロからミクロの戦略へと落とし込んでいく。これが超簡略化した「国家のモデル」のプロットです。
もちろん、日本だけではなく世界各国の国家のモデルも分析し、「どうだった⇒どうなる」について書き進めたいと思っています。（少なくともアイスランド、スイス、韓国、中国、そしてアメリカには登場して頂くつもりです。）
どうでしょうか？ 本企画に興味が惹かれ、かつ読者様のご職業が編集者様だったりした場合は、ご遠慮なく下記「新世紀のビッグブラザーへ ホームページ」のMail Boxからご連絡下さい。ちなみに、本企画は未だ出版社は決まっておらず、かつ未だどこかに持ちかけることもしておりません。
一応、人気ブログランキング「ニュース部門」所属なので・・・
『10月の企業物価指数、前月比1.6％下落 素材価格急落で
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081113AT2C1300813112008.html
日銀が13日発表した10月の国内企業物価指数（2005年＝100、速報値）は109.8となり、前年同月と比べて4.8％上昇した。9月（6.8％）から伸び率は大幅に鈍化。前月比では1.6％下落と比較可能な1960年以降で最大の下げ幅となった。世界的な景気減速や、金融危機による投機資金引き揚げなどを背景に、原油や非鉄金属など素材価格が急落している。（後略）』
ちなみに、日本の10月の輸入物価は前月比▲11.05％、前年同月比＋3.27％でした。前年比の伸び率は大幅に低下しています。
対する（自称）日本のライバル国さん。
『輸入物価が４７％急騰、ウォン安の影響続く
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2008/11/14/0500000000AJP20081114002700882.HTML
韓国銀行が１４日に発表した１０月の輸出入物価動向によると、先月の輸入物価は前年同月比４７．１％、前月比４．１％、上昇した。前月比の輸入物価上昇率は、８月にマイナス４．４％と１年２カ月ぶりの下落を示したが、９月（２．３％）に再び上昇に転じた。前年同月比上昇率は７月の５０．６％がピークで、８月と９月はいずれも４２．６％だった。（後略）』
通貨安で輸入物価上昇が収まらず、本当に大変だと思いますが、頑張ってください。頑張ってください。
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一昨日のエントリー「円高で強くなる！」において、最後の賢人としてご登場された富山和彦氏の「世界がフラット化するほど、「日本らしさ」が逆に問われる。日本とは何者なのか、今まで以上に問われている。」のままなのですが。また、三國氏の「ニーズはその国の文化。そしてニーズを増やすには、国内の消費を増やせばいい。円高で内需を活発化し、それにより国際競争力を持つ製品を生み出せ。」にも繋がると思います。
ちょっと整理します。
■グローバリズムの時代、言語的な参入障壁が無ければ、知的労働さえもオフショアされ、国民所得の低い国に仕事が流れる可能性が高い（アメリカでは、実際に流れている）
■むしろローカルな環境で、ローカルな文化、ローカルな言語を背景に活性化した製品・サービスこそが、グローバリズムの世界で差別化する要因となる
円高が進行するサブプライム危機以降の日本の国家のモデルは、いかにあるべきか。また、各日本企業、各日本人は何を目指すべきなのか。GDP構成、国際収支構成、対外債務・債権、そして為替相場を分析し、マクロからミクロの戦略へと落とし込んでいく。これが超簡略化した「国家のモデル」のプロットです。
もちろん、日本だけではなく世界各国の国家のモデルも分析し、「どうだった⇒どうなる」について書き進めたいと思っています。（少なくともアイスランド、スイス、韓国、中国、そしてアメリカには登場して頂くつもりです。）
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『10月の企業物価指数、前月比1.6％下落 素材価格急落で
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081113AT2C1300813112008.html
日銀が13日発表した10月の国内企業物価指数（2005年＝100、速報値）は109.8となり、前年同月と比べて4.8％上昇した。9月（6.8％）から伸び率は大幅に鈍化。前月比では1.6％下落と比較可能な1960年以降で最大の下げ幅となった。世界的な景気減速や、金融危機による投機資金引き揚げなどを背景に、原油や非鉄金属など素材価格が急落している。（後略）』
ちなみに、日本の10月の輸入物価は前月比▲11.05％、前年同月比＋3.27％でした。前年比の伸び率は大幅に低下しています。
対する（自称）日本のライバル国さん。
『輸入物価が４７％急騰、ウォン安の影響続く
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2008/11/14/0500000000AJP20081114002700882.HTML
韓国銀行が１４日に発表した１０月の輸出入物価動向によると、先月の輸入物価は前年同月比４７．１％、前月比４．１％、上昇した。前月比の輸入物価上昇率は、８月にマイナス４．４％と１年２カ月ぶりの下落を示したが、９月（２．３％）に再び上昇に転じた。前年同月比上昇率は７月の５０．６％がピークで、８月と９月はいずれも４２．６％だった。（後略）』
通貨安で輸入物価上昇が収まらず、本当に大変だと思いますが、頑張ってください。頑張ってください。
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