三橋貴明診断士事務所を開設しました。お仕事のご依頼はこちらから http://takaaki-mitsuhashi.com/
本日発売のSPA12月30日号にインタビュー記事が掲載されています。（P6です。） http://spa.fusosha.co.jp/
集合知プロジェクト 進行中！ http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/folder/1158306.html
既に日がな一日中、PCの前でキーボードを叩き続けている執筆モードの筆者ですが、早くも曜日や日付の感覚が薄れてきました。明日が大晦日、明後日がお正月で合っていますかね？
執筆モードに入り数日が経過し、「ドル崩壊！」執筆時の光速のキータッチが戻ってきました。一応、ブログは毎日書き続けていましたが、やはり数ヶ月のブランクがあると厳しいですね。とは言え、毎月こんなモードで仕事したいなどとは、欠片ほども思いませんが。
現在、筆者が一日に打ち込む文字数を教えたら、読者の皆様は吃驚されるでしょう。しかし筆者が現在抱えている仕事量をお聞きになられると、更に驚かれるでしょうけどね、ふっふっふ。
しゃかりきになってキーボードを打っている間に、いつの間にか韓国経済が崖っぷちに追い込まれていました。
『"船員たち, 韓国行航海ボイコット決意"<FT>
http://media.daum.net/economic/others/view.html?cateid=1041&newsid=20081229081324848&p=yonhap
(ソウル=連合ニュース) この率記者 = 海外船員たちがテアン油流出買って来て関して韓国法院がホベイスピリット号の船長と航海士を拘束したことに抗議して韓国行航海を拒否する事にしたとファイナンシャルタイムス(FT)が 29日全世界主要海運団体を引用して報道した.
大田地方法院は去る 10日開かれたテアン沖合油流出事故関連抗訴審で 1審の時の無罪を宣告受けたホベイスピリット号船長チァウルラシと航海士チェタンシに対してそれぞれ金庫 1年6月と 8月を宣告して法廷拘束した.
ホベイスピリット号は去年 12月7日テアン沖合に停泊していて三星重工業の海上クレーン浮選とぶつかりながら 1万2千547kl(1千900M/T)の原油を海上に流出させて韓国史上最悪の海洋汚染事故を起こした.
ボイコットが拡散したらほとんどすべてのエネルギー需要を船舶によって供給される原油とガスと石炭に寄り掛かる韓国に深刻な問題をもたらすことができると新聞は言った.
主要海運団体たちがボイコットに加わる事にした理由は多くの沿岸国家が海上事故による汚染などを自国企業や政府当局者たちのせいで見るよりは外国船員たちのせいにしているからだと新聞は説明した.
世界運送労動者連合(International Transport Workers' Federation)は二人の船員に対する判決が "理解することができなく悪意的"という反応を見せたし, 引導レーバーユニオンたちは韓国産物品に対して不売運動をして, 船員たちが韓国停泊を拒否することに決意した.
国際的な船主組職であるインタマネージャーは韓国で運航を拒否する船員たちを邪魔しないと宣言した. 液体運び船主たちの集まりであるイントテングコも同じな立場(入場)を取った.』
タグ・ボートに引かれたサムスン重工業の海上クレーン船が、停泊中のタンカー「ホベイスピリット号」に激突し、ホベイスピリット号から重油が流れ出た海難事故は覚えていますが、まさか停泊していたホベイスピリット号の船長たちが有罪判決を受けるとは・・・。それは、主要な海運団体が韓国行きをボイコットして、当たり前です。
ただでさえウォン安で輸入物価の上昇が収まっていないのに、ここで韓国への輸入が劇的に減少するようなことにでもなったら。。。あまり想像したくない結末が待ち受けていそうです。
実体経済の方もとんでもない状況になりつつありますが、為替の方はもっと洒落になりません。
韓国の企業や金融機関が海外から借りた外貨建て債務の返済レートが決定する、本日の午後3時を控え、韓国銀行がなりふり構わず為替防衛の介入をするのは、まあ想定内でした。何しろ、ウォン安であればあるほど、韓国の外貨建て返済額は膨らんでしまうわけですから。
昨日のラスト30分の介入は、見事なものでした。何しろ1ドル1284ウォンから、一気に1248ウォンにまで叩き落としたわけですから。（図１参照）
しかし、今日のこれは何でしょう。朝一の介入はともかく、その後のウォン安傾向に入ってからの取引額が少なすぎです。（図２参照）
まさかとは思いますが、為替市場の取引を止めたわけではないですよね。年末のドル需要が最も高い日に、この取引と為替レートの推移は、異常すぎます。と言うか、ドル建ての支払が必要だった韓国の銀行や企業は、大丈夫だったのでしょうか。
もしも為替市場の取引を制限したのであれば、恐らく昨日の大介入で手持のドルが尽きたことが原因と推測されますが、ロシアがルーブル市場の取引を制限した結果、どうなったのか、韓国銀行は思い出すべきだと思います。怒涛のルーブルの売りを抑えきれなくなったロシア当局は、最近、二度、三度と通貨切り下げを余儀なくされました。
実際、↓この記事を読むと、韓国の為替防衛はついに来るところまで来た気が致します。
『韓国金融監督院、ドル退蔵について調査＝聨合通信
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK834414920081230?feedType=RSS&feedName=marketsNews
韓国は個人や企業によるドルの退蔵について調査している。聨合通信が３０日、韓国金融監督院（ＦＳＳ）当局者の話を基に伝えた。
報道によると、この当局者は「国内通貨市場でのドルの退蔵のうわさについて調査している」とし、「銀行に対し、個人や法人顧客の外為取引記録を提出するよう要請する計画だ」と述べた。
ＦＳＳ関係者のコメントは得られていない。』
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