三橋貴明診断士事務所を開設しました。お仕事のご依頼はこちらから http://takaaki-mitsuhashi.com/
 Voice3月号に、筆者(紙媒体)初のシミュラフィクション「1ドル70円台の日本経済」が掲載されています。
 また、本シミュラフィクションをお読み頂いた方は、是非とも以下のPHPのメールアドレスまで、感想を送って下さいますようお願いいたします。
PHP研究所Voice編集部 voice@php.co.jp
 Voiceのamazon在庫切れになってしまったようですが、ここでも読めます。(http://news.goo.ne.jp/article/php/business/php-20090219-09.html

 タイトルと全然関係ない話ですが、Voiceの寄稿があちらこちらに配信された関係で、最近、新たに当ブログの読者になられた方も多いかと拝察いたしますので。
 本ブログの過去エントリーは、本文一番下の「新世紀のビッグブラザーへ blog一覧は↓こちらです。」の下のリンク先に整理してあります。Yahoo!ブログであろうがアメーバブログであろうが、過去エントリーの閲覧は不便極まりないので、ブログは業者、アーカイブは自前サーバという現在の形態を変える予定はありません。
 ところで、「blog一覧」の少し上に「人気ブログランキング」へのリンクがあります。当ブログは「ニュース>社会・経済」部門及び「ニュース」部門で断トツの首位を長らく続けさせて頂いております。当ブログのランキングポイントには、非常に面白い特徴があるのにお気づきでしょうか。
 ブログランキングは「週間IN」のポイントで順位が決まるのですが、その右に「週間OUT」すなわちブログランキングのページから、そのブログに飛んだ人の統計情報もあるのです。他のあらゆるブログは「週間OUT」のポイントの方が「週間IN」よりも多いです。すなわち、直接ブログにアクセスするのではなく、ブログランキングのページからそのブログに飛んでいる人が多いのです。
 ところが、なぜか「新世紀のビッグブラザーへ blog」のみが「週間IN」>「週間OUT」をず~っと継続しています。これは人気ブログランキングに参加して以来、一度たりと途切れることがなく続いている特長です。
 最近の当ブログは皆様のおかげをもちまして、人気ブログランキング「総合」部門の50位に滑り込むケースが増えています。当ブログよりも順位が上のブログの「週間IN」と「週間OUT」を全て見てみたのですが、「週間IN」>「週間OUT」になっているのは当ブログだけでした。不思議です。

 さて、本題です。新聞の危機が、いよいよ本格化して来ました。

崩壊前夜の新聞業界 ついに始まった「コスト削減の嵐」
http://moneyzine.jp/article/detail/131010
 高給で有名な大手新聞社。しかし売上や広告費が減っているなかで、ビジネスモデルの限界が囁かれている。
 新聞業界のビジネスモデルは崩壊寸前だ。パソコンや携帯電話などからインターネットによって情報を取得し始めた若者を中心に新聞離れが進んでおり、購読者の減少とともに広告費も縮小傾向、さらに用紙代の上昇や金融危機も業界による不況も深刻な影響をおよぼしている。(中略)
 相次ぐ夕刊廃止の要因は、収益の2本柱である購読者数と広告費が減少だ。広告出稿は10年前の水準より2割ほど減少しており、電通の調査によると07年の新聞広告費は、9462億円(前年比94.8%)と推定されており、2年連続で1兆円を下回り、広告費の減少傾向は歯止めがきかなくなっている。(後略)』

 ちなみにリンク先に大手新聞社の平均年収(従業員のみ)が載っていますので(非公開の読売を除く)、以下に整理しておきましょう。

■朝日新聞 1329万円
■日経新聞 1304万円
■毎日新聞 861万円
■産経新聞 797万円

 えらい格差ですな・・・・。何かこの数字だけ見ると、毎日変態新聞こと毎日新聞よりも先に、高コスト構造で朝日新聞の方が先にくたばりそうな気配すらします。日経はまあ、大手紙の中で唯一部数を伸ばしていますので(微々たるものですが)。
 さすがにこれだけブログが盛況で、産経新聞関連のWebページへのアクセス数が月刊に9億ページビューを超えるような状況では、「若者の活字離れ」というインチキレトリックも使われなくなっていくでしょう。(注:当ブログではネット上の活字も「活字」と見なしています。辞書はネット上の活字に触れられていませんが、これは単に辞書が追いついていないと考えていますので。)
 Moneyzineの記事にあるように、現在起きている現象は「若者の新聞離れ」であって、活字離れでも何でもありません。
 廣宮氏の「国債を刷れ!」の後書きにも書きましたが、企業が破綻する原因の多くは「問題に対処しなかった」ためではありません。真の問題が何か把握せずに「間違った対処」をすることで破綻します。問題の把握が間違っている以上、対処も間違って当たり前なのです。
 そういう意味で、ネットに叩かれてネットを敵に回した毎日変態新聞こと毎日新聞は、他紙と比較し、もはや韓国クラスの斜め上の突き抜けっぷりな間違った対処、間違った問題把握をしていますので、さっさと倒産するでしょう。(高コスト構造を抱える「あの」朝日ですら、対処はともかく、問題の把握自体は毎日よりはまともです。)
 そういえば、毎日はこんな記事も書いていましたw 焦っているのがよく分かりますが、これも間違った問題把握、間違った対処の一つです。

韓国:「3大紙に広告出すな」ネット運動に有罪判決
http://mainichi.jp/life/electronics/news/20090221k0000m040140000c.html
 【ソウル西脇真一】朝鮮日報など韓国の大手3紙の広告主に対する広告掲載中止運動をインターネットサイトを通じて展開したとして、業務妨害などの罪に問われた被告24人に対しソウル中央地裁は19日、サイト開設者2人にそれぞれ懲役10月(執行猶予2年)、同6月(同)を宣告したほか、残りの22人にも罰金などの有罪判決を言い渡した。(中略)
 判決は「(被告の運動で)被害企業らは多くの抗議電話を受けて営業に支障が出たり激しい圧迫感を感じたりした」と認定した。』

 日本がミネルバを逮捕し、スポンサーへの電凸や抗議で有罪にできるくらい「言論の自由の無い」国だったら良かったのにねえ、毎日変態新聞こと毎日新聞。残念ながら日本には「消費者運動」という便利な言葉があるのですよ。
 新聞紙面で「イスラエルに関係する企業をボイコットせよ!」などと不買運動を煽っていた毎日変態新聞こと毎日新聞が、まさか自社に対する消費者運動を弾圧なんかしませんよねえw したらしたで、昨年のWaiWaiの「お前ら、これ以上騒ぐと訴えるぞ!(超訳)」付き謝罪文と同じく、騒ぎが拡大して好都合なんですが。
 
 昨日のエントリーで日本のマスメディアの問題について、「というわけで、できることからやるだけです。」と書きました。筆者は別に言いっぱなしにするつもりも、ブログで毎日を叩いて終わりにする気も全くありません。
 「新聞」の問題のポイントは、若者はとっくに新聞を見放しているにも関わらず、団塊世代前後が新聞情報にしがみついていることです。何しろ一日に十五分以上新聞を読む30代男性が三割未満にも関わらず、60台は七割以上なんですから。
 団塊ジュニア前後、あるいはその下の世代は放っておいても新聞離れを加速させていくでしょう。(そのためのツールも持っています。)問題は60台前後を何とかする必要があるわけで、そのためのツールをもうすぐ提供できるのではないかと思います。
 横槍入れられるのが嫌なので、まだ詳しくは書けませんが。
 このテーマ、明日に続きます。

アメーバブログから「うちに引っ越しませんか?」というお誘いを受けています。引き続き、ご意見募集中です。

 とりあえず毎日新聞は廃業しろ↓と思った方は、このリンクをクリックを。
    http://blog.with2.net/in.php?636493  
 ※人気ブログランキングの「ニュース部門」で一位を継続中です。皆様のご協力に御礼申し上げます。m(_ _)m 

 新世紀のビッグブラザーへ ホームページは↓こちらです。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/index.htm
 新世紀のビッグブラザーへ blog一覧は↓こちらです。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/blog.html
 関連blogへのリンク一覧は↓こちらです。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/link.html