三橋貴明診断士事務所を開設しました。お仕事のご依頼はこちらから http://takaaki-mitsuhashi.com/
SPA1月27日号 P96「極寒のソウルで『ウォン崩壊』を実感してきた!」にインタビュー記事が掲載されています。
チャンネル桜 闘論!倒論!討論!2009 日本よ今...『中東問題と世界経済』に出演しています。
 放映日:前半 1月22日(木)19:30-20:30 
      後半 1月23日(金)19:30-20:30 
 日本文化チャネル桜(スカパー!216チャンネル)もしくはインターネット放送SO-TV(http://www.so-tv.jp/
AERA 1月26日号 「ミネルバを知っているか」 にインタビュー記事が掲載されています。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090119-00000002-aera-int


 何かかつてない複雑なタイトルになってしまいました。
 さて、正月気分も完全に抜けきり、メディアに出現する機会が増えてきた三橋貴明でございます。もっとも、筆者は今年の正月は、もうひたすら執筆を続けていたわけですが。
 いきなり話が飛びますが、「三橋貴明」のWikipediaを久々に覗いてみたら、度肝を抜かれました。何ですか、あの情報の充実っぷりは! 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%A9%8B%E8%B2%B4%E6%98%8E
 あの細かさ(しかも全部事実)は、当時の関係者以外は絶対に書けないレベルです。特に、2ch以前のY!掲示板時代のことなんて、よほどの関係者でもなければ覚えていないでしょう。
 何となく、書きこみされた方の検討はつきますが、まあ、言わぬが花というやつでしょう。
 そういえば、SPA1月27日号の「極寒のソウルで・・・・」において、当ブログをご紹介頂きました。ありがとうございました。ところで、「ウォン崩壊」は、やはり「ドル崩壊!」のパロディでしょうか。
 
 さて、本題です。昨日のエントリー「転換点 前編」の続き、すなわち「転換点 後編」なわけでございますが、そもそも何が転換点なのか、昨日は一切説明いたしませんでした。

『【正論】日本財団会長・笹川陽平 悲観論と決別し明るい日本を
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090120/trd0901200335001-n1.htm
≪世界に貢献できる地力≫
 日々、新聞を読みながら時にイラ立ちを覚えることがある。日本の現状、将来を暗く悲観的にとらえる記事が多すぎるからだ。世界同時不況の影響は大きく、日本に問題がないなどとは言わないが、世界を広く回ってみて、これほど素晴らしい国はない。金融危機の中で「円」に対する信頼は高く、日本が果たすべき役割も多い。悲観ばかりしていたのでは、できることもできなくなる。世界が大きく変わろうとしている今、自虐的な悲観主義との決別こそ必要である。
 「景気悪化」「雇用危機」「生活破壊」-米国発の金融危機以来、新聞紙面には連日こんな言葉が並ぶ。確かに各国の経済、金融が密接に結び付くグローバル化の時代にあって、日本だけが不況と無縁ということはあり得ない。金融危機が表面化する直前の昨年夏、1万2000円台だった日経平均株価は8000円台に落ち込んでいる。経済には不案内だが、輸出依存型の日本経済に対する不況の影響を懸念してのことであろう。
 しかし、その一方で1ドル=110円前後だった為替レートは90円前後まで急騰、ユーロなど他の通貨との関係でも円の独歩高が続いている。日本の金融システム、経済に対する高い信頼と期待があるのは間違いない。その日本は1990年代、バブルの崩壊で深刻な金融危機に直面した。世界に拡散した今回の金融危機とは規模、質とも違うとはいえ、日本が世界の金融システムの安定に貢献できる範囲は広い。
(中略)
 新聞記事を読むとしばしば「欧米に比べ遅れている」「理想にほど遠い」といった表現に出合う。しかし、ひとつの国がすべてにおいて1番などということはあり得ないし、理想はあくまで理想である。日本はもっと自らの力と可能性に自信を持っていい。
 最近、格差と並んで問題化している貧困も同様である。貧困が好ましくないのは言うまでもない。その上で誤解を恐れず言えば、日本で言われている貧困は、相対的な貧しさであってインドやアフリカで日常的に出合う死と隣り合わせの絶対的な貧困とは貧しさの程度が違う。
 日本は今、地方の再生や教育、年金、医療などさまざまな難問に直面するが、さきにNPO法人が行った調査では80%を超す人が「日本が好き」「日本に生まれてよかった」と答えている。よくいわれるように悲観論者はコップ半分の水を前に「半分しかない」と嘆くが、日本は豊富な技術、恵まれた自然、治安の良さ、新しい時代に向けた知恵など、どれを取ってもコップいっぱいの夢と可能性を持つ国である。
 日本人は戦後、物質的豊かさを求めすぎたきらいがある。今こそ悲観論と決別し明るい日本を目指すべきである。それが精神的な豊かさにつながり、世界に貢献する道でもある。迷走する政治を除けば、日本はそれに十分ふさわしい国である。(ささかわ ようへい)』

※参考:日本の貧困の話 http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/archive/2008/3/5

その2に続く
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/23319042.html