「ドル崩壊! 今、世界に何が起こっているのか?」が正式に発売になりました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4883926583

 9月3日発売 小学館「SAPIO秋の特大号」に記事を書きました。(「記事」でいいんかいな?)

http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/sol_magcode?sha=1&neoc=&zname=2300&keitai=0

 特集であるSIMULATION REPORTが、ちょうど「腑抜けたテレビが日本をダメにする」と、当ブログにまこと似つかわしいタイトルなのには笑ってしまいました。ちなみにわたしが書いたのは、SPECIAL REPORTの「五輪後の中国 『凋落』と『変節』」の方で、P78に「底値が見えない!中国株の『奈落』」というタイトルです。
 しかし、雑誌の同じ号で執筆している人々が、櫻井よしこ氏、大前研一氏、落合信彦氏、小林よしのり氏、佐藤優氏、黒田勝弘氏、宮崎正弘氏などなど、(好き嫌いは別にして)以前から著作を読んだ事のある方々ばかりなので、何か変な気分です。宮崎氏以外はお知り合いではなく、特に他の方々と知り合いになりたいとも思わないのですが、わたしは一年半前はただの2ちゃんねらだったのです。(今も2ちゃんねらですが)
 わたしの記事自体は、恐らく当ブログにお越し頂いている方々には既知の情報ばかりなので、特に読んで頂かずとも構いません。それよりも、テレビというメディアの裏幕などを赤裸々に暴き立てているSIMULATION REPORTの方が重要に思えました。2011年の地デジ全面移行により何が起きるのか、メディアの問題について考える方々にとっては、非常に面白い読み物だと思います。
 
 さて、KRW(韓国ウォン)暴落やら福田首相辞任のおかげで、すっかり影が薄くなった中国株式ですが、本日も順調に下落を続けています。
 9月2日の上海総合株式指数の終値は、前日から0.871%安の2276ポイントと、ついに2300を終値で切ってしまいました。ええと、上海株はピークが2007年10月16日の6124ポイントですから、天井からの下落率が62.8%となります。
 ・・・・・・。本来であれば途轍もない事態のはずなのですが、KRWのインパクトが強すぎて、今一wktk感がありませんね。(今日のKRWは1.31%下げ、1ドル1148.3ウォンにまで値下がりしました)

2日大陸株式市場:続落、1年9カ月ぶりの薄商い
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0902&f=business_0902_016.shtml
 2日の中国大陸株式市場で上海A株相場は続落し、上海総合指数は前営業日終値比0.871%安の2304.891ポイントで取引を終了した。取引時間中には節目の2300ポイントを下回る場面もあった。(中略)
 上海・深セン両市場を合わせた売買代金は389億元で、前営業日の433.19億元より減少。1年9カ月ぶりの低水準を付けた。』

 上海市場での売買高も、1年9ヶ月ぶりの薄商いということで、下落しても盛り上がり感に欠けます。ま、中国株と無関係の第三者だから言えることですけどね。
 株式の低迷を裏付けるかのように、中国の実体経済の主力の製造業も、停滞感、と言うか、むしろ「倦怠感」に溢れています

製造業の低迷続く 企業調査で「景気縮小」鮮明に
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0902&f=business_0902_020.shtml
 中国物流・購買連合会は1日、中国の2008年8月の製造業購買担当者指数(PMI)が48.4%で、前月と同じだったと発表した。
 同指数は調査対象の企業の新規受注、生産、雇用、輸送時間、保管、新規輸出、購買、在庫、製品価格、輸入などに関する状況を数値化して算出したもので、50%以上を「景気が上向き」とみる。
 50%を下回る数値が2カ月続いたことについて専門家は、「7月までに出された企業支援策のため、8月に状況が悪化することはなかったが、今後も継続した支援が必要だ。景気の縮小傾向に変わりはない」と述べた。』

 しかし先日のチャンネル桜でも話し、SAPIOにも書きましたが、中国はGDPを構成する「消費」「投資」「政府支出」「純輸出」のうち、インフレや株価低迷により「消費」が横ばいになり(名目では成長していますが)、不動産バブル崩壊や製造業の成長鈍化で「投資」が頭打ちになり、そしてアメリカを中心とする外需縮小で「純輸出」が減少しているわけです。結局、中国はこれから先「何で成長していくのか」が分からない、真実、難しい局面を迎えつつあります。
 この状況下で、福田首相が辞任したのは、これは胡錦濤にとっては物凄く痛いでしょう。何しろ、福田氏が辞任した途端、こんな記事が配信されるほどですから。

福田首相辞任:中国では人気絶大「最も優れた政治家」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080902-00000049-scn-cn
 福田康夫首相が辞任の意向を明らかにしたことを受けて、中国大手ポータルサイトの新浪網は専用の掲示板を開設し、市民から意見を募集している。
 このうち福田氏の退任を惜しむ声が目立つ。たとえば「福田氏は歴代首相の中で最も親中的だった」「福田氏は最も優れた政治家だった。理性豊かで先見性にあふれていた」といった意見が書き込まれている。
 このほかにも「福田氏は日中関係の改善に尽力した。中国国民は福田氏のことを永久に忘れないだろう」「福田氏は善良な人であるから退任は残念だ。日本で首相をつとめるのはなんて難しいのだろう」といった書き込みがみられる。
 一方、次期首相に最有力とされる麻生太郎氏に関しては「今後の日中関係は楽観できない。なぜならば麻生氏はこれまでにも中国に対して友好的でない態度をとってきたから」「もし反中的な人物とみられる麻生氏が次期首相に就任したら日中関係は低調になるだろう」など警戒感を示す意見が多い。』

 ここまで共産独裁政権が福田氏の辞任を惜しみ、そして麻生氏に警戒感を丸出しにするのでは、こりゃ、麻生氏に総理職に就いてもらうしかないと考えちゃいますよ。ねえ?
 (↓筆者にインターネットの可能性を衝撃的なまでに実感させた、初音ミクが歌う組曲「麻生太郎」)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1571450
 ちなみに、↑これとはあまり関係ないですが、わたしの殆ど唯一の特技は、組曲「ニコニコ動画」を全てソラで歌えることです。

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