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 さて、明日月曜日から幾つかのプロジェクトが動き出し、ブログの方はさすがに日々のニュースを追うので精一杯になりそうなので、今の内に本ブログのまとめを。
 今年の2月末にブログを書き始め、早いもので、記事数がそろそろ百回に届こうとしています。わたしのブログの中では、日本の社会や経済に関する誤解(と言うか、メディアのミスリード)について書かれたものが多いですが、実はこれは、近い将来に日本のメディア論を書く事を目論んでおり、その布石であったりします。
 中国や韓国の経済は、ダイナミックに破綻への道をひた走っていますが、まだまだゴールまでの中間地点にさえ到達しておりません。本日のまとめは、とりあえず日本についてのみです。

■ 日本の治安について
 嘘の常識:日本の治安は悪化している。凶悪犯罪も、少年犯罪も増えている。犯罪の犠牲となる子供たちも増え続けている。かつての日本の安全神話は、崩壊した!
 真実:日本の治安は悪化していない。むしろ改善している。
 また、日本はOECD加盟諸国の内で、最も安全な国である。エコノミスト誌のGPI2008でも、日本の凶悪犯罪の発生率は「世界最低」と評価されている。
 そもそも、日本で犯罪が増えているという認識自体が、根拠無き出鱈目だ。
 平成15年から19年までの刑法犯総数、凶悪犯罪総数、及び少年犯罪の件数を見ると、着実に総数が減少していくのが分かる。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_03.html#hanzaitoukei
 ちなみに、少年犯罪の件数が最も多かったのは、今の団塊の世代が少年だった1950年代から60年代に掛けてである。その総数は、実に今の5倍以上という、異常な高さであった。自分たちが少年だった頃に、少年犯罪件数が絶頂だった団塊の世代で、「今の日本は~少年犯罪が~凶悪事件が~」と言っている連中は、無知な上に恥知らずとしか言いようがない。
 「かつて」の日本の少年犯罪は、多かった。かつて、すなわち団塊が少年の時代は。これが真実だ。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_03.html#Child-long
 子供の犯罪被害も、毎年5~7%の比率で減少していっている。また、近年になり、子供が犠牲になる凶悪犯罪が増えたという事実もない。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_03.html#Child15-19H

関連ブログ:
世界で最も安全な国で犯罪が減少している現実
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/5184715.html
少年事件が増えているという嘘
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/6916990.html
子どもが被害者となる犯罪が減り続けている国 前編
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/8923913.html
子どもが被害者となる犯罪が減り続けている国 後編
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/8997218.html
戦争国家に囲まれる平和大国
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/9284638.html

■ 日本の財政について
 嘘の常識:800兆円を超す債務を抱え、「国民一人当たり何ちゃら円」という巨額の負担に喘ぐ日本は、まもなくデフォルトする(2008年という説が最も多い)。何しろ日本国の財務省が国の財政が、破綻した夕張よりも悪化していると明言しているのだ。
 真実:大前提として、日本の「政府」の債務、つまり日本政府の発行した国債の95%は国内の投資家により購入されている円建てである。そのため、対外債務国とは異なり、日本政府がデフォルトする事は有り得ない。なぜならば日本当局は円建て債務の返済に必要な通貨を発行することができるからである。この点は、アメリカがあれほど巨額の対外債務があるにも関わらず、債務がドル建てであるため破綻しないのと同じである。
 その上で、消費税導入という政治目的のために日本の財政破綻を煽る財務省には、下記を質問する。
 (1) 日本政府の債務は、文字通り「日本政府」の借金にも関わらず、「国民一人当たりの借金」などと、本来は「債権者」である国民が借金しているかのごとく印象操作を行う理由は? 父親が子供から借金をしている家庭で、その借金を「家族一人頭」で割り、あたかも子供が借金を負っているかのごとく説明するのは、明らかに知能欠乏症である。
 (2) 日本政府が保有する巨額の固定資産(不動産など)を除いた金融資産だけであっても、既に600兆円を超え、GDPを上回っている。これほど巨額(絶対額でも、対GDP比でも)の金融資産を保有する政府は世界には例がないが、その事実を無視して債務の絶対額、つまり粗債務だけで他国と比較する理由は?
 (3) 日本政府の債務の対GDP比は、刻一刻と減り続けていっている。通常の企業であれば、債務の伸び以上に収益の伸びが上回っていれば、幾ら債務が増えようが、誰も問題視しない。財務省が日本政府の債務対GDP比が減少している事実を、どこまでもスルーする、その理由は?
http://www.tek.co.jp/p/debt_time.html
 日本の財務省やメディアの知能欠乏症は、↓このレベルである。
中小企業社長「トヨタ自動車は、我々よりも債務、つまり借金が数千倍も大きい。すぐに破綻する」
 財務省やメディアに勤める連中は、幼稚園からやり直した方がいい。

関連ブログ:
財務省の嘘と、メディアの罪
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/6829474.html

■ 日本の格差と貧困について
 嘘の常識:日本の格差は世界最悪レベルで(小沢一郎 談)、貧困者は悲惨な状況で苦しんでいる。日本は世界最悪の格差社会、貧困社会だ! 非正社員増加のおかげで、日本はOECDで貧困世帯率がワースト2にまで転落した!
 真実:そもそも豊かな日本における相対的貧困者と、他国のそれを同じ土俵で比べるのが間違い。日本の人口の下位10%の貧困層の平均年間所得は$12,894で、ルクセンブルグ、ノルウェーに次いで第三位の「お金持ち」貧困層。国連の定義する貧困層は、一日$1以下の所得、つまり年間の所得が$365以下を指すため、日本の下位10%であっても、国連基準の貧困層の40倍の所得があることになる。参考までにアメリカの下位10%貧困層の年間所得は$6,730、イギリスは$5,540。かつ、日本の相対物価は他国に比して決して高くない、と言うかむしろ安いので、日本の貧困層は世界に例がないほど「豊か」である。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_03.html#Jinkou
 また、2007年10月にIMFが発表した各国のジニ係数を見ても、日本の格差は「世界的に極小」と評価された。日本のジニ係数は数値自体が低いことに加え、数値の変動が他国に比して「なだらか」であることも特徴的だ。要は、社会的な安定性が所得格差の点でも、極めて高いことになる。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_03.html#IMF

関連ブログ:
日本の貧困の話
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/3500729.html
日本と世界ののジニ係数
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/3943423.html  

(その2に続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/9351277.html