「ドル崩壊! 今、世界に何が起こっているのか?」が正式に発売になりました。
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 ちょうど一年前の九月、当時の安倍首相が退陣し、自民党総裁選挙の後、福田政権が成立しました。
 正直、わたしはあまり政治家としての安倍氏を高くは評価していませんでした。人間的には素晴らしい人だと思いますが、政治家としての図太さと言うか、真の太さに明らかに欠けている方でしたので。
 しかし、それにしてもあの当時のメディアの安倍叩きは常軌を逸していたとしか言いようがありません。更に、その後のメディアによる麻生氏叩きに至っては、まさに言論統制化の全体主義国家を彷彿させるものでした。
 「麻生クーデータ論」などという根拠のない出鱈目を全国的に報道し、渋谷で何万人もの若者を熱狂させた麻生氏の演説メディアで全く報道されることがなく、総裁選において「演説」による選挙活動を麻生氏が禁止されたにも関わらず、その自民党の暴挙にメディアは全く異を唱えず、どう見ても捏造としか思えない「福田氏支持圧倒的」という世論調査の結果が繰り返し報道されました。(その後の総裁選挙の党員投票数では、麻生氏は福田氏を上回りました。)
 あの当時、確かに日本の支配者は国民ではなく、メディアでした。報道されるべき事実が報道されず、捏造とミスリードの報道のみが繰り返されメディアの政治的意図のままに安倍総理は退陣し麻生氏は追い詰められ福田政権が誕生「させられ」ました。
 添付は当時の週刊朝日の表紙(x2)ですが、それぞれの四文字のタイトルに週刊朝日の安倍氏への悪意と、福田氏への好意が露骨なまでに表現されています。

 「安倍逃亡」
 「福田参上」
 
 あまりのメディアのやり口に、激怒した当時のわたしは、二つの事を実行しました。
 一つ目は、統制されたメディアに支配された全体主義国家としての未来の日本を描くシミュラフィクションのプロットを書き、執筆に取り掛かったことです。本ブログのタイトルにもなっている「新世紀のビッグブラザーへ」は、こうして執筆が始まり、書き上げられたものなのです。
 二つ目は、次の自民党総裁選の選挙権を手に入れるために、自民党員になったことです。
 正直、わたしは自民党に何らシンパシーは感じておらず、(民主党のような売国政党ではない)真っ当な自民党以外の政党による、健全な政権交代を強く願う者ですが、次回の自民党総裁選挙において麻生氏に投票するため、ただそれだけの目的で自民党員になり、党費を支払ったのでした。

自民党総裁選に5氏届け出 衆院選の「顔」へ論戦
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080910AT3S1000X10092008.html
 福田康夫首相の後継を選ぶ自民党総裁選は10日告示され、石原伸晃元政調会長(51)、小池百合子元防衛相(56)、麻生太郎幹事長(67)、石破茂前防衛相(51)、与謝野馨経済財政担当相(70)の5氏が立候補を届け出た。景気対策や財政再建、構造改革路線の継続の是非などが争点。10月の衆院解散を視野に入れた12日間の政策論争が幕を開けた。
 22日の党大会に代わる両院議員総会で投開票し、新総裁を決定。その後、福田内閣は総辞職し、24日召集予定の次期臨時国会で新総裁を後継首相を選出する見込みだ。』

 福田氏が果たして日本のメディアの政治的意図に沿った首相であったか、最近のメディアの福田叩きを見ていると、恐らく違うのでしょう。しかし問題はそんなことではなく、メディアが自らの政治的な意図を持ち、国民を誘導することは許されないということです。
 本来であればメディアは互いに監視し合い、メディア業界としての自浄能力を働かせねばならないはずです。しかし毎日変態新聞社のWaiWai問題を全く報道しようとしない点からも、日本のレガシーメディアが自浄能力を完全に失ってしまったのは火を見るよりも明らかです。
 もはや日本にとって有害でしかないレガシーメディアは、早々に退場するべきであり、早々に退場することになるでしょう。先陣を切るのは、もちろん経営悪化している上に日本国民を敵に回した毎日変態新聞社でしょうが。

 福田政権が成立した当時は、まさかこれほど早く自民党総裁選挙が行われるとは思っていませんでした。ともあれ、ギリギリのタイミングで党費を二度支払うことができ、総裁選挙の投票権を保有することができたわたしは、一年前の思いを込め、堂々と「麻生太郎氏」に投票いたします。

 本日後半の話題は、先日来、NO様にご投稿頂いている中国の自動車市場の件です。

中国の車市場 減速 6.2%減 日系メーカー戦略に影響
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/news/20080910ve01.htm
 中国汽車工業協会は9日、中国国内の8月の乗用車販売台数が前年同月比で6・2%減少し、45万1300台だったと発表した。
 前年同月比でマイナスに転じたのは、2006年7月以来、2年1か月ぶり。景気の先行き不安による買い控えなどが原因とみられる。急成長を続けてきた中国自動車市場の変調は、日系メーカーの戦略にも影響を及ぼし始めた。
 中国の乗用車販売台数は、今年3月に過去最高の70万台を記録した後、減少傾向に転じており、8月は前月比も7%台のマイナスとなった。今年1~8月の累計販売台数は455万台と前年同期比で13%増加したが、伸び率は07年実績(21%増)から大きく減速している。(後略)』

 まさかとは思っていましたが本当に中国の自動車市場の8月が前年比減になってしまいました。
 中国市場に入れ込んでいたトヨタ自動車とホンダの状況が真剣に心配です。

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