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 締切が真の意味で洒落にならなくなってきましたので、今日は本当に短めに。(これも全ては毎日新聞の・・・###)
 ウォン下落により輸入物価高や外債のロールオーバーが(締切に潰されそうなわたしよりも)洒落にならなくなっている韓国当局が、ついにウォン防衛の為替介入を認めました。と言うか、認めてどうする!という感じですが。

政府と韓国銀行、「ドル売りで為替市場に介入」と正式に認める
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=020000&biid=2008070894028
 政府と韓国銀行が7日、保有外貨を動員して外国為替市場の安定化をはかる考えを明らかにした。ドルに対するウォン安の影響で高騰している物価を鎮静化させるために、政府として為替市場に介入する意思を明確にしたものだ。
 企画財政部(財政部)と韓国銀行は同日、「最近、外国為替市場の動向についての見解」という資料を共同で発表した。
 財政部の崔鍾球(チェ・ジョング)国際金融局長は、記者ブリーフィングで「これまで公式的には言わなかったが、保有外貨を動員して売りに出るなどして介入してきた。必要なら、世界5、6位水準の外貨保有高(今年6月末で2581億ドル)の一部を市場安定化のために使うこともやむを得ない」と述べた。
 同日の発表は、市場参加者たちに為替相場の安定に対する政府の意思を確認させる狙いがあるものと受け止められている。しかし、外国為替当局が、それも政府と中央銀行が足並みをそろえて「市場介入」を認めたのは異例だ。さらにウォン安政策の効果を主張してきた崔重卿(チェ・ジュンギョン)財政部次官が同日付で更迭されたのも、結果的に政府の意思を明確にする効果を狙ったものとみられる。 』

 世界5、6位と書いていますが、為替防衛に使用できるドルの流動性は、実際のところどんなもんなんですかね。わたしの記憶によると、韓銀が現預金で用意している外貨は200億ドル強しかないはずなので、先日のように40億ドルクラスの為替介入を一週間やると、それで流動性は尽きてしまいますね。
 その後は米国債を売るなり、担保にしてドルを借りるなりしなければならないわけですが、果たしてドルの価値を下げるような行動を、当のアメリカが認めるのでしょうか? そもそも今回の問題(新興諸国の通貨安)はアメリカが「ドル防衛」を宣言していることに端を発したわけで、そのアメリカに「あの~。為替防衛するためのドルが欲しいので、米国債売ってもいいですか?」などと韓国は聞けるのでしょうか? 韓銀の為替防衛にしろ、米国債の売却にしろ、まさにドルの価値を落とす行為そのもので、アメリカのドル防衛政策と真っ向から対立します。
 韓銀の外貨準備高の流動性が尽きたとき、我々は真の意味で喜劇な悲劇を目にするような気が致します。

 そう言えば、本日ある雑誌から取材を受けて、中国経済について散々語ってきました。これまでのことはヤバ中に書いたのですが、今後のシミュレーションについてもお話申し上げ、我ながら結構面白かった(注:例により、迸る毒が)ので、記憶が薄れないうちにポイントを整理しておきたいと思います。
 と言うわけで、明日は中国経済の今後について。

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