の続きです。

2月に行った東北秘湯巡りの2日目。肘折温泉の「湯宿 元河原湯」さんをチェックアウトしたあとは、この日の宿である乳頭温泉郷大釜温泉に向かいます。

山形県大蔵村にある肘折温泉から秋田県仙北市にある大釜温泉までは約180キロ、国道13号線をひたすら北上します。

雪が少ないと言ってましたが、肘折温泉から国道に向かう途中の道は、雪の壁になっていました。

大釜温泉までは約4時間の道のりですが、お昼はちょうど中間地点となる秋田県横手市にある「そば処 はやし」さんに行きました。

玄関に上に掲げられている看板を見ると「林旅館」とありますが、「そば処 はやし」はこの林旅館の中にあります。

入口の引き戸を開けると

玄関を上がった先には、フロントらしき窓がありますが、昼時なので閉まっています。

靴を脱いで上がり、右手にある廊下を進みます。

そうすると、廊下の奥にそば処の幟が見えてきて、さらに進むと入り口があります。

「そば処 はやし」は林旅館の大広間で営業をしている蕎麦屋さんで、手打ちの十割蕎麦のお店です。

その店内は、座敷にテーブルが並んであって、奥にはテレビもあるという良い感じの緩さが感じられます。

食事のメニューはこちら

私たちは、周りのお客さんのほとんどが注文していた「せいろ天婦羅蕎麦」とお店の名物という「細打ち水蕎麦」を注文しました。

 

注文から約10分ほどで、お蕎麦が運ばれて来ました。まずは「せいろ天婦羅蕎麦」

天婦羅は、海老にさつま芋に山菜など。ここに小鉢が2品付いています。

 

そして水蕎麦

写真でもわかる通り、せいろ蕎麦の半分くらいの幅に細切りされた十割蕎麦が水の中に浮いています。その水は、名水「東成瀬村の栗駒仙人水」を使っているそうです。

お店の方の説明では、まずはそばつゆにつけず、右手にある岩塩をすこし掛けて召し上がってくださいと言うので、その通りにしてみました。

冷水で締めた蕎麦はきりっとしており、つなぎ無し、そば粉100%の麺なので、蕎麦の風味・甘みをダイレクトに感じます。そこに岩塩の塩気が加わると甘みが倍増します。確かに名物と言われるだけのことはあり絶品のお蕎麦です。

アッと言う間に完食し、大盛にしても良かったかなーと思いましたが、食べ終わるころに、デザートの大福と蕎麦湯が来ました。

最後に餡子で締めるなんて粋ですが、蕎麦湯もドロドロ系のものでとっても良いです。

いやいや、まだまだ知らない美味しいお店って一杯あるんだなーと思い知らせてくれました。ご馳走様でした。

続きます!