ホームページの流行とか… | Webクリエイターのデジタル日記

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パソコン&webデザインの四方山話

ネット上でたまに見かけるフルフラッシュのページですが、実際これも過去のものとなりつつあります。
まだまだ「フラッシュでしかできないもの」という部分がないとは言いませんが、HTMLの本来の姿からは違ったものとなります。

ホームページは「誰もが情報を得られる為にある」という基本概念がフラッシュで作られたサイトではありません。悪く言うとオ○ニーサイトと言われる部分です。
たしかに見た目が動きがあったり音があったり、きれいだったりするわけですが、本来は目の不自由な方でも音声ブラウザで情報を得られるように作る必要があるわけです。
作成サイトからすれば顧客が望めばそう作らざるを得ないのですが、ちゃんとメリット・デメリットを顧客に伝えて作っているのか?と思う部分も多々あります。

フルフラッシュのサイトを「ソースを見る」というメニューからみてみると、そこから得られる情報はほとんどありません。つまりフラッシュを見るプラグインが入っていないと何も表示されなかったり、音声ブラウザで得られる情報がないということです。
このプラグインというものもほとんどのパソコンで入っているものの、いろいろの不具合が多いのです。
脆弱性の筆頭にあげられたり、バージョンアップに対応していないと見られないとか、対応していないブラウザとか、不安定な動作とか…
アップルのiPadではフラッシュを対応していないというのはこの点も上げられます。
そして、だんだんかたちになりつつあるHTML5においてはフラッシュがなくてもブラウザで同等の事が出来るようになってきています。
また、作成料金の点においてもフラッシュは別料金であることが多いですね。

サイト作成を依頼する場合においても、本当にフラッシュが必要なのかどうかはちゃんと見極める必要がありますね。
また、クリエイター側もフラッシュにすることの意味をちゃんと顧客と話し合うだけの知識が欲しいものです。(ここら辺がサイト作成企業の勉強不足、教育不足と言われる部分ですね)

最後にフラッシュで作成するメリットとして良い点も上げておきましょう。
●画面サイズを想定せずに作ることが出来る
●画像などの保護において通常より有利

まぁ、これは見る側に有益ではなくて、作成側に良いだけという部分だけですが…