4年前にソフトウェアメーカー(セールス部門)の会社員から、立ち上げ間もないヘッドハンティング会社に移った。
在籍していたソフトウェアメーカーは、当時株価が140万まで上昇していて、過去最高の売上・利益を達成していた。
自分の成果によるものが大きい言いたいところだが、製品の競争力も強く、広報戦略、営業本部長のマネジメント力に加えて、社会的背景によるものも大きかった。
さておき、人材会社(特にヘッドハンティング会社)では、個人事業主としてフルコミッションの契約体系となるケースが珍しくない。
売上に応じて、予め決まった按分の数字が自分に振り込まれる。
自分の場合は個人事業主として、会社との業務委託契約を締結していた。
給与の厳しさはともかく、人材コンサルタントは個々が独立した個人プレイの動きになる。
そこで実際に働いてみて経験したメリット、デメリットは以下の通り。
1.メリット
・社内向けの業務が極めて少ないため、ほとんど全て顧客に対して労力をかけられる
・社内の人間関係に何ら気を取られる事なく、ビジネスに繋がらないストレスから解放される
・売上を上げる、顧客から信頼されるなど、嬉しいことに対して会社員時代の10倍以上の喜びを感じる
・スキルアップには労力を惜しまず、貪欲に成長できる
・仕事に全ての思いをぶつけることができ、圧倒的なモチベーションを維持できる
2.デメリット
・給与が不安定であり、不調なときには一円も収入が無くリスクヘッジも出来ない
・モチベーションが落ちたとき、また売上が上がらず心が折れたら立ち直ることが困難である
・安定性がないと周囲から心配される場合が多い(特に家族)
・企業への再就職するとした場合、人的コネクションが無い限り相当な苦労をする
・モチベーションが高いぶん、失敗したと感じたときの罪悪感、悔しさは相当に大きい
収入の不安定さは始める前から承知しており、それを上回るモチベーションがあった。
ただ経験してみて、失敗したときにそれを認めるということがどれほど難しいかがわかった。
辞めてみて、それでもしばらく経ってからでないと、とても受け入れられない。
従って、メリットと感じていることが障害になって、引き時を間違える(やっているときに、今が事業から撤退するベストなタイミングとはなかなか判断できないが)ということがある。
プレッシャーや心細さ、不安が半端ではないため独立したメリットを徹底して日頃から自分に言い聞かせるが、それが実はデメリットになることがあったと、今になってわかるようになってきた。