今日はAKZAを借りて、格闘技のパーソナルレッスンを行いました。
指導をしたのは、学生団体StudentAeroNet代表の鳥巣愛佳さん。
鳥巣さんは、7歳でヒップホップダンスを始め、その2ヶ月後にエアロビクスも始めました。
競技エアロビックでは、17歳で全国こどもチャレンジカップ全国大会総合優勝、2014SUZUKI JAPAN CUP東京都代表選手、2014年 IAC インターナショナルエアロビックチャンピオンシップ日本代表という経歴の持ち主です。
以前より、私は当ブログで格闘技におけるダンスキャリアの有用性、ダンサーのポテンシャルは高さに触れ、トップダンサーに格闘技を教えてみたいと主張してきました。
<参考記事>
「"最強"へのデュアルキャリア」
「ダンスで強くなる理由」
「格闘技におけるダンサーのポテンシャル」
なかなかダンサーの方に協力を得られないでいましたが、今回一つの念願が叶った思いです。
鳥巣さんは格闘技経験ゼロだったので、今回は打撃の指導に絞り、基本的なキックボクシングのレッスンを行いました。
まず、驚かされたのは柔軟性の高さ。
身体の硬い私などは比べるに値しませんが、ストレッチ、ウォーミングアップの時点で、一般的なアスリートとは全く違う次元の身のこなしです。
私は真似できそうにありませんが、このレベルの柔軟性の選手に対するストレッチ指導は全然感覚が違うな~という印象。逆に意識しているポイントを少し教えていただきました。
打撃の指導内容は、鏡に向かってワンツー→フックまでのパンチ、左右のミドルキックを反復練習。その後、サンドバッグやミットに対しての打ち込みを行いました。
ここでは意外にも苦戦する鳥巣さん。
しなやかな身のこなしですが、格闘技独特の体捌きがダンスにはない動作らしく、微妙な体重移動、軸の回転が難しく感じたようです。
ダンスやエアロビクスでは、つま先まで伸ばすような身体の隅々まで意識する動作が多く、四肢を脱力して振り回すような打撃の動きでは力みがちになるのかもしれません。
しかしながら、ものすごく一生懸命レッスンに取り組んでくれた鳥巣さんは少しずつでしたが、短時間でかなり上達しました。ダンサーとしてのポテンシャル以上に、本人の頑張り屋な面が大きいように思います。
むしろ、一番驚かされたのは体幹の強さとパワー。
レッスン後は自分の蹴りの衝撃で、脛がすごい痣になってしまっていました…。
ミット打ちはレガースをつけた方が良かったかもしれませんね。
こんなに蹴りが強いと思っていなかったので、、、申し訳ない。。。
今回初めてダンサーへの格闘技レッスンをした感想をまとめます。
☆驚異的な柔軟性は、大きなアドバンテージになり得る
☆格闘技の体捌きは他のスポーツにはあまりない独特な動作が多く、ダンサーでも即座に習得することは難しいのかもしれない
☆想像していた以上にフィジカルが強く、パワーがある
正直、鳥巣さんがその気になってくれるなら、選手として育てたいほどのポテンシャルの高さを感じました。私の中のダンス最強幻想は膨らむばかりです…。
性差、個人差もあるでしょうから、他にも興味がある方があれば教えてみたいですね。
実験体になってくれる方がいらっしゃれば、ご気軽にお声がけください(笑)
鳥巣愛佳さんは、競技とインストラクターとしての経験を踏まえ、学生にエアロビクスの魅力を伝え、エアロビクスで横の繋がりを創る活動をされていらっしゃいます。
まだ大学4年生。私の学生時代と比べると、なんと活動的なことか!
競技エアロビックに興味を持った方はぜひ鳥巣さんのブログにもアクセスしてみてください。