今、思うこと



もっと自分の心に正直になれば良かった




「なんで父ちゃんなの」



「なんで悪性リンパ腫なの」



「なんでこんなことになったの」



「誰か助けて」





「…起きてよ」





「…何でもするから」




当時、父の本当の病気を告げられてから

聞いたこともない病名に

頭真っ白




‘’待ってよ…分かんないよ‘’



‘’どうしたらいいの‘’



‘’何が起きてるの‘’




これが

正直な気持ちでした





でも、一刻の猶予もない


選択、決断の連続




父ちゃんが助かる可能性だけ考えて


自分の感情は殺しました




母を不安にさせちゃいけない



無事に引っ越し済ませて

父ちゃんを安心させなきゃいけない



主治医からの話も

ちゃんと聞かなきゃいけない




私がしっかりしなくちゃいけない




自分の選択、決断が

どんどん父を変えていく



怖かった




でも、進まなきゃいけない





‘’○○しなくちゃいけない‘’


呪文のように言い聞かせていました






兄が亡くなってから身に付いた

ポーカーフェイスは…


自分が傷つくのを恐れて逃げる術





今、思うこと…


もっと自分の心に正直に

泣いて良かったんじゃないかな


背伸びした自分は

余計周りに心配かけていたんじゃないかな



今になって、当時隠していた心が

ざわざわして…辛くなります



取り乱して泣きわめいても

よかったのかな…



もっと周りの人に

助けを求めてもよかったのかな…






今回のお彼岸は

そんなことを、考えて過ごしています