4月29日

今は昭和の日なんですよね



今日は父ちゃん76歳の誕生日です




昨年はどうやって過ごしたか

正直記憶にありません




ただ、この時期に

所用でタクシーに乗りました



頭の中は父ちゃんのことで

埋め尽くされていて




後悔…というより

コロナ禍で奪われた時間についていけず、

まだ現実を受け入れられずにいました




そんな時、

タクシーの運転手さんとの会話から

救われることがありました



話のきっかけは全く覚えていませんが…



運転手さんのお母様が

父と同様に病院に通っていたのに

ガンの発見が遅れ、亡くなったこと


運転手さんも病院に付き添っていたのに

気付いてあげられなかったこと


お父様が先に病気と闘っていて

まさかお母様が…と


私の分身か?と感じるくらい

境遇が被っていました



すごく気持ちを汲んでもらえたこと



何より運転手さんの言葉一つ一つが

私の拒絶した心に

すんなり入ってきました



自分だけじゃない


誰もが通るであろう親の死



でも、悲しみには

人それぞれの形がある


亡くなった状況や環境

同じ人なんて誰一人いない



経験した方に言われるのは

すんなり、心に響きました



その時、父が亡くなってまだ4ヶ月…



「ゆっくりお父さんのこと考えて」



「いっぱい泣いていいんだよ」



「きっとお父さんも同じだよ」



亡くなった後の事務手続きも落ち着くと同時に

心にぽっかり穴があいて…



ただただ、会いたい



運転手さんの前で

泣いてから一年経ちました





二年前はリハビリ入院中


父にメールで感謝を伝えました



当時

来年は新居でお祝い出来るから

メールで我慢我慢!

と悪性リンパ腫を

疑うこともありませんでした






今年は

父ちゃんのお墓参りに行きました

もちろん、お兄ちゃんにも

手を合わせました



まだ、ピンときません



10年経とうとしている

自死した兄のことも…




それでも

時間だけは

誰にも平等に流れていきますね




今も気持ちは変わりません



お父さんとお兄ちゃんに会いたい



ただそれだけ…なのに




それだけのことが

もう二度と叶わない



会いたくて会いたくて仕方ないです