土光杯全日本青年弁論大会優勝 清水崇史さん ~歴史に学ぶリーダーシップ~二宮尊徳に何を学ぶべきか | 日本元氣計画!! 中村たかし

日本元氣計画!! 中村たかし

 7歳より「世界を平和に出来るのは俺しかいない!」と世直しを志す。日本新党広報部次長(細川護熙首相)、日本創新党選対副委員長など。現在は、日本元氣計画!代表、平成立志社代表、元氣NIPPONプロジェクト事務局長              

日本精神の復活、

そして世界平和へ貢献できる日本の復活へ 
~歴史に学ぶリーダーシップ 
    二宮尊徳に我々は何を学ぶべきか~ 
清水崇史さん(会社員)講演会
(土光杯全日本青年弁論大会最優秀賞) 

平成立志社/元氣NIPPONプロジェクト

共同開催

講 師:清水崇史さん(35歳・会社員・土光杯全日本青年弁論大会最優秀賞)
日 時:平成29年3月9日(木)19:00~20:30 (18:30開場)
会 費:¥2,000 
場 所:青山・東京ウィメンズプラザ 一階 視聴覚室
(一階正面入り まっすぐ奥に下り 右側)03-5467-1711
 渋谷区神宮前5-53-67(青学大対面・オーバルビル裏)

申し込み:takashi55nakamura@gmail.com

第33回土光杯全国青年弁論大会 受賞者論文(全文)
以下はその全文です。まずとにかく是非ともお読みください!!

最優秀賞土光杯 会社員 清水崇史さん(35) 「日本精神復活のために」(全文)
 台湾教育の聖地、芝山巌学堂。日本統治が始まったわずか3カ月後の1895年7月から7人の教師がこの地で、教育を始めていきました。しかし、当時の台湾は治安が大変悪く、翌年元日に約100名の抗日ゲリラに襲われ、その内6名は命を落とします。
 そのような事件が起これば「そんな野蛮な場所に行くのは嫌だ」と思うのが通常の感覚です。しかし、その後多くの日本人教師が「そんなに野蛮な場所ならば教育が必要だ。私が行きます」と台湾行きを志願したのです。その後も多くの先人達が現地に寄り添い、台湾の発展のために懸命に努力しました。
 台湾には、現在でも「日本精神があるわね」という褒め言葉があるそうです。「勤勉である」「正直である」「約束を守る」「優しい」等、良いことをしたときに用いられる言葉です。つまり、日本精神というのは「自分のためではなく相手のために尽くすことが出来る」という精神なのです。先人たちの日本精神が現在の親日台湾の礎を築いたと言えるのではないでしょうか。
 先の大戦においても、アジアの自主独立を目的に、先人達は血と汗を流しました。
 アメリカ、イギリスといった大国と戦争中にも関わらず、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、インドなど、長年植民地支配されていた各国を解放し、教育を施していったのです。まさに、相手のためを思う日本精神が、アジアの自主独立のきっかけとなったのです。
 混沌の世界情勢。これは世界中の国が、個人が、自国の利益、自分の利益ばかりを考えた結果起こっています。ほとんどの国は自国の利益しか考えません。しかし、日本だけは違いました。自国だけの為では無く、世界の平和を真に考えていたのです。それは、明治天皇の御製からもわかります。
 「よもの海 みなはらからと思ふ世に など波風の たちさわぐらむ」
 「世界はみな同胞であるのに、なぜ争いを起こすのであろうか。」この平和を願う思いが、日本精神に宿っているからなのです。
 しかし、その状況は変わってきてしまいました。
 台湾の李登輝元総統は、22歳まで日本人として生き、日本精神を礎に台湾を民主化へと導いた偉大な指導者です。李登輝元総統は、「日本精神は世界の危機状態を乗り切っていくために、絶対必要不可欠な精神的指針である。しかし、1945年以後、日本精神が全否定され、日本の過去はすべて間違っていたという『自己否定』へと暴走していった」と述べられるのです。
 この言葉の通り、日本人は日本精神を失いかけています。
 日本人としての自信を失い、『日本は悪かった』と自己否定に夢中です。そして、ニュースを見ていても、自分勝手な日本人の話をよく耳にします。
 私は、日本人が日本精神を忘れてしまった理由は、先人達の想い伝えないことにあると考えます。立派な先人達の話を聞けば、「自分も立派にいきよう」と思うでしょう。しかし、知らなければそう思わないのは仕方ないでしょう。
 私自身も、20代半ばまでは歴史を知らず、日本に興味を持たず、世界に目を向けず、自分の事ばかりを考える人間でした。しかし、縁があって真実を知り、目を覚ます事が出来たのです。
 多くの日本人は、歴史を知りません。知ろうともしていません。ならば、知っている人間が先人の志を受け継ぐことは、次の世代に伝えることは、義務なのではありませんか?
 日本精神復活のために。
 私は、民間レベルで出来る活動として、二宮尊徳、後藤新平、吉田松陰そして特攻隊員など、日本精神をもった偉人たちを若者に伝えています。昨年は小学5,6年生に向けて二宮尊徳のお話をする機会をいただきました。その結果、後に「二宮尊徳かっこいい!」と「尊徳ブーム」が起きたのです。今まで何があっても人のせいにしてばかりいた少年が、「人のせいにするなよ」と言うようになったという嬉しい話を聞きました。たった45分の授業でも、若者達は立派な先人に触れたら「あんな格好よく生きたい」と考えるのだなあと実感することが出来ました。
 私にできる事は汗をかいて目の前の一人一人に伝えることだけです。しかし、話を聞いた人が一人でも「日本が好きになった」「もっと学びたい」「私も伝えていきたい」と思えばそれが連鎖していきます。「一燈照隅万燈照国」という言葉があります。自分が灯せる火は小さく、照らせるのは片隅だけだけど、その火が次につながればいつかは国を照らす事が出来る。これこそが、日本精神の復活、そして世界平和へ貢献できる日本の復活へとつながっていくと信じて、私はこれからも偉人を通じて日本精神を伝えていきます。


 いかがですか皆さん!
 この方の話を聴いてみませんか?

 清水崇史さん。35歳、会社員。亡くなったアサヒビール名誉顧問中條高德先生の講演会や致知出版の勉強会などで知り合いました。もう今から7年前のことですね。
 私が毎月勉強させていただいている「しがくセミナー(室舘勲キャリアコンサルティング社長)」でもお会いし、おおお~世間は狭いと親交が深まりました。
 室舘社長も清水さんの真面目な姿勢を高く評価し、若手社会人がリーダーシップの基礎を身につけることを目的とした教育機関「しがく」のカリキュラム「歴史に学ぶリーダーシップ講座」にて、二宮尊徳、後藤新平の講座を担当していらっしゃいます。

 

 清水さんには、是非とも講演をお願いしたい……と6年間言い続けていましたが、なかなか実現をしておりませんでした。
 本年1月7日に開催されましたフジサンケイグル-プ主催の「第33回土光杯全日本青年弁論大会」で、清水崇史さんが最優秀賞を受賞されました。もうこの機会を逃してはならないと清水さんに講演をお願いした次第です。
 どうか皆さん、これからの日本を担うリーダーの一人、清水崇史さんの講演を聞いてください。そして是非ともSNSでも直接でも清水さんと繋がっていただきたいと思います!

土光杯とは?
「土光杯全日本学生弁論大会」(当時)は、1981年に発足した第二次臨時行政調査会の会長を務めた土光敏夫氏による「21世紀の日本を拓く行政改革(行革)の実行には若い力が必要」との呼びかけに応じて、1985年に創設されました。1985年の第1回以来、毎年1月に行われ、2017年は33回目の開催となります。
世界や日本社会の変化が激しい現代だからこそ、若い人たちの力で社会を変えていく一つの動きをつくりたい。そんな思いから大会を開催しています。
大会には、出場者の家族、友人、恩師のほか、毎年300名以上の聴衆が詰めかけています。
土光杯は、行革という枠を超えてテーマを拡大し、出場者は政界、経済界、言論界など幅広い分野で活躍しています

しがくとは?
しがくは「リーダーシップの基礎を身につける」ことを目的とした教育機関です。若者の描く将来像は多種多様です。しかし、どんな将来であれ、遅かれ早かれリーダーシップを求められるでしょう。それぞれの将来像を実現していくためのリーダーシップの基礎をこのしがくを通じて養っていってください。