石原慎太郎氏の4選……で本当にいいのかな? | 日本元氣計画!! 中村たかし

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 7歳より「世界を平和に出来るのは俺しかいない!」と世直しを志す。日本新党広報部次長(細川護熙首相)、日本創新党選対副委員長など。現在は、日本元氣計画!代表、平成立志社代表、元氣NIPPONプロジェクト事務局長              

東京都知事選の当落予想が新聞各紙を賑わしましたね。


どの新聞も圧倒的に現職の石原慎太郎氏が有利と予想しています。


結果はそうなるでしょう。


でも……


本当にそれでいいのでしょうか?


慎太郎氏の問題点


①高齢多選 

年齢のことは言いません。問題は多選です。今まで3期12年やって来られた。当選すれば16年です。

細川護煕元総理大臣は、熊本県知事を2期8年で退任するときに、有名な「権不十年」という言葉を残しています。

どんなに立派で高潔な人が知事をやったにしても、本人が気が付かないところで、取り巻きの人たちが、何か悪さをしているかも知れないということを、権力は必ず十年で腐敗するという表現に例えました。

16年……過去に取り巻きを副知事にして、あまりの所業に都議会自民党までもが怒り、副知事を退任させたこともございましたよね……

アメリカが大統領も、州知事も二期8年と任期を切っているのも、そういうことがあるからではないでしょうか?


②花見なんかやめろ!

気持ちはわかります。しかし皆が全てを自粛したら、日本の経済は破滅します。

粛々と花見をし、少し多めに会費を集めて、被災地のために寄付する……そういうことをこそ、日本の経済を引っ張る東京の知事は言うべきではないのでしょうか?


③実は、もう都政に興味がない

週刊誌などでは、週に2日しか登庁しないと、さんざんぱら叩かれていましたね。「いや毎日来ている」という反論を見たことがありません。真実なのでしょう。

今は毎日来ている……それは震災の対応のためでしょう。

確かに抜群の安定感であり、慎太郎さんが言えば、仕方がない、都民は従う……


しかし、「日本の未来を引っ張る存在として、東京をこうしたいんだ!」 という意欲がない人に都知事を続けていただいていいのか……という思いはあります。



私は「俺を自民党総裁にしろ!」と発言したり、、一期しかやらず結果的に何も変えていないのに、都知事になろうという東国春さんも信用しません。



こうなると必然的に……個人的には、政治の世界に決定的に足りない人材である経営者出身のあの方かな……あくまでも個人の意見ですが。


とにかく、どういう結果になろうが、


「東京が日本の牽引車として、果たさねばならぬ役割」とか「都民いや日本国民がこれからどういうことを考えて、これからの10年、20年を過ごすべきか…」などという大局にたった示唆を残して欲しいなと思います。