私は、若い頃の有馬稲子さんの大ファンです。深夜映画で昭和20年代後半~30年台の映画に出ていらっしゃった頃の、ちょっとたれ目で、ぽよよんとして、清潔で……女学生役とか先生役とか未亡人役とかいろいろとされていらっしゃいました。
(すみません…著作権法違反でしょうか?)
実は、映画の日のイベントで、東京都豊島区の豊島公会堂で、有馬稲子さん主演の1956年作「白い魔魚」という映画を鑑賞に行ったのです。
私が生まれる3年前の映画です。
現代版のロミオとジュリエットのような映画で、可憐な女子大生が家の再興のために40過ぎの男に身を委ねてしまうのか…だから魔魚なのか…
と思っていたら、純情な青年との純愛を貫き通しました。
本当に胸をなでおろした…という…感情移入をしてしまった映画でした。
その後、有馬さんのトークショーがあり、帰り際、な、なんと 公会堂の裏口から有馬稲子さんが歩いていらっしゃるじゃありませんか! 思わず挨拶をしてしまいました。
あああ……もっと気の効いたセリフを言えなかったものかと反省します。
正直に30過ぎて深夜映画で有馬さんの昔の映画を見て、ファンになったと言ってしまいました。しかし というか とにかく というか 有馬稲子さんと言えば、目がきりっとしている印象が強いと思います。昔はたれ目だったのに…
でも、昨日お会いした有馬さんは、サングラスの奥の目が写真の頃のままでした。笑顔で私を見つめていただきました。それだけでも行ったかいがございました!
昔の有馬さんの映画をまた見てみたいな…!
