プーシキン美術館展 フランス絵画300年 | 美術大好きミュージシャンのブログ

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UNITED SOUL REUNIONのTAKAによる大人のロックンロールブログ。
音楽のことや美術のことを書いてます。

マンモスYUKAに負けない位貴重なのが、同じく横浜で開催されていた『プーシキン美術館展』。
モスクワのプーシキン美術館に収蔵されている貴重なフランス絵画の数々が来日ということで、ヤバい行かなきゃと思いつつ会期ギリギリになってしまいました。

目玉はルノワールの≪ジャンヌ・サマリーの肖像≫なのですが、他にもプッサン、ミレー、ゴッホ、アングル、ゴーギャン、ピカソやマティスなど巨匠たちの作品が一気に観れてしまいます。

横浜美術館は初めていったのですが、その混雑具合に驚きました。
平日で40分待ち・・・会期間近とはいえ上野でも美術展係ではここまでは並びません。(博物館系だと並ぶけど・・・)

中に入ってみて分かったのですが、他の美術館に比べるとそこまで広くないのが要因でした。
特にルノワール、ミレー、モネらが展示されている印象派のコーナーは人が溢れていてあまりじっくり観ることができなかったです。
時系列で展示しているとはいえ、もう少し展示を工夫して欲しいと思いました。

展示は66点とやや少なめでしたが、大物系ばかりだったのでかなり感動の連続でした。

古典主義のプッサンの≪アモリびとを打ち破るヨシュア≫の迫力に圧倒され、アングルの≪聖杯の前の聖母≫の美しさに瞳を奪われ、ゴッホの≪医師レーの肖像≫をモデルとなった医師が気に入らなかったというエピソードにニヤッとし、アンリ・ルソーのヘンテコな世界の魅力に酔いしれ・・・
マジで本家のフランスも羨むコレクションの数々・・・

個人的にはルノワールの≪ジャンヌ・サマリーの肖像≫も良かったけど、同じくルノワールの≪セーヌの水浴≫の方が好みです。
ルノワールの描く風景って好きなんですよね。
あとはやっぱりアングルの≪聖杯の前の聖母≫・・・これがラファエロとラ・トゥールを合わせたような、美しくも陰のあるかんじで好きです。

クロード・モネの≪陽だまりのライラック≫とエドガー・ドガの≪バレエの稽古≫なんかもすばらし過ぎてヤバかったです。

ピカソの初期の作品≪マジョルカ島の女≫も貴重ですね。キュビズム化する前の超美しい作品です。(笑)
他にもシャガール、マティスの独特の世界観も面白かったです。

横浜はすでに終わってしまってますが、今は神戸で開催しているので、関西方面の方は是非、観ておいた方が良いですよ♪
俺もあと1回ゆっくり観たかったです。

ついでに常設展も観ましたが、今、汐留ミュージアムで開催中のモローの作品や、ミロの≪花と蝶≫なんかも観れてかなり得しました。


大人のロック!

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