こんばんは!
今回は陸奥湾 梅雨時期のアジングへ行ってきました。今年は気温が高いので当然陸奥湾水温も過去例がないほど上昇率が高い。
アジにとって高温はメリットなので、きっと釣れるだろう!!と願い車を走らせました。
そして今回は漁港を含めたポイント5箇所行ってきます。
いざ陸奥湾へ実釣!!
まず、日中やらないの?と思った方も居ると思いますが、日中仕事でいけないっていう。
漁港に到着!!
まずは0.7gのジグ単からスタート。
一投目で…
目はまるで水晶のように透き通っているメバル。食べても美味しいし、プランクトンの増殖過多を最前線で抑えてくれる彼らは陸奥湾の立役者。
カウント取りながら下にどんどん落としていきます。
12カウント(ボトム付近)でアジ?のようなアタリが頻発。
乗らない。
思いっきり0.2gのジグ単に替えてみる。カウントは18。
ヒット!
えぇ....(困惑)
イワシさんでしたか… そりゃ乗らないわけだ…。魚にはリリースに耐えれる魚とそうじゃない魚がいる。このイワシは耐えれない魚種なので、一匹でも小さくても持ち帰って命を無碍にせずいただきます。実際、酢味噌和え美味しいんだよねイワシ!
たまにシーバスっぽい魚影が見える。今釣ったくらいのイワシ食ってんのかな?
…やばい。シーバスやろうか既に頭の中いっぱい笑 うん。 1時間だけシーバスやろう笑
タックルを取りに車へ行き、いざシーバス!
ボイルしてるけど、ボトムでイワシのアタリが多いから多分シーバス集まって何らかの理由(追われて下がった?)でイワシがレンジ下がったタイミングじゃね?…
とボトム付近をルアートレース。
しつこく船道のブレイク周りを…
ゴツン! …良い引き!…ん? シーバスじゃない??
えぇ....チヌかよ!
しかもまあまあなサイズ……40cmは遥かにありそう。
ふと我に返り、アジを狙いに戻る。
20分経過…
しーん……
アジングってこんな難しいのかよ…
移動!
からの到着!
ジグ単0,2gからスタート。一投目
またイワシ!?
雨が振り始めると河川から豊富なプランクトンが流れるのでイワシ達もショアに寄ってきたのかな。
雨が少ない年はちょっと降っても敏感に魚たちは反応します。
漁港の外側の尖端に移動!
釣れない……!
移動!
到着!
釣れない移動!
到着!
この時点で時刻は既に24時。
漁港はモラル的に諦めて、民家が近くに無い小さな突堤を選択。このエリアは外灯がないので集魚パワーを活かせないが潮目がいい感じ。
1時間経過…
釣れねえ・・・・・アジさーーーん!!どこーーーーー!!!!
いきなり強烈な引きの後ラインブレイク。
エステル0.2号じゃ瞬殺の引き…シーバスならゆうほどだけど、チヌかな?
1gで流しまくるが、アジは当たらない。
モゾモゾ…
ん?
アジ来たか?
ヒット!
キター!回遊してきたのか…
うん。回って来ればめっちゃイージー。でも回遊なのかレンジなのかよくわからず・・・。
確信が得られない釣果って好きじゃないので、今回もGoProで動画撮ったけど、なぜ釣れたか分からないからボツ。シーバスならその日釣れる流れの読みが大体分かるんだけど、アジは今回みたいに分からないけど釣れた が多いからまだまだ僕のアジングは経験値が足りない証拠だ。
とりあえず、アジ2匹だけで満足したので・・・・・・・・
シーバスやって帰ろう!笑 今日は長年シーバスと遊んでもらっている僕が、釣れると確信できる風の吹き方と潮回り! やるしか無い!
近くに小さな河川(ジャンプで渡れるぐらいの)があるので堤防から狙っていきます。
30分後・・・・
ヒット!
まあ、ボイルしてたの見てたし、ベイトイワシってわかってるから簡単に釣れます。
15分後(ワンキャスト一分平均だから15回ぐらい投げた後)
ヒット!! ものすごい引き!!・・・なんだ!?
ドンっ!!!!
マダイだーーー!50cmは超えてる良型。今日の陸奥湾フィシュイーター祭りでアジが追われてたのかな?と思った。
満足で帰宅しました!
持って帰って美味しくいただきます。
深夜ですが、帰りに道の駅浅虫に寄ってトイレ休憩をした時、 日本一周の老人に話しかけられた。
「北海道に渡るんだ。」
僕は北海道いいですよね〜、青森なんて皆通過点の様にすぐ北海道へ行きますね皆さん。
老人は、「いやいや、北海道以外全部回って来て今の所、青森ぐらいだよ旅してるって実感出来るの。海は澄んでるし、空気は美味いし、なにより少し走らせたら違う風土や地域のカルチャーが多種多様でこんな県無いよ。4日いる予定が1ヵ月も滞在しちゃったよ!」
と言っていた。
旅の老人は青森県民より青森県を知っていた。僕は、青森県をもっと好きになった気がした。
終
今回の釣行の細部&考察
今回のアジングは以前書いた記事にもあるようにブレイクがあるエリアに的を絞りました。
結果4ヶ所移動してようやく2匹釣れた感じだったのですが、バラシ5で終了。ブレイク周りというよりブレイクに最も近い岸周りで釣れ、どれもレンジがバラバラとアタリレンジがなかった感じ。理由は、妄想仮定で話して間違っていたら嫌なので説明しませんが、午前中の風がなにか起因しているのは間違いないです。また、珍しいくらい大型の魚の活性が高かったのでアジが追われてそれどころじゃなかった可能性も高く、イワシも相当な数いたのでどう考えてもお祭り状態だよねって感じでした。
で、シーバス釣れた時の解説を。
・シーバスヒットルアー オリジナルハンドメイド HF82バルサ
・マダイヒットルアー ウッドリーム アルボル90fバルサ(生産停止品)
陸奥湾のイワシパターンは磯、河口を除けば、ウッドのハイフローティング系ルアーで流せば結構簡単に釣れる。当然、各ポイント事に特性や、地域のアドバンテージとなる物があるので一概には言えないけど、ウォブリングの強さはウッド 特にバルサに勝てる素材は多分今の所無く、ハイレスポンスで、浮き上がりが早いのが魅力。ロール系はでかいの出やすいけど、向いていない。
また、ウッド系ルアーは水を押すというより水を裂きながら泳ぐのか、動きがもう違和感なしに魚なんですよね。これはルアーをいいだけ使ってる人にしか多分分からない。
ウッドとバルサ どちらも素材は木だけど、ウッドは中性浮力があるので、ジャーキングとかするとアクション後のステイ時間が長く、プラよりナチュラルに惰性で動くからアクション&見せたい時はウッド!バルサは 浮力がとにかく強いのでただ巻きにはバルサ!
そもそも、ウォブリングとローリングをの使い分けを知らないアングラーが見ていて多く、アクションが違う だけしか考えてないと思います。
僕は、
・ウォブリング…魚を呼んで食わす(強い)
・ローリング…追わせて追わせて食わす(弱い)
コレだけ。
だから、ウォブリングアクションで微波動!ってルアーがあれば 良いところ殺してるし、使い所どこよ?ってなるから使い所みんな悩むし、結果釣れない。
最近の日本のルアーこんなんばっかなんですよ…。
活かせるシチュエーションが限定的な細分化されているルアーばかりで、こんなの歴が短い方や、まだ釣ってない方に活かせるわけないんです。
だから、呼ぶか 追わせるか この2択でルアーをまずは選びましょう。ベイトが多くてシーバスが居るかどうかわからない時は「呼ぼう」。シーバスが居るとわかっている&そのピンポイントにシーバスが居ると勝手に決めつける時は「追わせる」。
まずはコレでいいです。
東京湾でボートガイドの副業をしていた時代、6年間で釣ったシーバスは2710匹。年間500匹なんて当たり前の時代に 得た確信で大学時代生物学を学んでいたのでシーバスが如何に貪欲で、効率的に動くか見てきています。
魚を釣る為の本質
魚ってどんな種も単純明快で、
餌を食う 餌が食いやすい時間まで待つ 餌が来る前に待機 だけです。
その餌に美学やコダワリを持つのは人間だけで、彼らは食えなきゃ死ぬだけという単純で過酷なサバイバルを毎日しています。
ただし、テーブルに、ビックマック、ラーメン、カツ丼が各種置いてあって、どれでも一つ食ってもいいよってなれば、魚は本能で好みの餌をを真っ先に食います。コレがマッチザベイト。このマッチザベイトも他の餌が多くて好きな魚が少なかった場合、多い方に食いに行きます。これは消費したエネルギーを補うため効率よく捕食をするためで、
魚釣りを変に難しくしているのは人間。釣人たちの最大の敵はメディアに出ている、私達がルアーを買わなきゃ生活出来ないプロや、ブランドメーカーです。
私達釣人が目を向けて学ぶべきものは、家の外にある大自然。「魚が釣れる」とは、上手い下手とかルアーが良いとかそんなんじゃ無くて、
「自然と過ごした時間の結果」・・・だと僕は思っています。
そしていつか僕が普段言っている事がわかる日が来るでしょう。
釣り場に立てる事がどれだけ幸せなことなのか。その釣り場の自然は誰が守って居るのか。この釣り場を未来の子供達へ残すためにはどうすればいいのか。
この魚がいつまでも居てくれる為にはどうすればいいのか。
これらの問いは、魚達から僕たち人間へ、いつも課題として問いかけてきます。
この「問い」が聞こえ、真摯に耳を傾け実行する釣人が結局、釣りが上手い人です。
魚をたくさん釣りたいのであれば、釣り場の魚たちと対話をしにきたんだ という気持ちでやってみてください。
ではまた!