陸奥湾 夏のアジング釣行&攻略 | Nature's Inviolable Area (青森のtakaさん)

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このブログでは青森県 陸奥湾、太平洋側のシーバス、アジ関連の情報提供!

 

 

こんにちは。

今日は雨、昨日は大雨で警報級に降り、秋田の友人の安否を確認しつつ、大雨後の激シブのアジングに出向いてきました。

 

ってことで釣り場到着!

 

こんなちょっとした明かりでもアジは来る。プランクトンは光にとても敏感に反応する。

 

 

 

まずは

 

メバルさん!表層にいたからプランクトン食べてるはず。人がいたから赤ライト。

 

 

プランクトンに寄せる前に逆にでかいのでアピールしてみる。

 

 

 

まさかのシーバス君!

って言いながら泳いでるの見えてたから・・・つい狙ってしまう悪い癖が。

 

 

 

 

俺は何しに来たのだ……

 

チーバスが目の前を通るとついやってしまう笑

小シーバス2匹目。

 

 

 

いい加減アジを探す。

 

 

アジはこういう泡がたってる場所によく居る。

ライトを消せばわかるけど、この泡、ほぼプランクトンなんです。キラキラしてるから分かると思います。

が、今の時期、夏のナイトゲームではプランクトンが暫くの間支配し、それを食いにサバの密度がアホみたいに高いので、アジのレンジが上に来る事をほぼ経験したことが無いが、必ずぞれに混じってアジも居ると断言できる。だから難しい。

狙う場所と、ノウハウは過去記事↓に詳しく書いてます。

 

 

 

 

どちらにせよ、堤防際はほんと釣れるからおすすめ!

結構シーバスも付いてるからシーバスアングラーも要チェック。

 

 

 

30分……うーん。反応無し……

 

移動!

 

 

 

 

真っ暗な街灯が無いポイント。

ここは20m先にブレイクがあるのでネチネチレンジを刻んで行きます。重めの2gで遠投!

 

いたー! 

image

やっぱブレイク周りはいるなあ。ブレイクに若干の灯りがあれば沢山溜まってると思うんだけど、この一匹でその後は反応が無い。

 

 

うーん。表層を通せばメバル 。ただ、活性が悪すぎてメバルですら楽に食わせれない。

 

こりゃ難しい。絶対正解があるはずなのに・・・・。

 

アジって1年に20㌢も成長する魚で常にバクバク餌を食うのだが、南の海域では年に2〜3回も抱卵するので卵が胃を圧迫して食いが悪くなる。

けど、夏の陸奥湾はそんな経験がない。無いというか、もっと後半に抱卵個体が出てくるのだが、今年の酷暑により陸奥湾の水温は通常よりかなり上昇幅が高いので、産卵期で渋いのも視野に入れた方がいいかも。

 

 

難しすぎる・・・・・。

 

 

とりあえず、ここの釣果

 

 

メバル美味しいから、つい定期的に食べたくなるんで良型は美味しく頂きます。

 

 

 

 

 

 場所を思いっきり移動して、

常夜灯が強いポイントへ。

 

数投後…

 

本日3匹目。 雨上がりはシーバスが強いなあ…。アジはどこに居るんだー!!

 

 

0.8gでボトム付近を探る事1時間。

 

 

やっぱりいた。けど、単発なんだよなあ…。

今解ってることはとりあえずブレイク、ボトム周りで各漁港単発で釣れているということ。

 

これをベースに、考察して大正解を探す。車の移動時間は常に頭の中で予想と妄想を考えまくる良い時間なので、僕はすぐに見切りつけて移動する癖がある。

 

またまた場所を替え、アジを探る。

 

民家や、道路の街灯が遠くても関係ない。

むしろこれくらいの水面ボンヤリ程度が理想かなと。

 

 

 

メバルさんは相変わらずどこにでもいる。

 

 

 

 

また場所を移動!! 外灯関係ないんじゃないか??と思ったので

 ガラッと一時間半移動して横浜町~むつ市までの漁港をランガンしていく。

 

 

 

到着。 外灯が周りに一切ない暗闇の漁港

 

 

外灯ないとまじで人いない笑

 

 

 

アジいた。外灯なくてもアジはいる場所にいる。

 

なんとなく解った。

0.8gで表層(カウント0~4秒)だとメバルか多分サバの赤ちゃんの当たりが出るので、フル無視でブレイクの壁にぶつける根がかり覚悟の釣りでようやくポツポツ拾える感じ…。

で、0.8じゃギリギリブレイクに到達出来るか微妙な所で、じゃ1.0か1.3で流せばとやってみるが、動きが速すぎて食わない難しさ。

 

フォール中、風吹いたらブレイクに入らないので回収してまたキャスト。10回投げて2回入ればいいかなって感じです。イメージだと、

 

 

こんな感じで、約1.5mのブレイク始まりと終わりでしか食わない感じ。

 

レンジと流す場所が決まると釣れる感じ

 

そして……

 

 

 

 

計6匹。そして今日はこれで終わり。この後、なぜ釣れないのか原因が解った。↓

 

 

 

  陸奥湾夏アジングの結果

 

ゼログラの売りである浮力のあるジグ単でも試したけど、このジグ単の弱点であるシルエットがデカくなるデメリットがもろ効いて一切反応しなかった。

 

ってことは、もしかしてもう産卵絡んでるのか??

 

どこのアジも普段の依存性なのか抱卵しようがしまいが、口は使うんだけど、抱卵個体は大きい獲物はちょっと・・・と敬遠する。

で、水槽のアジを見ててもアジは餌を吸い込み法で食う。スポイトで餌を与えると周りの海水をまるごとダイソン掃除機のごとく吸い込みます。抱卵個体は特に表層のプランクトンをパクパクしかしないほどに食いが渋る。卵が胃を圧迫しているからだ。しかし、!!!

 

餌じゃないと解ると吸って吐き出すのですが、そのスピードがあまりにも高速過ぎて目視でも残像に見えるほど速い。アジのモゾっとした当たりは正にこれ。

だが、100%このモゾ当たりに反応できる人間はいないと言えます。人間の反応スピードがどのくらいか知りませんが、要はただでさえアジのアタリは特殊なのに、産卵絡んでるアジは通常より餌が小さくなければ口を使わせる事すら相当難しいのである。

 

 

 

で、家で腹の中を開いてみると、

 

 

もろ卵が入っていた。しかもこんなに大きくなっている。そうか、そういうことだったのか・・・・!!

 

正解はシルエット小さい1.3インチぐらいの極小ワームで漂ってるレベルのスローに流しブレイク攻めるのが大正解だったのだと思った。それに加え、表層のサバ、メバルのレンジにもアジは絡んでるのも間違いない。 

道理で、ワームが食いちぎられたのをそのまま使ってるとアジのモゾ当たりが増えたわけだ。後は単純にメインラインPEなのがだめだった可能性も高い。タックルバランス的にも軽量ジグ単のタックルなので正直、エステルが有利なのは解っていたのだが、今迄エステルあってよかったと思った経験がないため、実際今回が初のエステルにすれば違ったと感じた。

 

まず、解った結果として

2ヶ月遅く抱卵個体に出会えるのだが温暖化が理由なのか抱卵がとてつもないスピードで早まっている。 

 

固定概念は釣りにおいて何のメリットもないと改めて思い知らされた。

 

 

魚ってホントすごい。

 

結果、

プランクトンの多い表層は、サバ、メバル、シーバスなどの魚に支配され、流れが巻くブレイク周りをアジは回遊し、棲み分けている。また、抱卵個体が多く、胃が圧迫された食わせづらいアジに口を使わせるためにシルエットの小さいワームでブレイク周りをデットスローで漂わせるか、表層のメバルサバを釣ってるうちにアジに出会うか・・・で反応が得られる!って感じで、エステルラインを巻いていれば恐らく釣果は倍以上違ったと感じている。もちろんPEが比重が軽いから軽いジグ単が沈みにくいのは解るし、実際肌でそれを感じていたけどカウント長めに取れば嫌でも沈むとエステルを採用しなかった。実際は沈ませる前に表層の魚たちに食われて、アジのレンジに到達出来ていなかった。また、早々に表層を捨てていたのも釣果を落とした原因だ。

 

なぜこんな事早く気づかなかったんだろうと反省しています。

 

カラーについては、プランクトンの集合体に見せる点発光のワームのチョイスがベストなのか?しかし、個人的に点発光が効く時は夜光虫が居る時なのでどうなのだろう。実際、夏の陸奥湾はどこに行っても夜光虫が浮いてるのでベイトになってるとは思っているが・・・そもそも勘違いしてはいけないのは夜光虫は植物プランクトンなのでアジは普通に考えて食わないんだけど、今の時期サヨリの赤ちゃん食ってるベイトパターンのアジも過去にいくらでも経験しているので、、、、答えは

 

分からないが正解。アジの捕食を見ていると確かに口に入るものなんでも吸い込むから食ってるんだろうけど好き好んで食ってるのかは正直分からない。発光動物プランクトンに海ほたるという生き物も居るけど、アイツラは魚の体内に侵入&体内を食うのでそんなリスクを背負って食ってるのかすら怪しい。

 

 

 

今回釣れたワームは、

 

 

この3つ。

①ティクト アジボッコ2.5インチ 銀鱗じゃこブルー【ケイムラ&銀鱗】1匹

②ティクト アジボッコ1.5インチ ドリームチーム【点発光&銀鱗】4匹

③サーティフォー オクトパス1.8インチ  こんぺいとう【金銀緑ラメ&グロー】2匹

 

共通点は銀ラメ&クリアベースのカラー。

 

絶対なにかあると思うのだけれど、銀ラメが共通点以外はなにもないので銀ラメがなにか作用してるはずなんだけど。。。。。。

 

アジングワームにラメが入ってるのはラメをプランクトンに見立てて、ワーム自体プランクトンの集合体にして見せる意図なんだろうけど、そうであるならば真っ暗な海でもラメをみれる程にアイツラが夜目が効くということなのだろうか。

 

って事は餌がプランクトンなのは間違いないし、プランクトンの定義は自分で泳げない流される生き物 なので早く巻くのは間違えているはず。って事はゆっくり見せる時、暗闇だろうがなんだろうが、アジはしっかりラメを見て反応してるのだろうか…。銀ラメっはシルエット出やすいからモロ見えてるのか。

 

 

もしかして・・・・・

夜光虫(植物プランクトン)の群れの中で照らされた小さな動物プランクトンをもしかして選んで食ってるのか・・・・?!

常夜灯周りもそういうことなのか!?

 

もしそれが答えなら、表層のアジ・メバルの中にたまに混じるアジの謎もうなずけるし、狙い方もだいぶ変わってくる。

 

実はワームの形状やカラーより、ラメの色と含有量が大事な可能性があるんじゃないか・・・・。

 

 

 

まとめ&再度実釣で答え合わせ!!

1.既に産卵期(卵パンパン)のアジが多くいる

2.ブレイクに多く回遊してるが、表層もいる

3.小さなワーム&極小リグで超スローな釣り

4.PEからエステルにライン変更

 

このことから誰でも釣れるアジングではないのが実際、浮き彫りになった。僕が用意したタックルセッティングは、エステル0,2号、0,1~0,6gをメインの超フィネスな繊細タックル。当然食いの悪い抱卵個体のちょっとした反応をキャッチするためにロッド感度は極限に近いほどの感度も必要。

 

この事実と仮説を活かして、いざ、実釣してきた結果、、、

 

 

 

次回の記事にします!笑

 



 

 

 

 

最後に

 

アクセスされた方へお願いがあります。釣り場へ行ったら、現地の街にお金を落としてほしいのです。

地元の食堂や、ラーメン、お土産など是非お金を使ってください。釣り人の意義は、魚を釣ることではなく、釣り場を守ってる現地の人たちにお金を落とし、地域の財政を担うことだと思うのです。

 

私が皆さんへ釣りのノウハウや、ポイント開示をしているのはこの為です。

 

青森県の海沿いの地域は美味しく新鮮な海鮮の宝庫ですが、過疎化に伴い、廃れています。そんな状況を釣り人が救うことができれば絶対に釣り場が増え、釣り人への意識が変わりそれが結局、釣り人へ還元されます。

 

青森県を盛り上げ、過疎化や、財政を救うのは釣り人であると私は信じています。

 

って感じで、次回また。