青森県アジング どこよりも詳しく | Nature's Inviolable Area

Nature's Inviolable Area

鬱蒼としたインターネットのジャングルにある秘境Nature's inviolable area。

この秘境にたどり着いた貴方は何を知り、何を発見するのか。
唯一そこには takaと言う1人の人間がいるだけであった。


※このブログはPC.タブレットからのアクセス推奨です。

 

最近人気になっているアジング。

10年以上も前から青森県ではアジが普通に釣れていて最近気温上昇で増えた気がします。

 

しかし、全国に比べ青森県のアジ絶対数は陸奥湾に関していえばまあまあな数はいる程度です。

日本最北のアジングを楽しめる為に、本気の超ボリューミーな記事ですが、しっかり読んでいたたければ、間違いなくアジに出会えると胸を張って保証します。


 

日本最北のアジングをさあ!楽しもう!!


私の動画


 

  ①​太平洋側は基本アジが超少ないから行かなくてもいい

 

太平洋側、もちろんアジはいますが、ほんと絶望的です。小ぶりでシーズンがとにかく遅いし短い。狙って釣れないと思います。

もちろん、サビキでは小さいのはたまに釣れるので泳がせや、餌用には良いと思いますし、太平洋側はヒラメの宝庫なので、餌釣り師ならおすすめ。 

 

(左 陸奥湾のアジ 右太平洋側のアジ)

 

 

  ②​陸奥湾にはホタテパターンなる物がある

 

まず陸奥湾でアジが釣れ始めるのは4月中頃から。

丁度その時期から陸奥湾はホタテのカゴを揚げる作業が入る。その時にプランクトンがどっさり落ちるのでホタテパターンと呼ばれるが、簡単な話、最近流行りのプランクトンパターンです。しかし、夏のアジングはベイトパターンが間違いなく存在します。ズバリ、サヨリを食べるベイトパターン。軽めのジグ単をどちらも必要とします。

青森県ではアジングを昔からやってる人間なら巻かずにロッドで引いてくる 所謂、デッドスローな釣りはローカルルールとして当たり前だ。また、陸奥湾のアジは基本的にナイトデイ問わず海面に浮いてくる事が少ない。

湾内とはいえ、シイラやイカ、青物、根魚、イルカ 鳥 シーバス 等、生き物の宝庫の陸奥湾はアジにとって警戒レベルをビンビンにさせておく必要があるのだろう。

 

特に最近はサバの数が異常で最初から表層は捨てても良い。

 

殆どをプランクトンパターンでシーズン中終わるため、ベイトに悩まされる必要がない。

 

2023年の調査で去年から劇的にアジの数が増えています。特に陸奥湾全域、日本海。

(2022年7月下旬 陸奥湾堤防ナイトゲーム)

 

 

 

  ③陸奥湾回遊ルート

 

陸奥湾と言えど広い。過去の経験上アジは下の様に日本海から入ってくる。

というのも、陸奥湾へ流入するのはほぼ日本海側の千島海流です。これは県内の研究で明らかになっている事実です。

また、これは完全に僕の推測にはなりますが、2017年以降から陸奥湾のアジは既に陸奥湾内で繁殖している可能性が高いと思っています。理由は船で真冬の根魚釣りを毎年恒例で数回行きますが、根魚の胃の中に稀にアジが入ってる時があるのです。1月、2月どちらも確認しているので推測というより確信に近いです。

ですから、日本海から入るアジと、陸奥湾内で繁殖しているアジどちらもいるので今後かなりの数のアジが期待できる。

 

 

津軽半島側(写真左)からアジが釣れ始め、青森市から夏泊半島(写真中央)は4月下旬には入り始める。野辺地や、横浜町迄は季節の環境でバラつきがすごいので言いませんが、5-6月にはアジは通常来ている。しかし、これも陸奥湾のアジがほぼ日本海から入ってきていた過去のお話であり、陸奥湾内で繁殖しているアジは含まれていないので、実際は岸から近い沿岸の水温が安定するか、ホタテの水揚げ関連が行われる時期が合えばもっと早い段階でアジが釣れる可能性が今後当たり前になると思われる。アジは温暖な気候を好むので、熱しやすく冷めやすい陸奥湾は夏以降は最高のアジのユートピア。

 

夏泊半島の右左で渦を巻くように海流があるが、陸奥湾全体で潮の入れ替えが月に1度。これも研究で明らかになっています。

ですので、流れがある場所を探すのではなく、外灯を探すのでもなく、どこに付くか全く予測できないのが陸奥湾アジング!


※着きやすい場所の法則がありますが、それは↓で書いてますので御安心を。

 

この事から、陸奥湾でアジングが如何に難しくて最高にエキサイティングなのか理解できれば嬉しい。

 

 

春は小中型の数釣り、秋は中大型です。 

 

 

(8/21 21:06 平内町にて。 )夏ももちろんアジはいるがやり方を知らないと難しい。記事最後に夏アジングの記事リンク有

 

 

  ​青森のアジングに必要なタックル

 

 

 

参考までに私が普段使っている極小リグを投げるタックルを紹介します。

 

 

・SHIMANO ヴァンキッシュ1000ssspg 

とにかく軽く巻き心地も文句なしで、飛距離が出ます。ドラグ音が高めなのがちょっとうるさいけど、愛用しています。アジングに関して言えばリールは糸を巻き取る事がメインなので高いものは必要ない

 

 

 

・ティクト SRAM  UTR-61fs-t2 MASTERPIECE

60g程度しかないティクトのハイエンドモデル。極軽量ジク専用機。

ちょっと繊細すぎてドラグ調整や、普段の持ち運びに気を使う。あとこいつの難点はワンピースロッドだと言うこと。

 

 

軽くリールとロッドで10万超えるのを揃えろとは言いませんが、せめてロッドは3万円ぐらいのがあればいいと思います。

アジングはロッドが命!少々奮発してでも良いロッドを買うように。

 

  ​ワームやジグヘッド等狙い方

 

・ジグ単

とにかくまずは0.8gをベースにその日の釣りを考えた方が青森県では良い印象です。

正直、風に邪魔されなければ0.8という中途半端なg数で大抵釣れます。理由は分かりませんが、この中途半端なg数が何故か釣れます。

アジのアタリはほぼワームを吸い込んで吐き出した後の針掛かり、又は、吸い込んで吐き出だす際に口の中でワームが引っかかる時に顔を左右にふる時の2パターン。これは水槽でワームをつけて投げて実際試しました結果であり、アジのワームを吸い込んだ後、餌じゃねえこれ!って吐き出すその吐き出すスピードたるやもう目視では分からないくらい速い。多分、0,1~0,3秒ぐらいの高速で、これをアタリと感知できるやつは絶対に居ない。学生がオ◯ニーしていて急に親フラしてきた時に布団をかぶるスピードの数倍速い。

しかし、アジのアタリとはこの吐き出す際に、吸い込みすぎて喉の奥までワームが行ってしまい、吐き出すまで時間がかかるアジが稀に居ます。このアジしか人間に感知できないと思います。

 

ですので針はオープンゲイプタイプを絶対選んでください。吐き出す時にオートで引っかかりやすいのがオープンゲイプタイプ。おそらく、アジングでオープンゲイプが多いのはこれが理由かも。

 

ただし、僕の水槽飼育、&実釣経験ですので正解かどうかは皆さん自身で判断願います。

 

 

・ライン

これは本当に難しい問題だと思ってて、通常アジングはエステルが採用される。その理由は簡単で、海水より比重が高く、海水に馴染むから。軽量ジグ単をしっかり沈ませる事ができ、レンジの探りが容易になるから実際メリットのほうが大きいのも解る。

しかし、エステルは根魚においてとにかく相性の悪い糸で、メバルの尺がどこでも普通にいる陸奥湾ではまあ、しんどい。これはどれだけ高級なタックルとドラグ、テクニックがあろうと、突発的な良型根魚の当たりに全て対応するのは無理です。また一番厄介なのはサバ。陸奥湾はサバの宝庫で釣らないようにするなんて100%不可能。ですから陸奥湾でアジングを考えているならまずは極細PEをおすすめする。プロや、メーカはエステルを勧めるけど地域で釣れる魚に合わせる事が重要です。逆にPEは比重が海水より低いのでラインが浮きやすいがこれは場合によってはメリットのなり、エステルよりスローに流せるのです。僕はメインPEを採用しています。

一応替えスプールにエステル0,2号、pe0,15の2つを持って使い分けもしているがそれはお好みで。

 

 

・ワーム

ワームに関してはプロじゃないのであーだこーだ言いませんが、2inchサイズは絶対持った方がいいです。アジって魚は水槽でも自然界でも一緒で、産卵期で卵が腹に入ってなければ常に餌を食う大食漢な魚!しかし、産卵期のアジが食わないわけじゃなく結構反応する。

南のアジ、陸奥湾のアジどちらもいれば絶対反応するので、まずは3インチの大きなワームで反応を見てください。居るかどうかをまずは確かめるために針がかりしなくても大きなワームで広範囲に視覚でアピールして誘ってください。陸奥湾は3インチで殆ど釣れますが、2インチがやはり圧倒的に反応が良い。また、最近では波動で誘うとかでプラグなどが流行っていますが、僕の水槽飼育、実釣経験から言うとアジは波動ではなく、ほぼ視覚を頼りに餌を食っているとおもいます。なので波動は一切気にしないで視覚アピールを意識したほうが良いです。グローはもうアジでは必須。夏泊半島東側は夜光虫が少なめですが、西側の青森湾から津軽半島は春のテクビイカが寄ってきた時点で夜光虫がもう出てくるので、点発光ワームは絶対です。ていうか、夏のメインベイトの夜光虫パターンは点発光絶対です。

 

 

 

・カラー

通常人間が、色を判別する際、視細胞という細胞が司っている。目の中にある視細胞が光の刺激を捉え、最終的に脳が波長ごとに「これはこの色だな」と区別しています。視細胞には大きく分けて、桿体細胞と錐体細胞の2つがあり、桿体細胞は光の強さに反応する細胞で、錐体細胞は光の波長に反応する細胞なのですが、人間の錐体細胞は赤、緑、青 の3つに反応します。その三原色の組み合わせで私達は色を詳細に区別して生きています。


では、魚はどうなのでしょうか?実は魚は、赤、緑、青に加え、近紫外線という4つの錐体細胞を持っていることが研究で明らかになっています。要は、間より色の判別ができる可能性が非常に高いということです。また沿岸部に生息する魚類はこの色の判別に長けているという研究結果もあるほどです。常識的に考えて、熱帯魚のあのカラフルな色や、トラウト類の婚姻色、イカの体表の色の変化など、色という認識がなかったらそうやって進化しないのです。

 

しかし!コーラは「黒」など、最終的に色を判別するのは脳です。ですから、いくら錐体細胞が多くても色を認識してるかどうかは魚に聞かないと分からないのです。

 

でも、カラーで釣果が変わる事って上級者になればなるほど経験があるはずです。実際、アジングワームがこれだけカラーがあるのはなにもいっぱい買わせるメーカーの思惑ではなく事実、釣果が0が1つ変わることなんていくらでもあります。ですのでカラーは、沢山持っておくのがやはり正解かと思います。ただし、アジング含むライトゲームでは、カラーで釣果が10 : 0になる事はありません。4 : 6や7 : 3ぐらいは当たり前にありますが100かゼロにはならないので少ないカラーでも大丈夫です。

 

・ジギング

 

 

 

ジギングについては、今後かなり青森県では期待の星だと個人的に思ってます。

2008年からライトジグでアジをデイ ナイト問わず狙ってますが、釣れる時はアジ40-50釣れる時があるほど威力を発揮する場面があり、ジグ単との使い分けは、ズバリ フォールに反応が良い時。また、手返しが良く、風のに強いので 悪天候時におすすめ。とにかくアジのジグはフォールに反応がいいので、長いリフトでゆっくり落とす事ができればそれだけでいいと断言できます。 ナイトであれば、ヤンキーが乗るセダンのヘッドライトぐらいビカビカに発光させて長いリフトをしてください。 

 

 

ジグの最大の利点は大型が釣れるということ!

もちろんナイトゲームでのジギングの話です。夜ジギング全然食ってきますよ!

 

 

 

  ポイントの見分け方

 

このブログの長い読者さんはご存知かと思いますが、僕自身全国津々浦々、釣り遠征へ出向きます。

アジングはその中でも、ボウズのがれとして楽しませてもらっていて、恐らくアジほど地域によって付き場や、サイズが変わる魚は無いのではないか?と思うほどに地域差があります。

 

私のホームである陸奥湾は、全国で見てもアジの数は少ないです。。釣れる人が少ない。

実は理由があり、青森県の陸奥湾は、釣れる場所が固定化していないのが最たる理由です。また、一年中根魚が釣れるのも厄介。特に夏はかなり難しい。

 

 

いつどこで、アジが爆釣するか分からないのです。あなたが通って、釣れないと判断したポイントが明日アジが爆釣なんて当たり前にあるのが陸奥湾のアジングです。

しかし、付きやすいポイントは必ず存在しており、最近解った事があります。

急に水深が変わるブレイクを探せ ということ。

 

極端な話、水深1mの漁港でもちょっと投げてたら50cm深いブレイクでも超一級ポイント。

そこに若干の灯り(自販機の灯り程度で良い)が絡んでいるなら絶対アジは来る。

ほんとアジってぼんやり水面が灯りで照らされている民家の灯り程度でもいます。それはプランクトンを追ってアジが回遊してるから。


また、堤防際のケーソンの切れ目や、船道など水深の変化がある場所も同じく重要。

 

灯りがガンガン照らされる、野辺地漁港や、野辺地の潮騒公園奥側、土屋漁港、夏泊の茂浦の大島寄りの漁港(名前忘れた)のような場所は、春5〜6月上旬、秋以外アジはほぼ諦めた方がいい。

理由は一番プランクトンが居る表層がサバの領域へと変化する為。

青森県の海は、サバからしたらめちゃくちゃ快適な適水温。もうね、天国なんです。同じ青物だと思わないほうが良いです。こう見えて、サバを水槽で飼育してるので、アジとの違いも解ってきます。サバは冷たい海域14〜17℃が快適な適水温。アジは20℃〜26℃と好みがまるで違います。

 

サバに関しての水槽飼育の過去記事↓

 

 

 

陸奥湾のアジが大きくならないのはサバのせいじゃないのか?と最近本気で思っているほどサバの数が異常に多い。アジの密度が高い時も大きくならない減少が起きる。

だから青森県は表層以外でプランクトンが溜まる場所にアジが回遊してる可能性が非常に高いわけだ。

そうなってくるとブレイクは超理にかなっているのである。

それを解ってから僕はひたすらブレイクが絡んでいる場所を探し歩いた。そしたら結構あることがわかり、アジの数もゼロ2つ違うぐらいの怒涛に釣果が変わったのです。

 

 

もう一度言います。青森県でアジを釣りたいなら、

ブレイクラインを探せ!

 

 

ブレイクラインとは・・・

岸から沖に向けて、急激に深くなっているところ】という意味です。波がこの場所で砕けるので、「ブレイク」と呼ばれてます。また「カケアガリ」とも言われ、どちらも同じブレイクと考えてオッケイ!!

 

 最後に

長文お疲れ様でした。。。笑 


目疲れなさったでしょう。


見ずらいかと思いますが、皆さんに釣ってほしい僕の気持ちです。ここまで詳しく説明している記事は無いと思います。

包み隠さず青森のアジングをご紹介させていただきました。

 

ここ数年、年を重ねるごとにアジが明らかに増えています。青森県全体の話になればまだ太平洋は絶望的ですが、陸奥湾は今後アジングの名所になる可能性すらあると思う程です。

 

青森県のアジは細いです。細いって言うか、太ってない。が正解ですね。陸奥湾が特に顕著で、恐らく、数だけで言えば相当数のアジが競り合っていて太れないんだと思うんです。

そしてサバが多いのでこやつらのせいかもしれません。最近本当にサバのせいじゃないかと思ってる。

 

春 秋の陸奥湾アジングは簡単。正直チンパンジーでもできます。 

 

しかし、課題は夏アジング。

 

 

もし、夏アジング(ナイトゲーム)を攻略したいなら下記の最新記事が役に立つかもしれません。


 記事↓

 

動画↓


最後に

 

アクセスされた方へお願いがあります。釣り場へ行ったら、現地の街にお金を落としてほしいのです。

地元の食堂や、ラーメン、お土産など是非お金を使ってください。釣り人の意義は、魚を釣ることではなく、釣り場を守ってる現地の人たちにお金を落とし、地域の財政を担うことだと思うのです。

 

私が皆さんへ釣りのノウハウや、ポイント開示をしているのはこの為です。

 

青森県の海沿いの地域は美味しく新鮮な海鮮の宝庫ですが、過疎化に伴い、廃れています。そんな状況を釣り人が救うことができれば絶対に釣り場が増え、釣り人への意識が変わりそれが結局、釣り人へ還元されます。

 

青森県を盛り上げ、過疎化や、財政を救うのは釣り人であると私は信じています。

 

 

 

 

 

ではまた。