エッシー1/72 ドイツ ハーフトラック Sd.kfz.250/3

 

 

AFVモデラーの皆さん、こんにちは!こんばんは!

 

今回は、エッシー1/72『ドイツ ハーフトラック Sd.kfz250/3』を紹介します。

 

Sd.kfz.250は、第2次世界大戦中にドイツ軍で使用された軽装甲車です。

1トンハーフトラックSd.kfz.10をベースに装甲車体を架装した車両で、基本型の兵員輸送車の他に、無線指揮車、弾薬運搬車、偵察車など様々なバリエーションがあります。

 

エッシーは1/72でSd.kfz250系列のハーフトラックを3種出しており、今回紹介するSd.kfz250/3が第1弾になります。

 

Sd.kfz250/3は無線機と大型フレームアンテナを備えた無線指揮車両です。

北アフリカでロンメルが使用した『グライフ』が有名ですね。

箱絵にもロンメルらしき人物が描かれていますが、車体側面にGREIFのマーキングがありません……

 

キットの発売は1974年。

1977年にはハセガワEシリーズのラインナップにも加えられていますが、間もなくエッシーの箱絵は、背景の描かれたものになりました。
さらに1984年には他のエッシー製品同様、パッケージデザインが変更され、背景つき箱絵はそのままに、赤箱に変更されています。
当記事のタイトル画像は赤箱時代のものです。

 

 

 

足回りから車体上部まで全パーツが1枚のランナーに収まっています。

これがエッシーSd.kfz250シリーズの共通パーツになります。

前輪のホイール形状がチープな感じですね。

80年代の月刊ホビージャパン誌の作例では、同社1/72ネーベルヴェルファーの車輪が流用されていました。

多面体構成の車体形状は、パーツ状態ではなかなかいい感じなのですが……

 

 

 

車内には無線手用のベンチシートが再現されています。

Sd.kfz250/3の特徴です。

 

 

 

歩兵2体、戦車兵1体のフィギュアが付属。

左の歩兵(下士官)がどこかで見たような人です(笑)

右の戦車兵はモノグラム1/32が元ネタ。

エッシーの4号戦車シリーズにもセットされてますね。

真ん中のヘルメットの兵士はエッシーのオリジナルでしょうか?

ベルトに手榴弾を挟んでたり、よく見ると開襟になっていたりと凝ってますね!

 

 

 

非常に出来のいい無線機のパーツ。

MG34のディテールも素晴らしいです。

 

 

 

4種類の所属部隊のデカールが付属。

ちゃんと「グライフ」の文字が用意されてますね!

2段目もアフリカ軍団所属、第21装甲師団です。

3段目は第2装甲師団。

一番下は大ドイツ師団ですね。

デカールの劣化が激しく、黄変していて使えないのが残念です。

 

付属のキャタピラは表面のディテールは素晴らしいのですが、裏はツルツルです。

異常に硬くて転輪に装着すると、車体が浮き上がってしまいます。

 

 

エッシーのSd.kfz.250は、プロポーションが実車とかなりかけ離れており、なかなか辛いものがありました。

しかし、当時、ミニスケールのSd.kfz.250と言えば、他にはニットーの1/76しかなかったので、キットの存在価値はあったと思います。

 

エッシーのSd.kfz.250シリーズはこの他にSd.kfz.250/10(3.7cmPak搭載型)と、Sd.kfz.250/9(装甲偵察車)があるので、また紹介したいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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