AFVモデラーの皆さん、こんばんは!こんにちは!

今回は久しぶりに戦争映画のお話です。

アリステア・マクリーン原作、ガイ・ハミルトン監督による
映画「ナバロンの嵐」(1968年)



初めて見たのはテレビのゴールデン洋画劇場。

当時、私はまだ小学2年生でした。

映画の序盤、ユーゴに向かうアメリカ軍特殊部隊を載せた

ランカスター爆撃機がメッサーシュミットBf109に

襲撃されるシーンがあります。

ヴィイイイイイン!ってエンジン音も高らかに
画面いっぱいに登場するメッサーシュミットBf109!
(どうやらイスパノメッサーの模型みたい)

ここでメッサーのパイロットがドイツ語で何やら叫ぶのですが、
これがめっちゃカッコいいんですね。
 

「あはとん、あはとん、らんかすたー、はっけん!」
って聞こえるのですが……

 

まだ小学校低学年の私にドイツ語がわかるはずもなく

何と言っているのか全くわかりませんでした。

ところが……!!

つい最近、Youtubeにアップされた動画の
コメント欄により、そのセリフの正確な発音と意味が
わかったのです!!

「Achtung! Achtung! Lancaster halb zehn!」

(アハトゥンク!アハトゥンク!ランカスター ハルプ ツェーン!)
と言ってるのですね~♪

Achtung は、ドイツ軍マニアの間ではおなじみの
「気をつけろ、注意せよ、警報、傾注」
という意味ですね。

halb はハルプと読み、「半分の」と言う意味です。
英語のhalfと同じですね。

zehnは数字の10のこと。



ここで注意が必要なのが、
ドイツ語での時間の表し方です。

halb zehnで「9時半」を意味します。

日本語で「〇時半」は〇時から30分を指しますが、

ドイツ語では「halb …」で〇時から30分を指すのです。

だから、halb zehnは10時から30分前ということで、

「9時半」になります。


halb zehnを日本語の感覚で、10時半と解釈すると
どんでもない大遅刻になってしまうんですね!!(笑)

したがって、例のメッサーのパイロットのセリフは

「警報!警報!ランカスター、9時半の方向!」

という意味になります。

 

小学2年の頃に見た映画の答えが
アラフィフのオッサンになってわかるとは……
いや~、長生きはするもんですなぁ~(笑)

 

 

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