今回は、イタレリ1/35『廃墟 / HOUSE RUIN』を紹介します。

 

イタレリは1970年代から1/35スケールのジオラマ用ストラクチャーを販売していました。

『廃墟 / HOUSE RUIN』もその1つで、壁の一部が損壊した民家の壁面が再現されています。

 

イタレリのストラクチャーシリーズは、コマンドポストや救護所、監視塔などの軍事施設の他に、公園の門、井戸、村の水飲み場といった戦争とは直接関係ないアイテムもあってとても魅力的でした。

 

これらのキットは現在でも何度か再販されており、 タミヤブランドでフィギュアと組み合わせたジオラマセットもありました。

 

しかし、なぜかこの『廃墟 / HOUSE RUIN』だけは、なかなか再販されることもなく、既に絶版になってしまったのかもしれません。

 

ヤフオクでは5000円(!)の価格がついてましたが、私は市内にあるリサイクルショップで1000円で購入することができました。

 

 

枠無しのランナーに民家の壁面が2枚と一体成型のベンチ。

これがキットの全てです。

古いキットのためか、バリがスゴイですね。

組み立て説明書はついてませんが、ボックスアートの写真を見れば難なく完成します。

ここは塗装に力をいれましょう!

 

ボックスアートの写真は、バーリンデン先生によるものでしょうか?

80年代、イタレリのカタログで多くの完成見本を作製されてましたね。

 

 

壁の裏面は……ハリボテです(苦笑)

気になる方は、プラ板などで裏面も自作しましょう。

イタレリの建物は全部このようなハリボテ構造になっています。

 

 

パーツをランナーから外して仮組してみました。

いかにも欧州の農家の庭先って雰囲気です。

付属のベンチの形がパッケージの完成見本とは違うような気が……

 

タミヤの『ドイツ歩兵 休憩セット』や、エッシーの『ジャーマン キャンプ レストエリア セット』のフィギュアと組み合わせて休憩シーンのジオラマに最適ですね!

 

 

大きな壁面のパーツです。

ドアの真ん中についている動物の顔がお洒落ですね(笑)

よく見ると、ドアの右側に鍵穴もモールドされています。

ところどころ漆喰が剥がれ、レンガの剥き出しになった壁のモールドが素晴らしいです。

 

 

小さいほうの壁面です。

壁の左側がダメージを受けて欠けているので、ジオラマに使う時は周りにガレキを置く必要がありますね!

 

イタレリ1/35のストラクチャーは他にもいくつか所有しているので、また紹介したいと思います。