ハセガワ1/72 アメリカ陸軍『M4A1ハーフトラック

 

ブログ開設以来、ドイツ軍が続いていたので、このあたりで連合軍ものを取り上げたいと思います。

今年の夏、タミヤがM3パーソナルキャリヤーとそのバリエーションの全3種を再販しましたね。

それにちなんで今回は、ハセガワ1/72 『M4A1ハーフトラック』を紹介します。

発売は1973年、ミニボックスシリーズNo7のシリーズ初期のキットです。

1991年にパッケージと説明書がリニューアルされました。

上の写真は旧パッケージのものです。

 

M4A1ハーフトラックは、M2ハーフトラックをベースに81mm迫撃砲M1を装備した自走迫撃砲で、歩兵の火力支援に活躍しました。

搭載している迫撃砲は車体から降ろして地上で射撃することも、車上から射撃することもできました。

しかし、迫撃砲は後ろ向きに搭載されていたため、車上からの射撃の際は、車体後部を目標に向けなければならないという問題もありました。

この問題を改善したのが、タミヤが1/35でキット化しているM21モーターキャリヤーでした。

 

 

M4A1専用のパーツのランナー。

左下にある棒状のパーツが81mm迫撃砲です。

ハセガワらしいシャープなモールドです。

 

 

 

シャーシーとボンネット、運転席などをまとめたランナー。

これは同社のM3A1ハーフトラックと共通ですね。

 

 

 

こちらは足回りのパーツ。

フィギュア5体入りですが、このポーズでは迫撃砲を操作中の

シーンは作れませんね……。

同社のM3A1ハーフトラックと共通です。

 

 

 

キャタピラとデカール、チューブ入り接着剤。

デカール完全に死んでます(悲)

 

 

 

車体に迫撃砲のパーツを取り付ける工程です。

迫撃砲は後ろ向きにしか搭載できないんですね。

「先端にキリなどを使って穴を空けると実感がでます。」

って書いてありますが、いや、危ないです。

普通にピンバイスを使うか、デザインナイフの先端で

グリグリしてやりましょう。

 

 

 

組み立て説明書の最後にはジオラマの完成見本が。

ハセガワも1/35に倣って情景製作を勧めていたみたいですね。

でも、なぜキットのM4A1でなく、M3A1なんだろ?

 

【1973年の社会情勢】

・第4次中東戦争
・第1次オイルショック

・佐藤栄作元総理がノーベル平和賞受賞

・小田野少尉帰還

・長嶋茂雄が、プロ野球から現役引退

・輪島、横綱昇進

・ブルース・リー死去

・ノストラダムスの大予言の出版

・サンリオ「ハローキティ」誕生

 

【1973年の模型情勢】

・「人形改造コンテスト作品集1」発行

・バンダイ1/48電撃機甲師団シリーズ(ヨンパチシリーズ)開始

 

【1973年に発売されたタミヤMMシリーズ】

3月 ドイツ戦車兵セット (MM19)

4月 ドイツ ハノマーク兵員輸送車 (MM20)

5月 ロシア歩兵セット (MM22)

6月 BMW R75 ツェンダップKS750 (MM23)

7月 ロシア フィールドカーGAZ67B (MM21)