ニットー1/76『軍需 装備品セット

 

今回紹介するのは、今は亡きニットー(日東化学)のジオラマ用アクセサリーです。

以前、こちらの記事でフジミ1/76「ジオラマアクセサリー」を紹介しましたが、他の模型メーカーにも同じようなキットがありました。

1970年代、ニットーは「連結ジオラマ」というジオラマセットを販売していて、本キットはそれに付属していたアクセサリーパーツを単品販売したものです。
当時の販売価格は200円でした。
 

ところで戦場と言えば、レンガ、土のう、ドラム缶って、私の世代ではやっぱ『8時だョ!全員集合』の戦場の舞台セットの刷り込みが、かなり激しいと思いますの。

 

 

ドイツ兵6体と37㎜対戦車砲のパーツのランナーが1枚入っています。

右上にある板状のパーツは、フィギュアを立たせるための台座ですが、現在ではかなり問題がありそうですね……(汗)

 

 

片手を挙げた将校のフィギュア、非常に出来がいいです。
「フォイエル!」って声が聞こえてきそうです(←銀河〇〇伝説風)
この頃の将校のフィギュアって「片手上げ」や「指差し」ポーズが多いですよね。

 


手榴弾投擲ポーズはハセガワの「アタックグループ」にもいたような気が(笑)



このMP40を構えて前進するポーズの兵士も「アタックグループ」にいましたよね。



この片膝をついて小銃を構える兵士も……(以下略)




37㎜対戦車砲の操作要員は1人だけでいいのか!?

 

 

37mm対戦車砲、たった5パーツで再現。

小火器はMP40,、MG42、Kar98かな。

 

 

装備品Aのランナーです。

レンガ、ドラム缶、ジェリー缶、土嚢のパーツをまとめてあります。

レンガは大・中・小3種類のセクションと、1個のものが付属。

これらを繋ぎ合せてレンガ壁を作れます。

ドラム缶は左右分割式のパーツで3個作れます。

その下にあるのは弾薬箱です。

左の箱パーツに右のふたをかぶせます。2個入。

ジェリー缶5個入り。

土嚢のパーツは26個入り。

表面がツルツル……(汗) フジミ1/76の方が出来はいいかな?

 

 

こちらは装備品Bのランナーです。

左上の十字のものは対戦車障害物。

実物は鉄骨をクロスさせて作られています。3個入。

下の三角形の枠は対人用障害物です。

実物は木材を組み合わせて作られています。2個入。

左下にある4枚の板を組み合わせて物資集積所を作ります。

ランナーの右側には大小の電柱が3本ずつセットされています。

 

これらの装備品のランナーは、「連結ジオラマシリーズ」で連合軍ものにも入ってました。

 

 

実にシンプルと言うか、素っ気ないニットーの組み立て説明書(笑)

伸ばしランナーで有刺鉄線再現するとか無理。難易度高すぎでしょ!!

 

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フジミ 1/76 ジオラマアクセサリー / レンガ・テント・ドラム缶ほか(発売時期不明)