寺社活 琵琶湖編③ | パーマン三号のブログ

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本日最終日

5:32
【近江神宮】へ到着。
境内は真っ暗ですが、6時には電気がつくみたいです。

駐車場から拝殿までは歩いて5分くらいなので、懐中電燈をつけて行きました。

御祭神は、大化の改新で有名な天智天皇です。

日本最初の水時計でも有名で、近年は百人一首競技かるたが「ちはやふる」などの漫画やまたドラマでも取り上げられました。

火時計と日時計もありました。

というか

水時計は宝物殿のなかなのかむしろわかりませんでした。

拝殿の後ろにはこんもりと黒黒とした宇佐山があります。



6:30
【三井寺(園城寺)】へ到着。
8時開門なので、近くのすき家で朝食をとります。

7:30
再度【三井寺】へ到着。
このころからまた霧のような小雨が降ってきました。

そして

大きな虹が間近にかかっていていました。



虹の足    吉野 弘

雨があがって
雲間から
乾麺みたいに真直な
陽射しがたくさん地上に刺さり
行手に榛名山が見えたころ
山路を登るバスの中で見たのだ、虹の足を。

眼下にひろがる田圃の上に
虹がそっと足を下ろしたのを!
野面にすらりと足を置いて
虹のアーチが軽やかに
すっくと空に立ったのを!
その虹の足の底に
小さな村といくつかの家が
すっぽり抱かれて染められていたのだ。

それなのに
家から飛び出して虹の足にさわろうとする人影は見えない。

―――おーい、君の家が虹の中にあるぞオ
乗客たちは頬を火照らせ
野面に立った虹の足に見とれた。

多分、あれはバスの中の僕らには見えて村の人々には見えないのだ。

そんなこともあるのだろう
他人には見えて
自分には見えない幸福の中で
格別驚きもせず
幸福に生きていることが――。


いつも虹を見るとこの詩を思い出しますが、今日は本当に虹の足元に行けそうなくらい近くに虹が出でました。


龍をみた家内のおかげかなぁ。

三井寺の山門にも綺麗な虹がかかってました。

以後1日中うっすらと写真にも映らないキラキラする小雨が降ってました。

三井寺の本殿裏には、天智天皇・天武天皇・持統天皇の三帝の誕生の際に産湯をつかった霊泉があることから、「御井の寺」という意味で「三井寺」と言われています。

現在もこの霊泉はポコポコと祠の中で湧き出ており、その音を聞くことができます。

確かに音が聴こえました。


また

一切経を納める回転式の巨大な八角輪蔵が備えられています。輪蔵には高麗版一切経が収納。また天井からは、円空仏七体が発見されています。

こちらは動かすことは出来ませんでしたが、かなり大きくて数十人で回したのではないかと思います。


そしてここへのお目当ては…

「園城寺」という千利休が作った花入があります。

これは、利休が秀吉の小田原攻めに同行した時に、伊豆の韮山の竹で作った3作の内の1つです。

「園城寺」という名は、利休の子息である少庵がつけたもので、この花入には、竹に大きな割れが入っていて、この割れの部分が大津の園城寺(三井寺)に伝わる「弁慶の引摺り鐘」に似ていることから少庵がこの名前をつけました。

ありました、その鐘が。

表面はみんなが擦ったせいかつるつるしてました。




実はこの三井寺にはこの鐘とは別の晩鐘があり、それは有料でつくことができます。

もちろんつきました、本日一発目だそうです。


感慨深いです。

9:18
【三尾神社】へ到着。
別称『兎神社』といいます。

手水舎は兎が清めてくれてます。



三尾神社の言い伝えでは、その昔、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)がこの地に降りられ、長等山の地主神となられました。

伊弉諾尊は赤・白・黒の三つの腰帯をつけておられ、お姿が三つの尾を引くのに似ていたので三尾明神と名付けられました。

その三つの腰帯それぞれが神様になりましたが、その中の本神が、太古、卯の年、卯の月、卯の日、卯の刻(朝方)、卯の方(東)より出現されたため、昔からうさぎが神様のお使いとされ、三尾神社のご神紋も「真向きのうさぎ」となっています。



卯年の家内のご機嫌は最高潮です。

10:22
【石山寺】へ到着。


清泉湛える「閼伽井屋(あかいや)」
閼伽(あか)とは水のことで、この閼伽井屋は、石山寺の井戸のことを指します。

本尊の御座の下から水が湧き出ていると伝えられていて、本尊にお供えする水はここから汲まれています。

縄文時代の遺跡「しじみ貝塚碑」
こちらは縄文時代早期の遺跡「石山貝塚」を記念する碑です。石山貝塚からは住居跡や人骨・土器などが出土しています。縄文時代以前の文化に触れるこどできます。

紅葉がとても綺麗でした。




帰り道で珍しいお団子発見。

あげみたらし。

なかなか珍味でした。



11:37
【建部大社】へ到着。
滋賀県大津 瀬田唐橋のたもとに鎮座する日本武尊を祀る近江国一之宮

祭神
日本武尊(やまとたけるのみこと)。

奈良時代に神崎郡建部郷(かんざきぐんたてべごう)から瀬田大野山(所在不明)山頂に遷され、その後、建部氏によって現在地に遷座されました。 

古くから歴代朝廷の尊信が篤く、また武将たちの崇敬も深く集めました。

数ある大社のなかでも建部大社は近江国一之宮、さそがし大きいのかと思いきや、ほどほどの神社でした。

だからこそ親しみやすく愛される神社なのだとわかりました。

灯籠には真向兎が描かれていました。



12:30
【小槻神社(おつき)】へ到着。
ここも兎神社です。

参道にある灯籠には片側に全て真向兎の彫物があります。




真向兎(まむきうさぎ)とは、大きな耳で民の声をよく聞き政治を行うという心構えを表したり火災から建物を守る魔除けの為の守り神さまです。

14:39
【甲賀流忍術屋敷】へ到着。
やはりファリーが多かったですね。

実際に忍者が住んでいた御屋敷です。



屋根裏部屋や落とし穴など数々のカラクリがありました。




これからまだ兎神社へ行く予定だったのですが、時間切れとなりこれを最後に高速へのり自宅へ向かいます。

長々と読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m