枝幸町歌登

「朝倉温泉」

廃止駅が増えてる宗谷本線稚内駅からの帰り道

音威子府駅からこちらの温泉へ。
 
旅館の開業は昭和54年(1979年)開業と
新しいけれど温泉の発見は
開拓した朝倉福市さんによって
大正末期に発見され、
その後昭和8年(1933年)に涌き出た温泉を
札幌に持って行き分析してもらい
開業までは自家用と近隣住民で使用。
なんとも贅沢な〜
 
のちの昭和54年に「民宿朝倉温泉」として
営業開始。
 
昭和54年当時と言えば、国鉄が
美深駅から北見枝幸駅までの「美幸線」が計画されていた時代。
 
国鉄時代に美深駅→21km仁宇布駅
→57km北見枝幸駅までの計画で
北見枝幸まで工事を行っていたが
昭和39年(1964年)に仁宇布まで運行。
 
残りの建設中の鉄路は昭和60年(1985年)に廃止
となった路線で
建設中の「歌登駅などで使われたレール」はのちに
昭和63年(1983年)に開通する「青函トンネル」に利用された。
(鉄道話になると長くなるのである)

 

とそんなに山奥にある温泉である。
 
全国でも珍しい天然炭酸泉。
北海道ではこちらと
■蘭越町   混浴 黄金温泉訪問の記事
■上ノ国町   国民温泉保養センター(まだ記事書けてません)
■歌登町   朝倉温泉訪問の記事
などがある。

温泉は源泉温度が11.7度と低いので
熱交換で加温されているが自然涌出する、
源泉掛け流し、加水、循環、塩素消毒なしの湯
 
写真のように内湯1つと
温度12度源泉の湯1つ
しかない湯船である。
 
ちなみに女風呂には源泉の湯はなく男湯のみ。
 
現在の湯主は2代目。
毎日の湯抜き掃除と、温泉を2時間かけて溜め
3時間かけて熱交換で温めている。
なので日帰り受付は 
土日の16時からのみ受付。
 
16時に行くと新鮮な炭酸泉のシュワシュワ感が味わえるのである。
場所はこちらの
「うたのぼりグリーンパークホテル」の看板を
山の方に入ります。
限られた温泉を有効活用し、循環、塩素消毒されている
さらに奥に進むと
目的地である朝倉温泉へ
グリーンパークホテルの温泉はこちらの源泉から引かれており、源泉は民宿よりさらに200mほど奥にある。
宿の前に車を停め玄関より中へ。
日帰り入浴は土日の16時から21時のみ
中は二重になっており、下駄箱に靴を収納
さらに中に入ると正面に鹿の剥製。
 
鹿の剥製はグラサンしてコロナ対策でマスクまでしているのでシカたない(笑)
入って右側にある受付で入浴料500円を支払います。
ジャンボジェット機の模型を通り過ぎ
休憩室の奥に男女別の温泉入り口が見えます。
朝倉福市さん宛ての昭和8年8月17日の温泉分析表
男女別の温泉入り口。
狸の置物も待ち構えている。
休憩室には壊れたビールの自販機と昭和のアンマ機、雑誌など
トイレは休憩室の右奥にあります。
脱衣場、貴重品ロッカー、ヘアードライヤーはなし
コンセントはありました。
温泉分析表
二酸化炭素の量が2198mg/kgもある。
 
加温の理由
泉温が11.7℃のため入浴に適した温度を保つよう加温しております。
温泉入り口には、湯の温度計とサウナのスイッチ
熱交換された湯は43.6度
源泉の温泉は11.9度でした。
サウナ現在は使用できません
サウナの所には飲用にコップと蛇口が付いており
天然サイダーのような源泉を飲むことができる。
全身にまとわりつく大量の気泡。
シンフロ〜
洗い場は3つ
 
次回は夏に訪れて
源泉、無料のうたのぼりふれあいの森キャンプ場 に泊まり、近くのペンケナイ川で釣りでもしたいもんである。

2023年追記
紋別流氷見学の帰り
令和5年(2023年)2月11日に寄る前に電話しましたが
電話にでんわ〜(笑)
現在使われていませんのメッセージ
相変わらず土日のみ営業していました。

住所: 枝幸町歌登辺毛内4381-2(健康回復村内)

電話番号:0163-68-2345

電話は2023年現在使われていません

平成23年の温泉分析表

源泉名 朝倉温泉

泉質:含二酸化炭素-ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉(弱酸性低張性冷鉱泉)

(旧泉質名 含炭酸・土類-重曹泉)

泉温:12.7℃ 自然湧出  

ph5.9 成分総計:3.719g/kg

温泉:内湯1、源泉内湯1
入浴料:500円 、土日16時から21時のみ

部屋数:

駐車場:宿の前にあり
HP
なし