島牧郡島牧村
「ちはせ川温泉旅館」
 
島牧村には
・ちはせ川温泉
・モッタ海岸温泉
(そのうち書きます)
以上アメマスパック加盟店
 
・高島旅館(岩内町)に移転
・泊川河鹿の湯
・金華湯
 
などがあります。
 
ちはせ川温泉は
アメマスダービー受付店の喫茶「かりんぱ」島牧村千走地区より千走川沿いを山に6㎞入った所に温泉宿がある。

携帯は圏外、テレビの電波も届かないまさに秘境。
現在の平屋建物は昭和56年(1981年)に建てられた。
温泉は、源泉掛け流し、加水、循環ろ過、塩素消毒なしの温泉。
 
手書き〜
 
千走川温泉の歴史
・明治4年(1871年)温泉が発見される
・明治18年(1885年)温泉施設が作られ開湯
 
 その後しばらく放置される
 
 昭和に入り下記のように
    長谷川昇さん、キヌさんご夫婦によって再開された。

昭和50年(1975年)4月23日付けの毎日新聞の記事より
 
昭和17年ころ、道庁職員だった長谷(ながや)昇さんは、山調査でこの温泉を見つけ
山ひとつを買い取り昭和44年(1969年)にボーリングし温泉風呂を作り、余熱を利用しヤマベ養殖所を設け、電気、冷蔵庫、テレビもない生活で写真のビニールハウスが大人3人ほどが入れる露天風呂などを作り生活を始める。
 
息子である、現湯主の長谷一彦さんは、ここの温泉から町にある小学校まで毎日8kmの道を往復したそう。
 
今では息子さんの長谷一彦さんが札幌で会社勉めをしていたが退職し、24年前から島牧に戻り宿を引き継いでいます。
 
奥様、子供たちと一緒に住んでいましが、お子さんも成長し独立、奥様は札幌時代に住んでいた自宅に戻り、長谷さん1人と2代目のわんこハヤテ君と一緒に暮らしている。
宿の外では2代目、温泉犬の「ハヤト君」がお出迎え
1代目、温泉犬の「テツ君」
看板も新しくされ
ちはせ川温泉から
「千走川温泉」と漢字表記に変わっている。
過去の看板
「ちはせ川温泉旅館」
玄関から中に入ります
靴は下駄箱へ
右側の壁と風呂場前の壁には釣り関係の写真が飾られています。
 
日帰り入浴は写真左側が厨房となっているのでこちらで入浴料500円を支払います。
 
今日は宿泊なので部屋へ移動。
ピカピカに磨かれた長い廊下の左右に部屋はあります。
食事は部屋食でなく、宿泊とは別な個室に用意されている。
宿泊した和室部屋(和室しかありません)
冷蔵庫は休憩所となりに共有があるのでそちらを使うと良いでしょう。
 
写真中央にはガムテープ
カメムシ対策用に置いてある(笑)
布団は自分で敷いてくださいね
部屋には冷凍庫がないので
共有冷凍庫を利用。
まぁ冬期間は外が天然冷凍庫になるけど
温泉分析表
夕食前に温泉に向かう。
休憩所はこちらとなっています。
温泉に向かう右側の壁には
アメマスダービーで来湯した
著名人達の色紙が飾られている。
 
ちはせ川温泉、宮内温泉、モッタ海岸温泉で「アメマスパック」と言う閑散期の冬に格安の5500円で宿泊できるパックがありましたが、現在は廃止。
こちらは故テツ西山(西山徹)さんのサイン色紙
1998年のサイン。
 
お会いした事はありませんが、数多くの著者があり、タカトンビも一部の本を持っているのである。

食道癌で2001年3月2日没  享年52歳

まだ若すぎる死であった。
男女別の温泉入り口
インバウンド効果なのか
Onsenとローマ字表記。
脱衣場
ヘアードライヤーはありません(笑)
 
湯は内湯1、露天風呂1の質素な湯
内湯、こんこんと長い間流れ出た温泉生物の湯が蓄積された床、すごい結晶となっている。
 
マイ  ケロリン桶、あひる隊長、ぞうさんじょうろを並べる
どうです?この床
温泉はこちらから注入され
露天風呂側からオーバーフローされている
カランは4ヶ所
シャンプー等の備品は揃っています。
露天風呂
湯温が低いので冬期間はクローズ
とある日釣り仲間と立ち寄り3人で
シンフロ〜
今日の夕食
焼き魚  モンケ
焼き物   ホタテ、ツブ、白貝
天ぷら 海老、舞茸、ピーマン、ナス
鍋 海老、えのき茸、舞茸
 
焼き魚モンケとは地元島牧での呼び名であり正式名称はハツメと呼ばれている。
毎年秋ホッケ釣り時期に釣り仲間とこちらに泊まりビールサーバーを持ち込み、長谷さんと一緒に飲んだのも懐かしい思い出である。
夕食後、余った食材で部屋で宴会するのもよし
(勝手にわがまま言って運んだ)
残ったご飯でおにぎりまで作ってくれた
長谷さんありがとう〜
翌朝の朝食
サラダ、豆腐の上にきのこ、漬け物、ニシン焼き、だし巻き卵、梅干し、キューイ
 
釣りのため早朝出発の時は、おにぎりとこちらの食材が入ったお弁当を作ってくれた。
いつからだったかなぁ?
とある時から電波は届かないのでケーブルテレビが付き
その後Wi-Fiも設置になり、ハイテクの波が、ちはせ川温泉旅館に押し寄せたのである。
 
携帯電話は、今だに繋がってはいません。
 
住所:北海道島牧郡島牧村江ノ島

電話番号:0136-74-5409

泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(中性低調性温泉)旧温泉名 含食塩-重曹泉

泉温:39.2 ℃、  湧出量  27L/分  動力

pH 6.6 成分総計:5.416g/kg
温泉:内湯1、露天1(冬期不可)
入浴料:500円  10:00~15:00

部屋数:和室15室(収容人数70名)

駐車場:宿の前
HP

なし

地図

https://maps.app.goo.gl/EL6FTWPxXi6NKLx86

 

 

 
令和5年(2023年)12月追記
令和5年(2023年)秋からしばらくの間臨時休業となってしまいました。
 
長谷さん、療養して復活お待ちしてますね。
 
令和6年春追記
長谷一彦さん令和5年(2023年)12月17日享年77歳で亡くなりました。
今まで長いことお世話になりありがとうございました。
 
ご親族の奥様は札幌在住、娘さんも島牧にはいなくちはせ川温泉は「臨時休業」となってしまいました。
 
 
 
勝手に島牧観光大使

島牧村

人口1,500人の村。
最盛期の1950年台には5,500人。
 
日本一の面積を有するブナの原生林。
日本一の高さの茂津多灯台、日本の滝百選賀老の滝、日本の渚百選の江ノ島海岸などの名所がある。
 
登山では狩場山 標高1,520m
高山植物が豊富な大平山 標高1,191m
がある。
 
ちはせ川温泉旅館の上流域には
賀老高原キャンプ場、ドラゴンウォーター、賀老の滝、日本一面積のブナ林、狩場山登山口がある。
「賀老高原キャンプ場」無料
 
近隣は熊の聖地、生ゴミなどの処理には気をつけましょう。
 
写真右に写っている「黄色いリュック」の看板
 
寿都町のお寺住職が山菜採りに入り行方不明になり数年間見つからなかったみたいですが、昨年見つかったような話聞いたのですが、その後どうしたのかな?
 
気をつけましょう。
 
林道を上に登ると
「ドラゴンウォーター」
 
炭酸水が湧いている場所があります。
 


「賀老の滝」

手には「熊スプレー」と熊避け鈴持参で「賀老の滝」に行って来ました。


遊歩道から「賀老の滝」

普通は下り20分登り30分だそうですが
合計90分位掛かってしまいました。
 
千走川は河口から賀老の滝までが禁漁河川。
滝は幅35m、高低差70m あり、海から遡上した魚はこちらでロックされる。
 
この滝より上流域は禁漁河川が解除される。
賀老の滝に向かう入口の看板
 
賀老の滝上流域の河川、イワナが釣れました。
 
狩場山登山口
2016年7月
今金出身の栗城史多さんと友人の狩場山登山を見送り〜
行ってらっしゃ〜い。
賀老高原周辺の案内図
狩場山登山口の手前はブナ林の原生林となっている。
 
山から島牧村の町へ向かう途中には
ちはせ川温泉から宮内温泉に向かう林道があり
ここから金華湯へ行けるが、タカトンビはまだ行った事がない。
片道20km以上徒歩の道のりである。
 
禁漁河川千走川には
「さけます孵化場」があり、ここから養殖されたサクラマスの稚魚ヤマメが積丹あたりの魚組に販売されているそう。
 
喫茶と食事「かりんぱ」
アメマスダービーの受付場所となっている。
島牧道の駅「よってけ島牧」
5月〜11月 月1回土曜日には軽トラ市が開催され地元の野菜や果物、海産物などを軽トラに乗せて販売されている。
ネイチャーイン島牧「島牧ユースホステル」
昭和48年(1973年)開業
 
平成5年(1993年)の北海道南西沖地震による津波で全壊したが平成7年(1995年)に建て直された。
 
今では息子さんで木工作家の吉澤俊輔さんが、こちらの敷地で「小さな町の小さなマルシェ」などを開催している。
 
自給自足などを行い、電気は風力と太陽光発電
「江ノ島海岸」
「本目海岸」
などがアメマスダービーの釣り場
本目海岸にあった「コベチャナイ食堂」
釣り時期泊まらせてもらい長谷川さんにお世話になったなぁ〜
懐かしい〜
 
せたな方面に向かうと
島牧村「千走寺」
となり町せたな町
「茂津多岬灯台(もったみさきとうだい)」
標高282m 日本で一番高い所にある灯台。
昭和12年(1937年)に建築。
 
この灯台の灯りは23.5海里(43.5km)
まで届き遠くは奥尻島からもこちらの灯りが見える。